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パパと子供の冒険物語~ウンチは人気者第1話 オーストラリア編

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冒険家・大月力によるミックスノンフィクション冒険小説。

ぜひ親子で読んでもらいたいミックスノンフィクション小説『パパと子供の冒険物語~ウンチは人気者』。

この冒険物語を読んだら親子の接し方、そして子供の未来が変わりますよ♪
子供の冒険心は鳥でいう所の羽です。
でもその羽をほとんどの親や先生は飛んだら「怪我するかもしれないよ」と羽を飛べないように縛りつけてしまいます。
飛べない鳥は果たして安全なのでしょうか?
飛べなければ自分で怪我をすることがなくなりますが、飛べないといつの日か周りは敵だらけになり将来的には社会生活の中で攻撃され心が傷つく確率が飛べる場合よりも断然確率が上がってしまいます。
羽を縛るのは親や先生が管理をしやすくするためだけです。
あなたは子供の羽を縛りますか?
残念ながらこの羽は大人になるにつれ消えていってしまいます。
この羽でどれだけ羽ばたいたかによって子供の地力が決まります。
子供の頃にどれだけ飛び回ったかによって未来は変わります。
この羽が消える前に子供と一緒に冒険に出発しよう♪
一緒に冒険することで、親は子にとって最強のアイテムになれますよ♪
最強のアイテムになれたらいつだって子を守ることができます♪
さあ、冒険へレッツゴー♪

子育てにお悩みの方、学校があわない子供達、イジメにあっている子供たちの人生が変わります。
ぜひ親子で読んでみてね。


パパと子供の冒険物語〜ウンチは人気者

パパと子供の冒険物語~ウンチは人気者 第1話 ウンチは人気者

冒険物語第1話 ウンチは人気者 オーストラリア編

僕:「ねぇパパ、僕は勉強するのも好きだけど君は違うことをしているって先生によく怒られるんだ。」
「上手に描けたと思った絵も褒めてもらえないんだ、、」

パパ:「友太郎はなんで違うことをしているの?」

僕:「だってね、先生が描きなさいって言った物より輝けると思ったんだもん。」

パパ:「で、何を描いたんだい?」

僕:「えーっとね、馬のウンチにハエがいっぱい寄って来ていて、その横に犬も山羊もウンチをしていて、そのウンチにもいっぱいハエが寄って来ているの♪違う虫もだんだんいっぱい寄って来るんだよ♪砂浜だったからヤドカリもウンチに寄って来ているんだ♪」

パパ:「それは面白いね♪」
「でもさ、友太郎はなんでウンチの絵が輝いているって思ったの?」

僕:「それはね、ウンチってしたらハエさんとか虫さんがすぐに集まってくるでしょ♪それだけ魅力的なんだなぁーって思ったんだ♪僕がみんなに集まってーっと言ってもあんなにたくさん集まってくれないよ。だから輝いてると思ったんだ♪」

パパ:「そうだね♪あんなにたくさんの虫さんがすぐに集まってくるんだもんね♪すごい魅力だね♪友太郎の話を聞いてパパもウンチが輝いて見えてきたよ♪」

僕:「でしょ♪なのに先生はなんで怒ったんだろうね?」

パパ:「そうだね。パパもこのウンチは輝いて見えるけど先生はたくさんの生徒と接しているでしょ。だから効率良く評価するために評価のテンプレートを1つか2つ位しか用意していないんだよ。それに当てはまらないことをしたらどれだけ素晴らしくても評価はしてくれないんだ。」

僕:「えっ!じゃあ決められたことだけやらないといけないってこと?そんなのつまらないよ、、」

パパ:「そうだね、つまらないけど殆どの先生や学校、そして大人達は自分が効率よく理解できるようにと、以前に得た価値観だけで作った1つや2つだけしかテンプレートを用意しないんだよ。」

僕:「えー、そんなの面白くないよ。」
「でもなんで新しいことをしたら怒られるの?新しいことは面白いのに♪」

パパ:「大人はね新しいことをするのが怖いんだよ。新しいことは結果がどうなるか解らないから怖いんだ。大人は何かあったら責任をとらないといけないから何が起きるか解らない新しいことを受け入れたがらないんだ。」

僕:「へぇーー、つまらないね。そんなのはもう何回も見たアニメを見てる感じでしょ?結果が解ってるアニメなんか面白くないよ。」

パパ:「そうだね、結果が解っている物は面白くないよね。結果がどうなるか解らないから興味が湧くんだよね。その興味で知りたくなって勉強をしたくなるし、冒険もしたくなるんだよね♪」

