
働く女性の100年
読んで読んで、読みまくる
「読書したい!」熱が思いきり高まった9月。小説にビジネス書、新書に絵本…つぎつぎと雑食に読み漁り、1か月で28冊の本と出逢いました(おかげでNoteの更新は、少々おサボり)。
※ 前回の本棚(No.1)はこちら
最近すっかり涼しくなって、ますます読書の秋ですね。
先月に引き続き、今月も【キャリアの本棚】をテーマに本のご紹介を。特に「悩める働き女子」におすすめしたい1冊です^^
No.2 『百年の子』
<あらすじ>
出版社勤務の明日花(28歳)。ファッション誌からとある部署に異動し、鬱々とした気分で過ごしていた。そんなとき、自社が出版する児童向けの学年誌100年の歴史を調べるうち、今は認知症の祖母が、戦時中、学年誌の編集に関わっていたことを知り ―――
主人公の明日花を中心に、様々な時代、様々な立場の”働く女性”が登場する本作。
女性とは?働くとは?母とは?娘とは?
時を超え、視点を変えて絡み合い、紡がれていく人々の〝想い〟に、ぐっと胸を掴まれました。最後の1ページまでめくり終えたときの、満足感がすごい。
< こんな方におすすめ >
・「働く女性」の100年、と聞いてピンとくる方
・ 仕事と家庭の両立で、心が折れかけている方
・ 本当はやってみたい仕事や夢がある方
・ 仕事のモチベーション低下に悩んでいる方
「いまの私」以外の視点
『百年の子』を読んで改めて感じたのは、【働く女性の悩み】と一言で言っても、その悩みの種類、感じ方は本当に人それぞれだよなぁってこと。
・仕事はめちゃくちゃ楽しいけど、プライベートがボロボロ。。。
・ 妊娠、出産。結局、キャリアを犠牲にするのは女の方。。。
・同じ成果を出しているのに、結局、男性の方が評価されてる気がする。。
どの立場、どの年代の女性も、大小さまざまな心の引っ掛かりを感じながら、日々目の前の仕事をこなしているのでは?
誰もが自分の立場で目の前の景色を切り取りがちだし、周りの人の想いを決めつけがち(「きっとこう思ってるんだろう」「気にもしてないんだろう」みたいな)。だけど、小説という形で色々な立場に立ってみると、
それって、自分がそう決めつけてるだけかも…
って。急にイライラ、もやもやから距離が置けるような、ふわっと視野が広がるような感覚を覚えました。
会社員時代、本当にこの本に出逢っていたかった!!!
個人的には前の職場が新聞社だったので、歴史ある出版社という舞台が、なんだか親しみを感じる部分でもあり…。現代で働く女性という視点だけでなく、世代を超えて「働く女性」の視点を感じられたところにも、他にはない新鮮さを覚えました。
少し厚みのある本ではありますが、絶対に読んで損はない1冊。忙しい、余裕がないと感じているあなたにこそ、是非手に取っていただきたいです^^
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日も素敵な1日を🚢!
プロフィールはこちら↓
「♡」は、誰でも(noteにアカウントを作っていない方でも)押すことができます。この投稿を「いいな」と思った方は、気軽に押してもらえると嬉しいです^^
いいなと思ったら応援しよう!
