茶色のもさもさ
こんにちは、灯城です!
昨日はびっくりしましたね。
あんまり不安がっても仕方ないのですが、警戒は怠らないようにしないとなぁなんて、ハードモードすぎてちょっと困りますね。
今日はバレンタインデーですが、昨日からどうしても行かなくてはならない出張へと旦那がしょんぼりしながら出発していったので、我が家は寂しいバレンタインな感じです。笑
例年は、バレンタインフェアにもそれなりに行っていたのですが、今年はそれも良いかぁと思って、ひとつもチョコを買いませんでした。昨日の夜は、あまりの心細さにスコーン用に買ってあった板チョコをあの時間に齧り出すというあまりに可哀想なやつだったので、良いチョコひとつくらい買っておくべきだったな…て思いました。
(私はリーマス・ルーピン先生を尊敬しております。)
(実際、気分が良くなります。)
あと、海外のミステリとか読んでいると、こういう時にブランデーを少しひっかけて、とか出てきますよね。私はお酒をほとんど飲まないので、これは実行できなさそうですがすごく憧れます。
(封を切っていない「電氣ブラン」のボトルだけ持っています。)
(『夜は短し歩けよ乙女』に憧れまして…)
そんなわけで(どんなわけかな)バレンタインっぽい画像を自分のiPhoneから探した結果、出てきたのがこの茶色い動物です。私はこの動物が大好きなので、今日はこのことについて書こうと思います。
みなさま、この動物の名前をご存じですか?
この子は「カナダヤマアラシ」という種類の動物です。
私は2018年ごろに急に動物園にドハマりしまして、年パスを買って一年間なかなかに通っていた時がありました。その中で特にこのカナダヤマアラシがカサカサと動いている姿があまりにツボで、よく眺めに行ったものです。
カナダヤマアラシは、日本だと大森山動物園(秋田県)、埼玉県こども動物自然公園(埼玉県)、浜松市動物園(静岡県)、東山動植物園(愛知県)で飼育されているようです。
そして写真の子は、東山動植物園で飼育されているムックくんという子です。私が通っていた当時は、ルーリーちゃんという子と合わせて2匹のカナダヤマアラシが飼育されていました。(ルーリーちゃんは2020年12年に亡くなってしまいました。)
ここが重要なのですが、一般的にヤマアラシと呼ばれているヤマアラシとカナダヤマアラシは齧歯類という点が同じなだけで、実はまったく別の進化をたどっている動物です。
〇一般的なヤマアラシ〇
【ヤマアラシ科】
ユーラシア、アフリカに分布する地上生の齧歯類
日本では「アフリカタテガミヤマアラシ」「インドタテガミヤマアラシ」「マライヤマアラシ」を見ることができます。
〇カナダヤマアラシ〇
【アメリカヤマアラシ科】
南北アメリカに分布する樹上生の齧歯類
木の上で丸くなっているのは、タワシではなくルーリーちゃん。
この、木の上で生活する、というのがカナダヤマアラシの分かりやすい特徴です。
ヤマアラシとカナダヤマアラシ「天敵から身を守るトゲ」というのは共通ですが、それ以外に似通う点はあまりないのだとか。では、なぜ名前がほとんど同じなのかと言うと、ヨーロッパから新大陸に渡った開拓者たちが呼びやすかったから、姿形の似ていたそれらをすべてヤマアラシとした名残のようです。
これらのヤマアラシを呼び分ける必要があるときには、ヤマアラシ科の子たちを「旧世界ヤマアラシ」アメリカヤマアラシ科の子たち(代表カナダヤマアラシ)を「新世界ヤマアラシ」と呼び分けるのが通例のようです。
あまりにも格好良い。
これが新世界ヤマアラシのおしり。
旧世界ヤマアラシたちに比べると、カナダヤマアラシのトゲは細く、全体的にもさもさピヨピヨとしているように思います。このもさもさが動きまわる姿が、本当に可愛くてどれだけ見ていても飽きませんでした。この大きな足の裏を使って、するすると木に登っていく姿もとっても可愛いです。
先ほど紹介した動物園に近い方は、機会がありましたらぜひ本物を観に行ってみてください。あの不思議な魅力…。といっても、けして花形の動物ではなく、どちらかと言えば地味めではあるのですが…笑。
どの動物もそうなのですが、開園すぐから、ごはんを食べる時間、食べ終えてすぐの辺りは活発に動いていて、見物のしがいがあります。14時もすぎてくるとみんな昼寝していて、それはそれで面白いのですが。ちなみに、個人的昼寝姿が面白い東山動植物園の動物ランキング1位はアカカンガルー。
もう少し、世界が落ち着いたら私もまた観に行きたいなぁ。
動物園、本当に楽しいので…。
ちなみに東山動植物園には、かなり話題になったニシローランドゴリラのシャバーニ、フクロテナガザルのケイジくんと有名どころが多いのも自慢です。
※フクロテナガザルは、ケイジくんとマツちゃんの二匹が居たのですが、マツちゃんは2021年1月23日に亡くなってしまっていました。ケイジくんとマツちゃんの鳴き声の掛け合いは本当に面白くて、たくさん楽しませてもらいました。マツちゃん、天国でも元気に駆け回って素敵な鳴き声を響かせていてね。
そんなこんなで、
茶色のもさもさカナダヤマアラシについて今回はご紹介しました。
ぜひカナダヤマアラシをお見掛けになった際には、ヤマアラシと略すことなく「カナダヤマアラシ」と呼んであげてくださいね。もしくは「新世界ヤマアラシ」も良いですね。めっちゃ格好良いし。
それでは、ここまで読んでくださった方がいたらありがとうございます!
本当に嬉しいです!
それでは失礼いたします。
【参考】
Wikipedia「ヤマアラシ」
アリエスコムARIEScom「ヤマアラシのいる動物園」
東山動植物園「カナダヤマアラシ」
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