僕:「うん♪だから勉強するのも楽しいし、冒険もしてみたいんだ♪」
「でも、先生は冒険をしようとしたらすぐダメって言うでしょ。」

パパ:「そうだね。怪我をしたり大変なことになっては困るからダメって言う人が多いけど、危険と怖いは違うんだけどね。」
「危険というのはね、物理的に危害が加わる可能性が高いことを言うんだよね。だから危険なことはしたらいけないけど、怖いは危険とは違うんだよね。」
「怖いっていうのは、感情なんだよね。人それぞれ感覚が違うから、人それぞれ怖いことと、怖くないことが違うよね。ダメと言う人はいるけれど怖くないことはホントはスムーズに行えるよね。」
「でも、怖くないの?怖いからやめときなさいと言われてやらなかったら、できることもできなくなっちゃうよね。」
「だから怖いかどうかで判断するのじゃなくて危険かどうかで判断するといいんだよ♪」
「あとね、危険なことでも準備をしっかりすれば達成できる確率は上がって、それを突き詰めれば危険ではなくなるんだよ。事前に下調べをしっかりして、必要な道具は全部揃えて、予備もしっかり用意して、練習も重ねれば最初は危険だったことでも危険ではなくなるんだよ。」
「冒険はね、ホントは危険なことを行うのではなくて、未知の体験をするってことなんだよ。そしてね、冒険は未知の体験を安全に行うために下準備をすることから既に始まっているんだよ。」

「友太郎が2歳の時からパパと一緒にしているパルクールもさ、初めて見た人は危険とか怖くないの?って言うけど、友太郎はこれまで1回も怪我をしたことがないでしょ♪もう2mの木の上から宙返りをするのに。それはね、その時々のレベルや体調に合わせて0.1ずつ強度をあげていってしっかり準備をしているから2mから宙返りをしても全く危険じゃなくなれたんだよ♪」


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僕:「そうなんだねー♪だからパルクールをするのって楽しいんだね♪僕さできない技を何回も何回も練習してできるようになるのが楽しいんだー♪簡単にできる技より、すぐにはできない難しい技の方が楽しいんだ♪それは未知の体験だからだね♪」
「ねぇ、パパは冒険したことある??」

パパ:「うん♪あるよ♪友太郎が産まれてからは大きな冒険はしていないけど、友太郎が産まれる前はたくさんしたよ♪」

僕:「へぇー♪そうなんだねー♪」
「どんな冒険をしたの??」

パパ:「パパは面白い冒険をいっぱいしたんだ♪」
「ゴミ拾いをしながら北海道から沖縄まで野宿をしながら歩いたりとか♪」

大月力


「缶で作った竹馬の缶ポックリでロンドンからマンチェスターまで缶ポックリで歩いて、ゴールするまでの300km16日間ご飯を食べないで断食して、寝る時は野宿して、そうして浮かせることのできた食費とホテル代をマンチェスターにある地雷を撤去するグループに寄付したり♪」

大月力 缶ぽっくり
大月力


「中に入ってハイハイしたら進めるキャタピラーを作ってその外側にパパが考えたハートのカタツムリのラブでんでん君を付けて、道にハートをスタンプしてるイメージで沖縄本島を南北150kmをハイハイしながらキャタピラーを回して縦断して愛の道を作ったりね♪」

ラブでんでん君


僕:「ハイハイってしんどくないの?」


パパ:「そりゃしんどいさ♪」

「だって頑張って1時間で500メートルしか進まないんだよ笑」


僕:パパ:「あはは♪」

パパ:「冒険はつらい時もあるけどね、パパ冒険が好きだから他にも冒険はいっぱいしたよ♪」

僕:「えーー♪いいなぁ♪僕もパパみたいに冒険したいなぁ♪」

パパ:「友太郎もすればいいさぁー♪」

僕:「でも、そんな遠くまでいけないでしょ?」

パパ:「近くでも冒険はできるよ♪近くでもまだ気づいていない未知の体験はいっぱいあるんだよ♪」

僕:「じゃあなんでパパは外国で冒険したの??」

パパ:「えっ?そうだねー、、行って見たかったからかな笑」

僕:「じゃあ僕も外国で冒険してみたい!」

パパ:「でも友太郎は学校があるでしょ。」

僕:「なんで学校って行かないといけないの?」

パパ:「それは勉強していろんなことを知って大人になった時に1人で生きていけるためと、道路や病院や道具とかは勉強しないと作れないんだよ。それをみんなが使っているよね。みんなが勉強を頑張っているから人間の作った社会があるんだよ♪勉強をするのは自分のためでもあるし、みんなのためでもあるんだ♪」
「だから勉強はしたほうがいいんだよー♪みんなのためにもね♪」
「それに勉強は未知なことを知ることができるから勉強も冒険だよ♪」

