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小麦は「悪者」じゃない!

こんにちは!

\重ね煮で叶える♡あんしん離乳食・幼児食/
重ね煮アカデミーのともなです。

今日のテーマはこちら!
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小麦は「悪者」じゃない!
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数年前から
「グルテンフリーブーム」ですよね。

「グルテンフリー」
「国産米粉使用」

という表示の商品が増え、
それだけで健康的で良いもののように
感じてしまいませんか?

そんな私も、
腸の不調を改善したくて、
小麦粉から米粉へ、

せっせと置き換えて
パンやおやつ、揚げ物を
作っていた時期がありました・・・


ですが!!!

実は、この認識には
注意が必要です。

問題の原因と対策が
すり替わってしまっているんです。


そもそもグルテンフリーは、
アレルギーや特定の病気を患っている人のための
「食事療法」として誕生しました。

その原因は、腸内環境の乱れによって
引き起こされる腸の炎症です。

腸が炎症を起こすと、
小麦が持つたんぱく質(グルテン)に
過剰反応して、アレルギーや不調が
生じるのです。

その対策として
グルテンを除去する「食事療法」が
採用されるようになりました。

なので、この一面だけを見て
グルテンフリーで健康になる
と考えるのはキケンです。

そしてもうひとつ考えたいのが、
食の歴史です。

私たちは
食を見直す時に、

その成分のみに捉われ
食の歴史を見落としがちです。

日本では古くから、
小麦はうどん、お焼き、麩
といった形で食べられてきました。

やさいたっぷり

たっぷりの旬のやさいに、
少しの小麦粉。
それが日本における小麦の食べ方でした。

当時、現代のような
アレルギーや腸の不調は
ほとんど見られませんでした。

つまり、腸内環境を乱し、
腸の炎症を引き起こしている原因は
小麦そのものではないのです。

小麦そのものが原因ではなく、

小麦の食べ方
変わってきていることが
問題なのです。

現代の私たちが食べる小麦製品は、
かつてのうどんやお焼きではなく、

パン、パスタ、スイーツ類に
変わってきています。

小麦の食べ方が変わってきている!


これらに必ずと言っていいほど
含まれているのが糖分油脂です。

過剰な糖分油脂が引き金になって、
▷腸内環境が乱れる
▷腸管粘膜が荒れる

その結果、

小麦製品を食べると、

小麦のたんぱく質に
体が過剰反応して、アレルギーや不調が
引き起こされるのです。

そのため、
アレルギーや不調を改善するために、

「グルテンフリー」を意識して
米粉のパンやスイーツに置き換えたとしても、

そこに糖分や油脂が
使われていたら
変化は期待できません。

まずは、食生活のなかで
糖分や油脂を摂りすぎていないか?
見直してみてください。

目に見えない形で、
意外に多く摂取しているもの
なのです。

小麦を「悪者」と捉えるのではなく、

正しい食べ方を知り、
腸が元気でいられる食生活をすることが
私たちの健康にも繋がっていきます!

*****
かつて潰瘍性大腸炎の
症状に苦しんだ私。

▷ごはんとお味噌汁
▷砂糖と油を使わない「重ね煮」

を食の中心に変えた結果、
すっかり元気になりました。

小麦も、たまに
食べるけれど問題なし。

ハレの日には
ケーキも食べるけれど
問題なし。

「日本人に合った食べ方をすること」と
「ハレとケのメリハリをつけること」
がとても大切だと
実感しています。

皆さんの健康づくりの
ご参考になれば
うれしいです。

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