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【4コマ】ばーばがどうやら認知症らしい!

「認知症vsばーばの日々」1.目玉焼き

どうやら、私のばーばが認知症らしいです。

初めまして、ともろうです。
なんでもすぐ忘れちゃうけど、明るく元気に過ごすばーばの日々を、いつも4コママンガに描いています。

今回は私とばーばの自己紹介もかねて、ばーばが認知症になって思ったこと、なんでばーばのことをマンガに描いているのか、この2つを書きたいと思います。

当たり前ですが、私のばーばが認知症になるとは思ってもみませんでした。
テキパキしていて料理上手、足腰が丈夫。
趣味は散歩と読書とクロスワード。
老後も体と頭を動かし続けていて、「大丈夫そうな」ばーばでした。


私が初めてばーばの認知症をしっかり覚悟したのは、旅行のお土産で、健康祈願のかわいいダルマをあげたとき。
それはもう嬉しそうに、仏壇に飾ってくれました(大事なものはだいたい仏壇に集合します)。

でも次の朝、仏壇を見たばーばが「なにこのダルマ」って、きょとんとした顔で聞いてくるんですよ、あげた本人に。
その悪気のなさがけっこう悲しくて、あぁ本当に覚えていないんだな、って実感せざるを得なくて。

それからも日々、同じことを何回も聞いたり、同じものを何個も買ったり、私が目玉焼き食べている最中に目玉焼きをつくってくれたり…

今ではもうこっちのばーばが、私の中で当たり前になってきました。

ばーばの日々をマンガに描いているのは「ばーばの分も、私が覚えておかなくては」という使命を勝手に感じているからです。
目の前で色んなことをどんどん忘れていく様子を見ていると、すごく焦ります。
大好きなばーばがいなくなっちゃうような気がしてきます。

焦って始めたのが、とにかくよく記録を取ること。
すぐに忘れてしまう分、家族でたくさん写真を撮って、できるだけ日記を書かせるようにして、4コママンガを描いているのもそのうちの一つ。

でも描いてみるまで気づかなかった4コママンガの素晴らしいところは、私や家族以外の誰かが、ばーばのことを覚えていてくれるかもしれないこと!

私は勝手に、ばーばのマンガを読んでくれる人のことを「一緒にばーばのことを覚えていてくれる人」だと思っています。

読むときはそんなこと全然気にしなくていいんですけど、でも私の大好きなばーばが、誰かの記憶にちょっとでも残っていたら嬉しいので、これからもいっぱい描きます。

どうぞよろしくお願いします。

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