僕:「へぇー♪そうなんだねー♪だから僕は勉強するのも楽しく感じるんだね♪でもさ、なんで学校という場所で勉強しないといけないの?」

パパ:「そうだね、勉強は学校じゃなくてもできるけど学校に行かなかったら社会生活が身につかないでしょ?」
「人と接するのが苦手だと、社会の中で生きづらくなるからね。だから学校に行ってたくさんの人と接する方がいいんだよ♪」
「人間の社会もね弱肉強食だから生きていくためにはある程度強くないといけないんだよ。学校に行くと友達と競い合ったり、ケンカをしたり小競り合ったりしちゃうでしょ。でもそれはダメなことじゃなくて、そうすることによって自然と強さを身につけられるんだよ。」

僕:「へぇー、じゃあケンカをしてもいいの?」

パパ:「無意味に相手を傷つけようとするのはダメだよ。でも、何かを守ろうとして戦うことは大切だよ。」

僕:「守るって何を??」

パパ:「自分を守るためや、友達を守るためとかね。」
僕:「暴力で守ってもいいの?」

パパ:「自分からいきなり暴力で解決しようとするのはダメだよ。でも暴力を振るわれて暴力で返さないと守れないんだったら暴力で返さないといけない時もあるかもしれないね。」
「でも相手が傷つく暴力はいけないよ。」

僕:「じゃあどうしたらいいの??」

パパ:「相手の動きを止めるんだ。攻撃するのではなく、相手の動きを止めるようにするんだ。」
「相手が動けなくなるけど傷つきはしない技にして相手も守ってあげるんだ。」

僕:「えっ!相手も守るの??敵なのに?」

パパ:「そうだよ♪敵も守るんだよ♪」
「本当に強い人は敵も守れる。」
「パパね、さっき言ったことは少し間違えた、、暴力には暴力で返さないといけない時もあるって言ったけど、自分が強ければ暴力を振るわれても相手を傷つけずに抑え込むことができるよね。そのためには自分が強くないといけないんだよ。」

僕:「だから普段からトレーニングをするの?」

パパ:「そうだよ♪トレーニングを積み重ねたら強くなれるでしょ。」

僕:「そうだね♪」

「あっ!」

「とっても強よそうな奴に向かって行く人はめったにいないから本当に強くなれば戦わないでも勝てるね♪」

パパ:「そう♪本当に強くなれば敵だって傷つけずに守ってあげることができるんだよ♪」

僕:「うわぁ♪僕そんな強い人になりたい!!」

「そうだ!」

「ねぇねぇパパ!僕、頭でスイカを割れるようになりたい!」

パパ:「え?なんで?急に?笑」

僕:「だって頭でスイカを割ったら強そうでしょ!暴力を振るってきそうな子がいたら凄い迫力を出して頭でスイカを割るんだ!そしたらこんな奴に勝てないやーって逃げて行くでしょ♪」

パパ:「おお!!それは凄い技だね♪しかもさ、逃げて行こうとしてる敵にさ「待って!スイカ一緒に食べよう♪」って言ってあげることができるさ♪」

僕:「うん!そうしたら敵も友達になれるね♪」

パパ:「おぉ♪それは素晴らしい♪」
「でもさ、スイカはどこから持ってくるの?」

僕:「そりゃランドセルにいれておくさ♪」

パパ:「ランドセルを開けたらいつもスイカが入っているの??」

僕:「うん!そうする♪」

パパ:「でも時々新しいのに変えないと腐って頭で割った時に頭が腐った臭いになるよ笑」

僕:「あはは♪じゃあ臭くて相手は逃げていくね!」

「あれ?じゃあ弱くても臭かったら戦わなくてすむじゃん♪」

パパ:「そうだね!逃げては行くね笑」
「でも、友達にはなれないさーね。臭い奴の隣にはいたくはないでしょ笑」

僕:「ホントだ、、負けないかもだけど友達にはなれないね、それはダメだね。」
「じゃあパパ、腐らないようにランドセルに冷蔵庫を付けて♪」

パパ:「えっ!笑」
「付けてあげてもいいけど重くなるよ!とっても笑」
「きっと背負えないほど重くなるよ笑」
「バッテリーも積まないといけないしね笑」

僕:「うん!それでもいいよ♪冷蔵庫付きランドセルってカッコイイじゃん!!」

パパ:「そうだね!冷蔵庫付きランドセルカッコイイね!!」
「よし友太郎、今日はもう遅いから寝よう♪おやすみ友太郎♪」

僕:「おやすみパパ♪」

――ニワトリが何回か鳴いて数日が経ちました――

僕:「ねぇパパ♪僕さ考えたんだけどね、やっぱりランドセルに冷蔵庫をつけたいんだ!」

パパ:「おおおお!」

僕:「でもさ、重くて背負えないかもしれないから、背負えるようにトレーニングしたいんだ!」
「でね、冒険もやっぱりしたいんだ!」
「勉強もするし社会生活も身につけるからパパ一緒に冒険に行こうよ!」

