ベルリンのユダヤ博物館へ行ったことを今になって書き留めたくなった
読もうと思いながらずっと読んでいなかった「夜と霧」(V・E・フランクル著)をさっき読み終えて、7月にベルリンのユダヤ博物館へ行ったことを今になって書き留めたくなった。
ユダヤ人収容所から生還した心理学者による体験記。極限状態の非収容者の描写や心理学者らしい解釈は、生きる意味について考えさせられる。
読後、ベルリンのユダヤ博物館で思いかけず涙を流してしまった出来事を思い出した。
7月、僅かな滞在時間だったけど、東西冷戦の壁絡みのモニュメントやアート、戦争遺構が点在するベルリン市内を歩き回った。
その中でもユダヤ博物館は、必ず行きたい場所だった。
戦争絡みに留まらずユダヤ人の歴史、文化の紹介など、想像以上の展示ボリューム。
その中で、これからも忘れることのない、衝撃のアート体験があった。
アート体験なんて書いていいのかどうか。
それは、イスラエルのアーティストが制作した作品「Fallen Leaves」。
無数の金属片が敷き詰められた上を歩く。人間の顔に似た金属片を踏む。反響音に呼応して込み上げる涙が暫く止まらなかった。
僕自身が撮った動画がこれ↓