人間の動きは不安定

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動物を観ているとすごいなーと思うことがありますよね。
チーターは時速120kmで走ることができます地球上1番速い動物です。誰もが凄いと思う速さですが、漠然と凄いと思うだけではなく、比較するとさらに凄さがわかります。
人間が作る車でさえ軽自動車やダンプトラックなど少し坂道なだけでも120kmはでないのです。
人間が作るエンジンより凄いのです。
次に体型を観てみましょう。
スポーツ科学では人間が速く走るためには太ももの筋肉の発達が必要です。
マラソンの選手より100m走の選手の方が皆足が太いのでこのことは間違いないでしょう。
ですがチーターをはじめ動物のほとんどが人間より足は細いのです。
プログホーンという鹿に似た動物は2番目に速く時速90kmで走れます。速く走れる理由として心臓や肺の大きさにあると言われています。心臓や肺が大きいことにより運動の負荷にも耐え高出力を出せるのです。

ここで人間と動物の違いについて比較してみましょう。
私が観察する中で気づいたことは、動物はその種の中でほぼ皆が同じ動きをするということです。
チーターは皆同じフォームで走ります、誰に教わる訳でもなく皆同じフォームで走ります、多少の差はあれど皆同じ速さで走れます。これはなぜ皆が同じになるのでしょうか?人間は逆に教えなければフォームは人それぞれバラバラで人は走力にかなりの差があります。
この比較により、速く走ったり運動によりよい結果をもたらすのは1番効率のよいフォーム、無駄のない動きをするということがわかります。
動物が皆それができるのは動物は決まった方向にしか関節が動かなかったり、4足歩行の体型なので体幹ははじめから安定していたりするからです。
逆に人間は足首も膝も股関節もお腹も手首も肘も肩も首も、他方向に動きます。
なので、人間は不安定なのです。私達人間は自分ではグニャグニャとは思っていませんが動物からすればグニャグニャです。
2足歩行なので安定性もありません。
グニャグニャなので誰もが運動で毎回同じ安定した結果を出せないのです。
運動の結果に筋力も関係はありますが、科学的に効率のよい角度に体を毎回動かせるようになるだけで運動の結果はグンと伸びます。

そして体型もそうです、人間は太っている人、痩せている人、身長の差も大きいですが動物は同じ種はほぼ同じ体型、同じ大きさをしています。
それは、自然界では弱い者は淘汰されていくからです。弱い者から食べられ、弱い者は皆死んでしまいます。
生きていくのに効率の良い、動きに無駄のない動きをできる者しか生き残れないのです。
その結果、生き残った者は皆同じ体型で同じ動きなのです。

ですが、人間は弱い者も社会に守られ生きて行けます。なので動物と違って、同じ人間という種でありながら強い人と弱い人の差が大きいし、色んなタイプの人がいるのです。

私達人間は生きていく中で多く感じるストレスの1つは他者との比較にあります。
ですが、上記に述べた様に人間は、体がグニャグニャなうえに個々の知能の差も大きいので常に他者と比較すると常に劣等感を感じストレスを感じるのです。

さらに厄介なのが、人間も群れの動物ということです。
人間意外の動物は群れで移動している時にぶつかり合うことはありません。
リーダーがしっかり決まっているということも理由の1つですが、体型や運動能力に差がないからぶつからずに群れで移動できるのです。

ですが人間が同じ様に移動したらすぐに隣同士ぶつかり合います。
このぶつかりが私達が集団生活で感じるストレスなのです。
でも、これは私達人間がグニャグニャに動ける構造を持っているから防ぎ様がないのです。

では集団生活の中でどうすればストレスを感じなくなるでしょうか?
リーダーになればストレスはないでしょうか?
リーダーになれば移動時にぶつかることはありませんが、リーダーというのは常に他者から狙われる存在です。
小さな小競り合いのストレスはありませんが大きな争いのストレスと常に直面しています。
群れの一員だと常に小さなぶつかりが起きます、これを防ぐには皆でぶつからない練習を繰り返さなければなりません。軍隊の行進のような訓練を繰り返せばぶつかることは少なくなるでしょう。でもそれを常日頃訓練し続けるのは非現実的でしょう。
ならばどうすればよいのでしょうか?
自分が苦しみたくなければ、なるべく皆にレベルを合わせるか、もしくは自分のレベルをあげるかです。
レベルがあがり強くなれば集団でのぶつかり合いに負けることも少なくなりストレスは減ります。
常に回りに合わせて生きていくのも1つの手段です。
レベルをあげるのも実はそこまで難しくないことなのです。
ここに書き述べたのでこれが広まれば変わってくるかもしれませんが、私達人間がグニャグニャだと認識している人はどれ程いるでしょうか?あなたの属している集団にその認識がある人はいるでしょうか?
効率の良い角度を見つけその角度に体を動かせるようにするだけで、筋力も必要なくあなたのレベルはかなりあがり、他者と差を簡単につけることができます。
これは運動だけでなく、知能的にもそうです。運動よりも知能はさらに個人差が激しいのです、差が激しいということは努力次第で簡単に相手を上回れる可能性があるということです。

長くなりましたが今回のお話のまとめ。
①動物は同じ動きしかできないから無駄な動きがなく良い運動結果をだせる。そして皆が同じ体型同じ動きなのでその種の中での個体差がほぼない。

②人間は動きも能ミソも全てがグニャグニャ。グニャグニャだから進化はできるけど、固定を意識しないと結果を出せないのです。
でも人間が動物に唯一勝っている所はこのグニャグニャなのです。
動物は固定されているので自ら進化することができません。突然変異でしか進化ができませんが、人間はグニャグニャなので常に自ら突然変異を起こすことができるのです。
グニャグニャだからこそ起きる偶然体験を認識し、それを自ら再び再現できれば進化できるのです。
すなわち、結果を出すためには動きのフォームを固定して効率の良い動きをすること、進化したければグニャグニャして新しい発見に出会うこと、そしてその発見を再現できるようになることです。
動物の良さのフォームの固定、人間の良さのグニャグニャだからこそ起きる発見、この2つを使い分け行動すればあなたの能力はどれだけあがることでしょうか?
ぜひ意識してやってみてください。

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動物と人間の違い 大月友友

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