パパ:「冒険しながらどうやって勉強するんだい?冒険したら体験という勉強はできるけど算数とか国語とかはできないでしょ?」

僕:「算数も国語も勉強できる冒険の方法をみつけたんだ♪」

パパ:「どんな方法なんだい?」

僕:「冒険に勉強机を持っていくの♪」

パパ:「ほう♪」

僕:「それでね、道で勉強して1つ何か覚えられたら電柱を1つ前に進むの♪でね、次の日の朝ね復習して忘れていたらその数だけ電柱を戻るの♪」

パパ:「え!!じゃあさ、1日で10個覚えたとしたら電柱10本分前に進めるけど、次の日に2個しか覚えていなかったら8本戻るってこと?」

僕:「うん!そうだよ♪体力つきそうでしょ♪」

パパ:「えーーー!それじゃあ中々前に進まないじゃん!」

僕:「うん!これだとずっと冒険していられるでょ♪」

パパ:「うーん。確かに人生は3歩進んだのに5歩ぐらい後退してしまったり、でも諦めずに努力を続けていたらまた前に進んで行けて、このことは確かに人生で1番重要なことだしね!」

僕:「違うよ人生で1番重要なのは頭でスイカを割ることだよ!」

パパ:「あはは♪スイカも重要だね!笑」

「パパはスイカが食べたくなってきたや♪」

僕:「でしょ♪」 

パパ:「でも社会生活はどうやって学ぶの??」

僕:「冒険しながら会った人と会話したり遊んだり、何か教えてあげたりするの♪」

パパ:「おお♪それはいいね♪」
「同じ場所にいるより、いろんな人に出会えるからいろんな価値観を知れていいね♪」

僕:「よし!それじゃあ出発だーー♪!!!」

パパ:「待って待って笑」

「学校の先生にも言わないと!」

「いきなり学校に来なくなったら心配するでしょ!」

僕:「大丈夫!もう黒板に書いて来たから♪」

パパ:「なんて書いてきたの??」

僕:「明日からスイカの冒険にでます!頭がスイカより強くなったら帰ってきます♪その時には僕のランドセルは冷蔵庫付きになっているのでみんなアイスクリームを学校に持ってこれるようになるから楽しみに待っていてね♪」って書いてきたよ♪」

