見出し画像

令和六年神無月 自選五首

空うかぶ 弓張月よ どこを射る かがやく星を あとに引かせて


君と飲む 日をば思いて 盃に 降りたる雨の 水をただ飲む

幾度にも 星は流れる 惹かれ落ち あなたの夢の 追いかけるため


霞たつ 秋の夜長の 雲間より 時漏ゆる星 輝き遠く


救いとは 遠くて近く ありにけり 心の月を いま照らしませ

いいなと思ったら応援しよう!