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変なおじさんとの最後の電話、罵られても、今生の別れが来ると分かっていたら、すれば良かった。

変なおじさん、最後は、喧嘩ばかりしてました。

山行き阻止のため、あれこれ、自分も苦肉の策をねって。

それがいけなかったと思う。



前回は、山から降りてきた頃合いを見計らって、心配ことを電話した。

登頂できた模様で、素直に聞いてくれた。


その時のことを思えば、あん時も、ダメもとで、「変な夢、見たんよ・・」


でも。「あのさあ、もう、帰ってきた方がいいよ」


でも。なんでも、自分の思いを伝えた方が良かった。


今更、後悔しても、何にもならないけど・・。


寒い雨の日には、こんなことを考えてしまう。


今だったら、わかる、どんなつまらない電話でも、変なおじさんは、私のブータレ声が聴きたくて、聴きたくて仕方がなかったと。


一言、「私、具合が悪いの・・帰っておいでよ・・」と。


たったそれだけでも良かったのにと。


変なおじさん、私のことを心配していてくれてるのか、笑って見ているのかなあと。


お空の上で。だから、雨が降るときは、変なおじさんがお空の上で、悲しんでいる時なんだ。

晴れの日は、おじさん、お空の上で、ニコニコ笑っている時なんだと。


ふと、思う。

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