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ギリシャ神話②「ゼウスが最高神に就任」

トモーロです。

今回もギリシャ神話について解説していきます。前回は、天空の神ウラノスが息子のクロノスに鎌で逸物を切られ失脚したところまで解説していきました。

父ウラノスから「お前も自分の子供に殺される」と呪いをかけられたクロノスでした。ここからクロノスが驚きの行動にでます。

それでは早速いきましょう!


【呪いを恐れたクロノス】

予言なんて気にしなかったクロノスは、ウラノスを成敗したあと、レアという女神と結婚します。そして、レアとの間に子供が生まれようとしたとき、突然ウラノスの呪いが頭をよぎります。

いざ、レアが子供を産もうとしたときやはりあまり嬉しくなさそうなクロノス。レアが子供を産んだ瞬間、なんとクロノスが生まれた子供をそのまま飲み込むのでした。

ショックを隠せないレア。そこから、レアは子供を4人産みますが、産むたびに子供を飲み込んでしまうクロノス。そして、6人目が産まれるとき、レアはある作戦を立てます。

どうしても子供が欲しいレアは、6番目の子供が産まれ、クロノスに子供を渡そうとするとき子供と石をすり替え、布に包まれた石をクロノスに渡し子供を隠れて育てることにしました。

石を渡すとそれすらも飲んでしまうクロノス。レアな作戦は成功し、6番目の子供は、クロノスにバレないように隠れながら育てます。そして、この6番目の子供こそがゼウスでした。


【ゼウスVSクロノス】

隠れながら育てていたゼウスが大きくなると、ゼウスはガイアから、自分には本当は姉兄がいるのだが全てクロノスが飲んでしまったことを聞かされます。

落ち込んでいるレアを見ていられなくなったゼウスは、自分がクロノスをなんとかすると立ち上がります。そして、ガイアから「これを飲ませればクロノスの中から兄姉を吐き出させることができる」と言われ、吐き薬を預かるのでした。

ある日、クロノスが寝ているときゼウスがガイアから預かった吐き薬をこっそりクロノスの飲み物の中に入れます。クロノスが目を覚まし、飲み物を飲むと吐き薬の効果は抜群でした。

クロノスは次々と飲み込んでいた子供達を吐き出すのでした。しかも、成長した姿でクロノスから出てきたのです。その5人の中で後々力を持つのがハデスポセイドンです。

全ての子供を吐き出してしまったクロノスは、ウラノスの呪いを恐れ、子供達を倒そうとティタン親族たちを集めて戦うことを決意します。

ゼウス軍vsクロノス軍の戦いが始まるのでした。しかし、クロノス軍のティタン親族の前に苦戦するゼウス軍。そこで、ガイアから「タルタロスに行き、キュクロプスやヘカトンケイルたちを味方にせよ」と助言されます。

それを聞いて、ゼウス、ハデス、ポセイドンはタルタロスに行き、キュクロプスやヘカトンケイルを解放するのでした。

その際、キュクロプスから解放したお礼としてゼウスには雷の力を、ポセイドンには三又の槍を、ハデスには隠れ身の兜を受け取り、再びクロノス軍に挑むのでした。

力を手に入れたゼウス軍はクロノス軍を圧倒し、見事クロノス軍に勝利し、クロノス軍に加勢したティタン神族たちは、ゼウスの手によってタルタロスに閉じ込められるのでした。


【怒りのガイア】

クロノス軍に勝利したゼウスでしたが、ティタン神族たちをタルタロスに閉じ込めたことに怒ったのがゼウスの祖母ガイアでした。

怒ったガイアはタルタロスから我が子であるティタン神族たちを開放し、ゼウス軍に挑みます。

戦い始めると、苦戦を強いられるガイアは巨大な怪物テュポンを呼び出します。このテュポンという怪物は、立つと天に頭が触れ、手を広げると世界の端から端まで手が届くと言われる恐ろしい怪物でした。

テュポンの登場により、これまで優勢だったゼウス軍は一気にピンチになります。ゼウスの雷も効かず、ポセイドンの三又の槍も効きませんでした。

このままでは、ガイアに負けてしまうと感じたゼウスは、最終奥義として雷でテュポンの動きを止めたあと、頭上から山を投げつけ、テュポンを下敷きにします。

そして、実質的にゼウス軍が勝利します。しかし、現在もテュポンは生きており火を吹き続けているため、イタリアのエトナ山からは今でも溶岩が噴出していると言われているのです。

勝利したことにより、最高神に就任したゼウス。もう自分に歯向かうものはおらず全てを手に入れたゼウスは、ここから美女に手を出しまくります。

ギリシャ神話、ここからの話は主人公ゼウスによるラブコメディになっていきます。面白くなってくるので是非お楽しみに!

では、また✋


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トモーロ
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