いますぐ書け、の文章法
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」に続き、”文章を書くこと”についての本を読みました。
堀井憲一郎さんの著書「いますぐ書け、の文書法」です。
文章を書くに際のマインドを中心に、プロライターの視点から書かれたとても読みやすい良書と感じましたので、ご紹介いたします。
◆本書を読んで得られたこと
本書を読み終え、主に以下の2点を学べました。
1.いますぐ書け、マインド
2.細かい文章術
以下、それぞれ見ていきます。
1.いますぐ書け、マインド
体育会系なタイトルにもあるように、文章を上手く書けるようになるには、
✓ いい文書をとにかく読め(暗誦するくらいに)
✓ とにかく書け
というのが、本書の結論のひとつです。
文章を書きあげていく過程での、悩み、疑問、気づき、発見などは、実際に書かないと経験できないものです。
その意味で、文章を書くのは、スポーツと同じであるといいます。
なんだ、スポーツ根性論の文章術の本か、、、
と思われるかもしれませんが、本書では「いきなり書く」にあたり、どのような点に気をつけて書くべきかが説明されています。
✓ 文章を書く準備として一番大事な意識:
文章を書くときに、大事なのは”誰かに向かって書いているか”を明確に意識すること
✓ 何について書くのか、の発想の仕方:
文章は、人を変えるために書かないと意味がない
このように、「書く」にあたって意識すべきポイントが本書には随所に散りばめられています。
2.細かい文章術
本書は文書術のマニュアル本ではありません。
しかし、随所に「なるほど!」と思う記載がありましたので、簡単にまとめておきます。
・読者がどちらの音で読めばいいか迷うような漢字は使わない。
・一人称と、文末の”思う”は、取れる限り取ったほうがいい。
・一人称は、特に文章の冒頭に持ってくるべきではない。
・まず結論、そのあと経緯の説明。時系列で書かない。
・読み手の立場になって書く。(×書き手の都合)
・落ち着いて書くな。
本書を読み終え、文章を書くにあたってのマインドなどをよく学べました。
本書に少しでもご興味を持たれた方は、是非ご一読ください。
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