パパ:「おい!!アイスクリームを入れるんだったら冷蔵庫だけじゃなくて冷凍庫も付けないといけなくなるだろー!!!」

僕:「じゃあ、冷蔵庫じゃなくて冷凍庫でいいよランドセルに付けるの♪」

パパ:「でも冷凍庫にしたらスイカはもっとカチカチになって割れなくなるよ!」

僕:「いいよ♪カチカチスイカを割れる方がカッコイイもん♪」

パパ:「たしかに♪凍ってるスイカおいしそうだもんね♪」

僕:「よーし♪じゃあ出発だー!!」
「レッツゴー!!」

パパ:「待て待て、準備しなきゃ!」
「それにどこに行きたいんだい??」

僕:「そりゃ世界初の冷蔵庫が誕生したオーストラリアさ♪」

パパ:「いいね♪オーストラリア♪」

「じゃあ、勉強机とランドセルを持ってオーストラリアへ出発だ♪」

僕:「うん!!!!!」
「レッツゴーーーー!!!!!!!」

――こうしてオーストラリアの空港に着きました――


オーストラリア空港入管職員:「この机は何に使うのですか?机だけ持ってきた人は今までいません。」

パパ:「勉強するためです。」

職員:「あなたの国では机を持ち歩くのですか?」

パパ:「いいえ、私の子供だけだと思います。」

職員:「枕が変わったら寝れないみたいな感じで机が変わったら勉強できない感じですか?」

パパ:「いいえ、そんなことはありません。」

職員:「・・・」

職員:「ではその子供のカバンの中に入っている物はなんですか?」

パパ:「もちろん勉強道具です、辞書とか辞典とか。」

職員:「では、開けてチェックします。」

「ん?嘘はつかないでください!」

「これはなんですか!?これが辞書ですか?」

パパ:「おい!友太郎!!」

僕:「あはは♪スイカを入れてきちゃった♪」

パパ:「辞書と辞典は?どこ?」

僕:「スイカを入れたらもう本を入れるスペースがなくなったから置いてきたよ笑」

パパ:「すみません、これは辞書ではなくスイカです、、」

職員:「なぜ嘘をつくのですか?怪しいですねあなた達親子は!」


パパ:「すみません、正直に話します。このスイカは子供が頭で割るための物です。」

職員:「は?頭で割る?」

「子供への虐待ですか?」

「虐待の恐れがあるので警察を呼びます。」

警察:「報告を受けました。あなたには子供に対する虐待の恐れがあります、虐待がないことを証明できないと入国することはできません。」

パパ:「どうやって証明したらよいのですか?」

警察:「それはこちらで行います。あなたからではなく、別室でお子さんから聴取し判断します。」

パパ:「そうですか、では宜しくお願いします。」

警察:「君の名前は?」

僕:「友太郎!」

警察:「友太郎君はお父さんのこと好きかい?」

僕:「うん♪大好き!地球から飛びでるぐらい大好き!」

警察:「ほう♪地球から飛びでるほどなのか?」

僕:「うん、そうだよ♪」

警察:「お父さんとは何をするのが好きなんだい?お父さんはおもちゃを買ってくれたりするかい?」

僕:「ううん、おもちゃは1度も買ってもらったことがないよ。」

警察:「そうなのかい?1度も?」

「それはかわいそうだ、、」

僕:「なんでかわいそうなの?」

警察:「だって君は1度もおもちゃを買ってもらったことがないんだろ?」

僕:「うん!でも僕はおもちゃを持っているよ♪でっかいでっかいおもちゃ♪」

警察:「それはどんなおもちゃなんだい?」

僕:「パパだよ♪パパはなんでも応えてくれるんだ♪僕が疑問に思ったことはなんでも応えてくれるし教えてくれるんだ♪」

「それにね、毎日毎日僕と一緒に遊んでくれるんだ♪だからおもちゃで遊びたいと思ったことがないんだ!おもちゃよりパパの方が面白いから♪」
「パパが僕のおもちゃみたいなものだから♪」

僕:「あ!僕が作った歌があるんだけどおまわりさん聴く??」

警察:「うん、聴いてみよう」

僕:「Daddy I love you♪Daddy I love you♪ Daddy Chu-Chu-Chu♪Daddy Chu-Chu-Chu♪Daddy carry me ♪carry me♪carry me♪Daddy Daddy Daddy Daddy♪」

警察:「わぉ♪いい歌だね!君が作ったのかい?」

僕:「そうだよ♪」

警察:「君はオーストラリアに何をしに来たんだい?」

僕:「勉強と冒険をしに来たんだ♪あとね頭でスイカを割れるようになりたいんだ!強くなってみんなを守るためにね♪」
「冒険しようとしたら殆どの大人はダメって言うけどおまわりさんもやっぱりダメっていうの?」

警察:「ううん、いいよ♪目一杯お父さんと冒険してきなさい♪」

僕:「お父さんはどこ?」

警察:「じゃあ、お父さんの所へ行こう♪」

僕:「ワーイ♪パパだ♪」

警察:「お父さん、あなたはおもちゃなんですね?」

パパ:「え!?おもちゃ?」
「どういうことですか?」

警察:「そのままでいいです。私も子供が3人います。私は時間がないという言い訳の埋め合せに子供達におもちゃをプレゼントしていました。でも、あなたのように私自身がおもちゃになれるように行動したいと思いました。
友太郎君からおもちゃの話をきいて自分が子供の頃を思い出しました。
私はたくさんおもちゃを買ってもらいましたが、おもちゃの思い出はさほどありません。思い出に残っているのは父にどこへ連れて行ってもらったのかで、そしてそこで得た体験が思い出としてたくさんよみがえってきました。私にとっても1番お気に入りのおもちゃは父だったということに気づきました。」

