【初ソウル6日目】④仁寺洞とスラムダンク
10/31続き。
まだ16時半だし、これからどうしようかなぁと思いながら歩いていると大きなお寺があった。
服を着ないことで有名なブッダがめっちゃ緑の服着させられてる…そして、まるで花まつりかのような派手さ。ミニマリストのブッダは赤面しているに違いない。
その時またいつものようにスマホに公共安全警報が届いた。毎日コロナの感染者数とか梨泰院のことで何かしら届くのでもう慣れっこになったけど、一応翻訳アプリにかけると、めっちゃヘコむ内容!
こういうのも送られてくるのか…ク・ジュンモくん見つかるといいけど…
お寺から歩いてすぐの仁寺洞サムジキルという手作り雑貨系のショッピングモールに行ってみたけど、ここは特に行かなくて良いと事前に判断していたところ。私の判断は正しく、別に来なくてよかった。歩き通しの足が余計に疲れただけだった。
ただ、同じ通りにある国際刺繍院のお店は素敵なものがたくさんあって、母からポーチを買ってきて欲しいと言われてたから購入できて良かった。
そろそろ暗くなってきたし、最後に鐘閣駅の本屋さんに行ってから帰ろうと歩いていたら、アートギャラリーの集まる裏道にこんなおしゃれなカフェが。
英語でルバーブのケーキと書いてあって、美味しそうと思って入ってみた。店員はアメリカのアカデミー賞で助演女優賞を獲ったユン・ヨジョンのようなおしゃれなおばあさん1人で、客は1人もいない。おばあさんにケーキは全部売り切れたと言われたので、バニララテだけ頼んで休憩した。
鐘閣駅前の鍾路タワービル。この中に鍾路書籍という本屋さんがあって、ARTBOXという雑貨屋さんも入ってるらしい。
なぜか40年近く前の世界名作劇場シリーズの本がたくさん!私の世代はこれらを観て育ったので、これは嬉しい。今こっちのテレビで放送されてるのだろうか?赤毛のアンに至っては、キャラクターグッズもかなり売られていた。まさか流行ってる?2022年に赤毛のアンのアニメが?
2022年に確実に流行ったウヨンウのシナリオ集も売っていて、テンションは上がる一方。
ARTBOXでは、ウヨンウの3話にも登場したペンギンのキャラクター「ペンス」のクリアファイルとか、オンヌリ教会のブックストアにさえなかったイエスのゆるキャラペンとか、文房具を色々買えて満足(普通の本屋にキリスト教グッズがあるところがすごい)。
韓国の本屋さんに来たらどんな日本の漫画があるのかチェックしたかったけど、ここにはほとんどなかったので、斜め向かいのビルにある永豊文庫という本屋さんにも行ってみた。こっちの方が大きくて無印良品も入ってる。そして漫画コーナーの充実ぶりがすごい!
スラムダンクは日本と全く同じように、コミックス版全31巻、ハードカバーの完全版全24巻、新装再編版全20巻の3タイプが韓国でも出版されているなんて…出版社とファンの皆さまの情熱が現れていて感動的すぎる。
そして韓国語の学習用に漫画を買いたいと思ってて、スラムダンクの何巻を買うべきかで1時間くらい悩んでしまった。
最初は全国大会の山王編(新装再編版で16〜20巻)を買おうかと思ったけど、教会でいただいた本もあるのに、さらに5冊スーツケースに追加されるのはキツいかも。
次に、全国大会前の合宿を描いた14巻だけ買おうかと思ったけど、やっぱり試合を読みたいし…結局、県大会決勝の陵南戦編3冊(11〜13巻)を購入。
11巻の裏に書いてあるあらすじを翻訳アプリにかけたもの。湘北高校は北山高校に変わっているらしい。そしてゴリの名前はチェ・チスらしい。
日本のAmazonで11巻のあらすじを見てみると、下記のように全く同じ内容。
全く同じ内容だけど、韓国版では「アン先生がいらっしゃらない」と敬語になってるあたり、年上の人にタメ口は社会的タブーである韓国らしさが出てて面白い。あの無礼な花道も、韓国版では先生や先輩に敬語なのだろうか?早く読んで確かめねば。
やっとスラムダンク購入問題が解決したので、清渓川を渡ったところからバスに乗ってホテルの方に帰った。
今日の晩ごはんは、路地裏の半地下にあるキムミョンジャ牡蠣クッパ専門店へ。昨日お米入りのクッパだったから、今日はトック(お餅)入りにした。近くのテーブルのサラリーマン6人組が延々とノレバン(カラオケ)の話をしていた。
食べ終わるともう21時半。スラムダンクで悩みすぎて遅くなってしまった。
カン・ハヌルの新しいドラマが今日から始まったのでチラチラ観たけどさっそく面白そう。日本に帰ったら母とじっくり観なければ。
お風呂に入って、寝る支度をしていたら、なんと孤独のグルメをやっていた。
しかも吹き替えじゃなく字幕で!松重豊の声が韓国の視聴者にもダイレクトに届いている…しかも最後のふらっとQUSUMIのコーナーまで切らずに放送してくださっていた。