金持ち父さん貧乏父さん②金持ちと中流以下#2
<恐怖にかられて仕事を探すな>
仕事を探さなくてはいけないというときには、感情に反応してしまっている。お金を持たないといけないという恐怖がそうさせている。もし恐怖に考えを支配されていなければ「長い目で見た場合、仕事をすることがこの恐怖をなくすための最善の方法なのか」と自分にお問いかけることができる。
その疑問の答えを言ってしまえば、いつも「ノー」である。仕事をすることは長期的な問題に対する短期的な解決策にしか過ぎない。
お金を怖がるのではなく、お金の持っている力を学ぶべきである。これは学校では絶対に教えてくれない。それを学ばない限りお金の奴隷になってしまう。もっと視野を広げて、金持ちが見えているものに目を向けるべき。
<仕掛けられた罠>
我々は、結局は誰かのために働いている。会社の中の役割が違うだけでそれほど違いはない。その中で恐怖と欲望の2つの感情によって仕掛けられた罠(ラットレース)を避けるチャンスをつかめ。貧乏や金詰りの一番の原因は恐怖と無知である。この両者が大きくなればなるほど欲望も大きくなり、どんどんラットレースにはまっていく。恐怖や欲望を自分のためにならないように使う。それができなければ無知の始まりである。恐怖と欲望の感情に突き動かされ、高い給料、昇給、安定した仕事を求めて一生を過ごす。友達に見せびらかす家、車、時計などの欲望が私たちを呼んでいる。仕事に就けば安定した人生を送れると考える事は、自分自身をだましているに過ぎない。これほど残酷な生き方はない。恐怖と欲望が大きくなるのは無知、つまりお金のことを知らないからである。
<ファイナンシャル・リテラシー>
金持ちはお金のためには働かない。お金が単なる幻想にすぎないことを知っている。お金は作られたものに過ぎない。「本物」と信じているのは恐怖と欲望のせい。長い目で見た場合、どれだけのお金を稼げるかではなく、どれだけのお金を持ちつつけることができるかが大切。お金があればすべての問題が解決すると思っている人は、これから先苦労することになる。
ファイナンシャル・リテラシーの乏しい人が持つお金はすぐに消える。
”お金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない”
そのために、まず基礎となるファイナンシャル・リテラシーをマスターする。「会計学」ほど役に立つ学問はない。
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