「あなたの入国を歓迎します。ぜひお子さんとこのオーストラリアを冒険してください。」

パパ:「ありがとうございます♪」

僕:「やったー!よし♪出発進行!!」

警察:「ちなみに、スイカは没収です。外国から食べ物は持ち込めません。」

僕:「えーーー!!!!」

警察:「代わりにカバンには英語の辞書を入れてあげたからね!」

僕:「うん!ありがとう♪英語の勉強するよね♪」

――こうして友太郎とパパは勉強机を持ってオーストラリアに上陸しましたーー

パパ:「さぁ♪どっちに向かおうかな?」

僕:「夕日が沈む方向に向かって歩こうよ♪」

「そしたらいつも夕日が見れるでしょ♪」

パパ:「お!いいね♪それ♪」
「じゃあ、毎日夕日を見ながら勉強したことの復習ができるね♪」

僕:「楽しそうだね♪」

パパ:「よし♪じゃあ早速勉強しよう♪」

僕:「何を勉強しようかな?」
「あっ♪もらった英語の辞書で勉強してみよう♪」
「えっと、I fell and got injured.」
「これは〜『転んで怪我をしました』♪」

パパ:「実際にやってみながら言ったら覚えやすいよ♪」

僕:「じゃあやってみる♪走って〜I fell and got injured!!!」
「あれ?怪我しなかった笑」
「パパも一緒にやってみてよ♪」

パパ:「いいよ♪じゃあ一緒にもっと速く走ってこけよう!それ!!」
「I fell and got injured!!」
「どう?ケガした??」

僕:「うん♪ほっぺから血がでた♪」

パパ:「パパはオデコから血がでた!」

僕:「やったー♪大成功!!」
「でも顔でよかったね♪出発の一発目から足を怪我したら大変だよ笑」

パパ:「あはは♪そうだった笑」
「でも、もう覚えられたでしょ♪」
「よし♪次の電柱まで歩こう!」

僕:「次は何を覚えようかな?」

パパ:「そうだ!まずは生きるのに1番必要な言葉を覚えておこうよ♪」

僕:「いいね!」
「何が1番かなー??」
「あ!パパを知りませんかはどう?」

パパ:「いいね!はぐれたら困るもんね、でもパパとはぐれても生きていける可能性は高いよ。もっと1番なものを考えてみよう♪それがないと死んじゃうようなのを。」

僕:「じゃあ、『ごはんをください』はどう?」

パパ:「いいね!でも現状の持っている脂肪の量にもよるけどごはんは1週間以上全く何も食べなくても死なないよ♪」

僕:「え!そうなの??」

パパ:「うん!パパは断食をしながら冒険した時に、ご飯を食べずに16日間水だけしか口にしていないんだけど平気だったよ♪16日間で9kg痩せたけどね笑」

ファスティング


「計算方法があるんだよ、7200キロカロリー消費したら1kg痩せるんだよね。何も食べずに1日に3000キロカロリー消費したら2週間で42000キロカロリー消費して約6kg痩せるんだよ。」
「大人で60kgの体重があって体脂肪率が20%だったら脂肪は12kgあるんだ。この脂肪が体脂肪率3%以下ぐらいなくなるまでは計算上は死なないんだ。こうやって計算できるんだよ。」
「今どれだけ脂肪があるか・どれだけカロリーを消費するかによって何日生きれるかは大幅に変わってくるんだよ。」
「子供は脂肪が少ないから大人より短くなっちゃうね。」
「だけど、子供でも4日ぐらいは何も食べないで生きていられるよ。」

僕:「じゃあ水は??」

パパ:「そう!水の方が大切!」

僕:「水は何日飲まなくても大丈夫なの?」

パパ:「体内の水が5%なくなったら熱中症になって、20%なくなったら死んじゃうよ。」
「5%を超えたらもう危険だよね。」
「30kgの子供なら21kgぐらいが体内の水分なんだ、その5%で危険だから1kgで危ないよね。2%で脱水症状が起きて活動能力が低下しちゃうんだよ。」
「気温や湿度やスポーツ強度によって違うけど1時間運動するのには1リットル位水を飲まないといけないんだよ。」

僕:「へぇーそうなんだね。」
「じゃあ、1番覚えておかないといけない言葉はお水をくださいだね!」

パパ:「でも水をくれない人もいるかもしれないから、お水はどこで飲めますか?がいいんじゃない?」
「どこにあるかわかれば自分で手に入れられるでしょ♪」

僕:「いいね♪」
「よーし♪英語でなんて言うんだろう?調べてみう♪」
「Do you know if there is a place where one can drink water ?かな?」
「長いねー!」

パパ:「長いけど言えないと死んじゃうよ笑」

僕:「そうだね!覚えよう!」
「Do you know if there is a place where one can drink water ?」

パパ:「よし!覚えたら次の電柱まで歩こう♪」

僕:「勉強楽しいな♪パパと勉強したらお話しをしながら覚えられるから楽しい♪」
パパ:「そうだね、お話しをしながらだとストーリー性ができるから自然と覚えられるよね♪」
「黙って机に座ってするのだけが勉強じゃないよ、お話しをしたり体験するのがよりよい勉強でもあるよ♪」

