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3周年。仲間とともに。

今日3月25日は、
3年前にGREEN SPOONをリリースした日だ。
なんとか3周年を迎えられた。

GREEN SPOONの仲間と支えてくださった多くの皆様、何よりもお客様に、感謝を伝えたい大切な一日。いつも本当にありがとうございます。


3年3ヶ月前、サービスリリースの緊張で肝臓のある数値が異常値だと診断され、緊急で病院へ呼ばれたのが懐かしい。あの時は、本当にこれが誰かに喜んでもらえるのか?というプレッシャーが強烈だった。


そんな不安をよそに、リリース後すぐのタイミングで、今夜くらべてみましたのフワちゃん紹介で受注が大爆発。在庫もなければカスタマーサポート体制もない中、創業メンバー3名で寝ずに配送調整、顧客対応を行った。

フワちゃんありがとう。


たまに創業時の狭い雑居ビルの中にあったオフィスの前を聖地巡礼のように通ることがあるが、当時のオフィスのあった代官山と恵比寿間の駒沢通りはエモさのベールに包まれており、あの道を通るのがなぜか少し勿体無いような感覚に陥る。(大好きすぎる映画やドラマを頻繁に見たくない感覚と一緒なのかもしれない)

創業時のオフィスがあった雑居ビル
2020年3月25日。約5坪に3人だった。


リリース記念日が近くなると、毎年思い出すことも、思うことも多々あるが、ちょうど一年前もnoteを書いたので、今年も少しばかり書きたいことを書いておこうと思う。


▼ 2周年のnoteはこちら。ご興味ある方はぜひ。


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起業した頃、
GREEN SPOONは僕だけのものだった。


会社を立ち上げた時はフルコミットでGREEN SPOONをつくってたのは自分ひとりだから考えてみれば当たり前だ。

「ぐりーんすぷーん?食品なんてサブスクしないでしょ」

「製造業 × サブスクのビジネスモデルはとにかくお金がかかるし、やめた方がいい」

「ITの会社にいた人が食品やるの?なんで?モノ作り、特に食品はリスクも高いし大変だよ」

どこに話を聞きに行ってもこんな感じで、ご丁寧にネガティブな意見をたくさん頂いた。

一方、僕の気持ちはその声とは裏腹に、反対されるからこそ筋が良さそうだと、持ち前のあまのじゃくを発揮。徐々にやろうという気持ちが固まっていった。


そうして3年前、GREEN SPOONは始まったのだが、
今はどうだろう。


今は、
僕だけのものじゃない。


自分と同じようにこの3年間、人生を懸けてGREEN SPOONに精魂込めた仲間がたくさんいる。社員だけではなく、外部のパートナーの方々を含め、この事業を信じてくれた人たちに3年間で大勢出会い、その人たちの想いや仕事がギュッと詰まって出来ている。


GREEN SPOONのことで喜怒哀楽を共にできる仲間がいることは人生の喜びだし、その仲間に出会えたことは自分の仕事観、人生観までもを一変させた。


この3年、通常ではあり得ないことが巻き起こりすぎた。今まで経験し得なかった感情、状況の連続だったし、昨年は自身の人生史上、最大のどん底も経験した。(支えてくれた仲間や友人たちには本当に感謝・・!)


でも、毎日心から熱中できることがあり、それを好きな仲間とともにやれ、その活動がある特定の人々の役に立ち喜んで頂けていることに、何より救われ、今がある。

純粋に人々をワクワクさせ、喜ばせたい。
その人々が誰で、どんな風に役に立って喜ばせたいのかの価値観が似ている人たちと、その人々へのサプライズを一緒に企む。

それが仕事というものだ。

昨年のサプライズ。彼女がサブスクユーザーだった縁で実現した。


GREEN SPOONのビジョン(=世界の喜ばせ方)は、起業前にしていた世界旅行中のハワイで思いついた。ジム帰り、夕方のワイキキを自転車で走っている時だった。

自分を好きでいつづけられる人生を。


僕自身、この人生を一つでも世に増やすために起業したが、仕事だろうと、プライベートだろうと、スタンスは何も変わらない。これは対世界、対他者と向き合う、自分の生き方のコンセプトみたいなものである。


