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流れる星のように、マジックアワーのように

就活が始まった。
ぬるっと始まった。

ピストル音なんて鳴らずに、気付いたら始まっていた。


22年間生きていて、夢は夢で、希望に満ち溢れていたものだったのに、就活が始まって、夢が現実に変わっていた。

1年前の七夕に公開したnoteに私は、コピーライターになりたいと書いた。
今もそれは変わらない。プロのコピーライターとも出会い、その気持ちが更に増した。

私は私の思いを、音楽で表現することができない。絵で表現することもできない。

だから、言葉を使う。言葉を使いたい。
言葉で自分を表現していきたい。

自己分析のつもりで、今まで書いてきた自分の言葉を全部読み直した。あの時、何を思い、何を感じ、なんて表現したのか。

そうして、絶望した。

今の私には、1年前の私の言葉を使いこなさせない。
2年前、3年前の言葉の鋭さはない。

大人になるって、まるい言葉しか使えなくなるってことなのかな。思いを鋭く表現することはできなくなってしまうのかな。
と、絶望した。

だけど、
今の思いを今の言葉で残し続けていたい。
後からラベリングした言葉ではなく。校閲だってされなくていい。
それが、今の私の等身大で、
きっといつか、その拙さが愛おしくなる。

流れ星やマジックアワーのように、その一瞬一瞬を大切にしたい。


私がそこまで言葉にこだわる理由は
結局、「最後は言葉」だと思うから。

どんなにお金があっても、どんなに友人が多くても、最後の財産は言葉だと思う。

どんな言葉を浴びて生きてきたか。
どんな言葉に心揺さぶられてきたか。
どんな言葉で人生の転機を迎えてきたか。
どんな言葉で壁を乗り越えてきたか。

言葉はいつも人に寄り添う。
でも、時に刃物になる。

そんな言葉をうまく使いこなすことは難しい。
知らぬ間に人は人を傷つけている。

だからこそ、一生を通して、
言葉にひたむきに誠実でありたい。



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