僕:「じゃあなんでオーストラリアまで机を持ってきたの??」

パパ:「・・・」
「机を持って行こうと言ったのは友太郎でしょ!笑」

僕:「あはは♪そうだった笑」

「でも面白そうだったから笑」

――夕方になりました――

僕:「だいぶ勉強してだいぶ進んで来たね♪夕日が綺麗に見えてきたよ♪」

パパ:「よし♪じゃあ、今日覚えたものを復習しよう♪」

僕:「忘れちゃった分だけ電柱を戻るんだよね!」「楽しみだなー♪」

パパ:「何個だった?」

僕:「あ!56個覚えて、16個忘れてた笑」

パパ:「じゃあ明日起きたら16本分電柱を戻ろう♪」

僕:「戻るってなんか面白いね♪」

パパ:「あはは♪よし!お星さんを見ながら寝るよ♪今日は楽しかったね♪」

僕:「うん♪」

――日が昇り朝になりました――


パパ:「友太郎おはよう♪」

僕:「good morning♪」

パパ:「おぉ♪覚えたことをさっそく使ってるね♪いいことだよ♪」

僕:「よし♪今日も出発だー♪」

パパ:「よし行こう♪」

――出発し勉強しているとおばさんに声をかけられました――

おばさん:「楽しそうですね♪こんな所に机を置いて何をしているんですか?」

僕:「勉強しながらパパと冒険しているんだ♪」

おばさん:「いいわねー♪パパも一緒で♪」

僕:「うん♪パパと一緒で楽しい♪」
「おばさんは子供いないの?」

おばさん:「いるわよ、、息子がね。でも、今はいないの、、」

僕:「どこにいっちゃったの?」
おばさん:「そうね、、旅にでたというか、、なんというか、、」

僕:「旅にでたならいいじゃん♪旅は楽しいし♪」

おばさん:「旅といってもずっと同じ所よ。せまーい檻の中よ。」

僕:「檻の中ってなーに??」

おばさん:「息子は悪いことをして今少年院にいるの、、」

僕:「少年院ってなーに?」

おばさん:「悪いことをした子を反省させるために閉じ込めておく施設だよ、、」

僕:「おばさんの子供はどんな悪いことをしたのー?」

おばさん:「人を殴ってお金を盗ったの、、」

僕:「わぁ、、」
「おばさんは、ダメだよって息子君に教えなかったの?」

おばさん:「小さな頃から人の物を盗ったらダメよとちゃんと教えていたのに、、」

僕:「そうなんだね、、」

おばさん:「どうしてあんなに悪い子になってしまったんだろう、小さな頃は約束も全部守れる子だったのに、、」

僕:「今も守ってるさ♪」

おばさん:「えっ?何も守ってないわ、、今のあの子は何一つ守らない、、」

僕:「そんなことないさ。悪いことをする人だって自分を守るために悪いことをしているだけだよ。守り方の方法が間違っているだけで守る心はあるんだよ♪自分を守っているんだから。」

おばさん:「悪さばかりするのに?」

僕:「うん♪人を殴っちゃうのもお金を盗んじゃうのも自分を守るためでしょ。それはよくない方法だけど守りたい気持ちにはかわりないさ。」

「守りたい気持ちはあるんだから、それが自分だけじゃなくてみんなも守りたいと思えたら悪いことはしないよね。」
「でも、自分のことで精一杯だったら他の人を守る余裕が持てないんだよ。」
「おばさんの息子は悪いんじゃなくて余裕がなかったんだよ♪」

おばさん:「そうなのね、、おばさんはずっと息子が悪いと思っていたよ、、」

僕:「悪いと思われていたら距離を感じちゃうでしょ。」
「悪いことをする時に、それをしないで留まれるかはさ、その時に大切な人の顔が思い浮かべられるかだと思うんだよね。」
「これをしたら親が悲しむとかね。」
「人としてやってはいけない一線を越えてしまうのは大切な人がいないからなんだよ。」
「おばさんは息子のことを大切と思っているけど、悪い子と思っているから息子君からしたら距離を感じるんだよね。距離があったら悪いことをする時にまあいいやってなっちゃうよ。」