人生の中で直接関われる人には交友関係の中でそれをやっていきたいし、直接関われない人には仕事(現在はGREEN SPOON)を通して、少しでもその貢献ができたらと思っている。


なぜ、自分を好きでいつづけられる人生を増やしたいのかと言われれば、自己への肯定感や受容感のある人の方が、主体的に他者に与えることを選べ、その結果その人自身が幸せを感じる時間の総和が増えると信じているからだ。


この世界の真理の一つに、より多くのGIVEをする人=幸せを感じられる人というルールがあるのは、多くの人が気付いている事実だと思うが、TAKEばっかでGIVEできないなぁという時は、自分で自分を認められず、好きでいられていないことが多いのではないだろうか。


世界の喜ばせ方はなんだっていい。歌で喜ばせれば歌手だし、料理で喜ばせればシェフだ。
自分が役に立ちたい、喜ばせたいと思う人を想像し、その人はきっとこうしたら喜ぶって信じられることを自らが楽しみながらやる。
それが仕事と呼ばれているものであり、人生だ。

それともう一つ。
尾田栄一郎さんの大好きな文章がある。

この世は、
思った通りになるのだそうで。
思った通りにならないよと
思っている人が、
思った通りにならなかった場合、
思った通りになっているので、
やっぱりそれは、
思った通りになっているのだそうで。
ワンピース第32巻巻末



今年は有難い御縁を頂き、3回ほど大学で講義を持たせて頂いたのだが、学生達からは漠然とした将来への不安、今できることから未来を考えようとする人が多い印象を受けた。

今できることだけから考える人生は、自分の可能性の芽を摘み、きっとつまらない。今できないことでも本気で望み、最後までそれを自分が信じ抜けばその通りになる。


また、健全に「よし、何かやろう!」と奮い立っても、ラクして成功したい、ラクして痩せたいのような〝ラクして欲しい〟の奴隷にならないように。
という話をさせて頂いた。


残念ながら人生に魔法や裏技は無い。痩せたい時は今すぐ走るしかないのである。その最もシンプルな決定とその継続が本当に難しいのだが、その選択ができないと資本主義の食い物にされてしまう。

自分もできることなら、何でも〝ラクして欲しい〟。笑
ただ、現実はそんな希望を持っていても前にはまるで進めない。起業してからは特に、何かをラクして手に入れようと思うこと自体、すっかり諦めてしまった。TAKEの姿勢で得られるものなど、この世のどこにも存在しないからだ。


その代わりに、本気で想ってやれば(努力ではなく、ただ夢中に)なんでもできるんだってことを、会社や事業、仲間たちを通じて、現在進行で学ばせてもらっている。


起業してもうすぐ4年が経つ。今なら、この世界で僕たちが享受しているものは、誰かの本気の情熱や意志が起こした奇跡なんだと心から思えるのだ。

ここ最近の世の中はAIの話題で持ち切りだが、AIが代替できないのは、自律した個の想いや情熱から生まれる意志ではないだろうか。

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創業時からずっと言い続けてきた、GREEN SPOONを世に残る「食」のサービスに仕上げ、自分を好きでいつづけられる人生を一つでも増やす。

それを作り上げるプロセスを仲間と一緒に青春し、僕たちの最高の思い出をつくる。

結果として、切磋琢磨し合った個々の人間としての成長、キャリアパーソンとしての成長があり、GREEN SPOONは世界で通用するブランドになる。

僕は消費よりも生産の方が断然楽しい。TAKEには幸せの限界を感じるが、GIVEには幸せの限界を感じない。


4年目の今年も、自分たちが何より楽しみながら、世界に対するGIVEをGREEN SPOONを通じてやっていくつもりだ。


そして今年6月、GREEN SPOONの新たな世界をお披露目するため、仲間とともにその準備の最終段階に差し掛かっている。3周年の今はちょうど、大切なひとの誕生日プレゼントを選び終わって渡すまでに感じるようなワクワクと少しの緊張が入り混じる期間。


これを読んでいるお客様がいらっしゃれば、
ぜひご期待いただけたらと思います。


WillとWantで挑戦する人生はたのしい。
Love what you want and your will.


お客様、GREEN SPOONのメンバー、関係各位の皆様、
4年目も変わらず燃えていきますので、よろしくおねがいします。今年も楽しんでいきましょう!


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