【書評】どの業種のビジネスマンに必要な付加価値の考え方とは?
こんにちは!トモタメです。
今回は「どの業種のビジネスマンに必要な付加価値の考え方とは?」というテーマで、本を1冊紹介します。元キーエンスの技術営業職の田尻さんが書いた「付加価値のつくりかた」です。
この本ではどの仕事でも重要な付加価値について、まずそもそもの付加価値とは?という定義から、キーエンスにおける付加価値の考え方や作り方まで、網羅的に解説した本です。
内容は法人向けの内容がメインなのですが、どの職種に就いている人でも学ぶところが多い本です。
著者は付加価値を「お客様のニーズが源泉であり、その価値は相手がきめるものである」と明確に定義しております。この考えを組織全体で徹底しているから、利益率50%の会社に成長しているんだなと感じました。
特に印象的に残っているのは、キーエンスは商品開発をするとき、自分たちの商品がどのような問題解決になり、どのように使うことができ、どのようなメリットになるのか?を徹底的に調べつくしてからしか商品開発をしないというところでした。
調べつくすというのは、実際にサービスを使っている人の声を聴き、なぜそのように感じるのか?という背景まで聞くこと、またそのサービスを使っている瞬間を目の当たりにすることです。
このマーケットインという考え方が営業だけでなく、企画職も販促の人も同じ意識でやっているから営業利益率が高いのだと感じました。
自分の仕事を振り返ったときに、現場の言うことを聞くことをあまりしなかったからです。抱えている業務が多く、その仕事のスピードが遅くなるのと、まとめるのが大変という自分都合の理由でした。その自分都合の仕事をやっているばかりに、いざサービスを導入してもあまり使っていないということがよく起きました。
この本を読んで思ったのは、仕事は顧客を感動させるためにあるということです。今までの仕事姿勢を改めることが重要だなと感じました。元キーエンスの営業マンが単に付加価値のつくり方だけでなく、自分の仕事の考え方を見直してくれるそんな1冊です。
皆さんもぜひ一度読んでみてください。そして、皆さんにとって仕事の付加価値のつくり方があれば、ぜひコメント欄に書いていただけると嬉しいです。
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