パパ:「どれだけ教育熱心でもどれだけ愛していても子供が望んでいることと方向性が違うと子供は反発して違う方向に行ってしまうんですよ。」
「親は子供と常に同じ方向を向いていないと子供は親に反発しますよ。」
「違う方向を向いて距離ができているのに、そんな2人が上手くいくわけがありませんよね。」「子供が反発した時に、こんなに愛しているのにって思う親は多いです。」
「でも、どれだけ愛しているかよりも、どれだけ方向性が合っているかの方が重要なのです。」
「親の意志の方へ向かせるのではなく、子供の向いている方向に親も一緒に向いてあげるといいんですよ。」
「そして、愛しているのは当たり前なんです。愛しているのになぜ、、というのは違います。親は子供に無条件の愛を提供するものなのです。それが基本なのです。」
「その愛が無条件なのか、そうでないのかを子供は感じとれてしまいます。そして、無条件でないと距離ができてしまいます。」
「親は無条件で子供を愛する、それが基本でそれはできていて当たり前なのです。」
「どれだけ愛していたとしても子供はグレる場合もあるし反抗もします。重要なのは子供の行きたい方向に一緒に行くことです。」
「そんな道に行っては欲しくないわ、、と思うことがあるでしょう。」
「その道は親の考えと違ったり、その道は心配だったりと。」
「でも、どんな道でも輝ける場所はあります。」

「どんな険しい道や、変な道でも親の無条件の愛のサポートがあれば子供はそこで輝けます。」

「親の思考と同じ方向に進んでいないからといって子供の方向性を親が守ってあげなかったら、子供だって親を守る気にはなれません。」

「だから悪いことをしてしまうのです。」

僕:「そうだね♪同じ方向を向いていなかったら楽しくないよ笑」

おばさん:「そうね、私は息子を心配するあまりいつの日か私の考える安全な道を歩かせようとばかりしていたわ、、あの子の選ぶ道を私は1度も一緒に歩いてこなかったわ、、」
「あの子が悪いのではなく、私が悪かったんだわ、、」

パパ:「子育ては難しいですよね、悩む親がほとんどです。」

「でも私は悩んだことが無いのですよ笑。だって子育てと思っていませんから。」
「子育てや教育と思うから子供と方向性が合わなくなったり距離ができるんですよ。」
「私は子育てじゃなく親は辞典であれば良いと思うんです。」
「子供が解らないことがあれば親にきけば学べる、そんな存在。」
「指し図はせず地図になってあげれば良いのです。」

「あとは危険だけを知らせてあげれば良いのです。」
「子供は行きたい方向に歩き、行き詰まったり解らないことがあれば親にきいたり、親に助けてもらったり。親は子供の辞典や地図でいられたら最高なんです。」
「子供が冒険にでる時に1番にバックパックに入れたくなる辞典と地図♪そんな存在に親はなれたらいいですね♪」
「そんな存在になれたら子供はなんでも親に話してくれるようになりますよ♪」
「そして親を大切にしてくれますよ♪だって親は1番最強のアイテムなんだから♪」

僕:「そうだね♪パパは僕の最強のアイテムだね!!パパさえいればどんな道でも怖くないし、自分らしく進めるんだ♪冒険もできるしね♪」

おばさん:「私はあの子が自分らしく進めるアイテムにはなれていなかったわ、、あの子の道を邪魔をする私はある意味あの子の敵だったわね、、私もあの子の最強のアイテムになりたかったわ、、」

パパ:「今からでも全然なれますよ。」

「親子なんだからいつだってやり直せますよ。」

「意地を張らずに全てを謝って過去を溶かすのです。意地を張らなければ必ず打ち解け合えますよ。」

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おばさん:「あの子が帰ってきたらそうしてみます。全てを謝って、あの子の全てを受け入れてあの子と同じ方向を向いてみます。」
「あの子にあなた達のお話をしてもいいですか?」

僕:「いいよー♪冒険は楽しいよって伝えといてね♪」

おばさん:「ありがとう♪」

僕:パパ:「おばさんまたね♪バイバーイ♪」

パパ:「ねぇ友太郎、悪いことをしちゃった人も最初から悪かったわけじゃないんだ、環境や関係、そして孤独感がそうさせてしまうんだよね。環境を整えてあげれば悪いことをしなくなるよ。」

僕:「環境って大事なんだねー♪でも子供って環境を自分で選べないからつらいよね。」

パパ:「そうだね、子供は与えられた環境でしか生活させてもらえないから悪いことをしてしまうのはその子が悪いのではなくてその環境を変えてあげられない大人がいけないんだよ。」
「パパも環境を常に意識するようにしているけど、友太郎に合わない環境になってしまっていたら言ってね。」

僕:「うん♪今は楽しいからいい環境だよ♪」

パパ:「よかった♪さぁ出発しよう♪」

僕:「よーし♪勉強するぞー♪」


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