理学療法で、体脂肪は落ちるのか?
おはようございます。
平日と休日の運動量の差が大きくて毎朝の体脂肪率と筋肉量が気になっているもなりんです。
中々平日はまとまった時間をとりにくいので、10分でも15分でも、仕事外のときに筋トレやダッシュをしたりしているのですが…。
やはり日中にどれだけ動けるかのほうが大事なんですよね、結局は。
ちなみに今回のコロナの関係があるのかどうかは知りませんが、YouTubeとかみていると自宅でできる筋トレを、それも数分の間で行えるものが結構出回っているみたいですね。
色々と検索してみてもいいかもしれませんね。
(ちなみに、もなりんはBOOST ATHLETEとメトロンブログを知り合いから紹介されました。そして実際にやっています。)
さて、筋トレとか体脂肪率というとやはり気になる人はいるのではないでしょうか?
「お腹回りの脂肪が(笑)」。
昨年度まで病院で、今年は訪問で理学療法士として働いていたときに感じることとしては、体型的に「そりゃ、そうなるわな」という人が結構多いこと。
もちろん、中にはパッと見は標準体型の人もいますが、やはりリスクとしては肥満体型の人のほうが色々な病気にかかりやすいのは知られていますね。
それで理学療法士としてのはたらきとしては、主にリハビリを提供し、怪我や病気になったあとに自宅での生活復帰や介護者の介護軽減などがあげられますが、ほかにも運動指導というところもあります。
運動指導といっても、「こういうことをするといいですよ」というのをお伝えするのが一般的なイメージとして持っておいていいと思います。
では、そうした運動を指導したりすることで体脂肪率というのは変わるのでしょうか?
正直なところ、自分はこう考えています。
「結局は、その人自身がどれだけ自発的に行動できるかなんだよな」と。
まあ、身も蓋もない話ではありますが…。
ただ、特に入院している人は気をつけてほしい面があるのは感じています。
「体重の減少が、体脂肪でなく筋肉量や水分量の低下から来ている可能性が高いのではないか」ということですね。
ここについては、以前勤めていたところでは体脂肪率と筋肉量までは測定していないところでしたので明確なことは言えません。
ただ、筋肉量が低下している可能性が考えられる要因はあります。
それは、入院以前と入院中の運動量の差と食事量、投薬からきているところです。
回復期病棟では1日で最大3時間リハビリを行えるところもありますが、急性期や慢性期のところではどうしてもリハビリ以外では中々動けない人が大半ですね。
まあ、そもそもしっかり動けているのならそれこそ入院対象にはほぼならないのですが…。
それでいて、家事とか買い物とかを日頃やっていた人が全然動かなくなる。
しかも行動できる範囲が病院の建物のなかに限られてしまうのであまり負担もかけにくい。
食事とかも出してくれるから、余計に動かなくてもよくなってしまう。
それでは使うための筋肉が不要になってしまいます。
またその食事も、糖尿病食やら心臓病食やらで塩を抑えつつ、食事そのもののカロリーで計算されたメニュー。
一見正しさからきているのでしょうが、はたして身体の回復からみたらどうなのでしょうね。
ちょっと、脱線が過ぎました。
ただ、理学療法単体で体脂肪率を減らすというのは「あまり現実的ではない」というのが、個人的な考え方ですね。
やはり理学療法だけでなく、いい食事と休息のバランスからなのでしょうね。
まあ、そもそも健常者には「理学療法」はまず大抵は不要ですが(笑)
「理学療法」を受ける場合は、怪我や病気にかかってしまって必要となった人が主な対象ですので。
体脂肪率を落としたいのであれば、理学療法に限らず、適切な運動と食事と睡眠をとって、脂肪が燃えやすい体にするしかないのが、結局のところの結論なのでしょうね。