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シェイクスピア「リア王」続編としての👍かいけつゾロリ

愛は舌より重いもの

シェイクスピア「リア王」

「嘘を吐くと閻魔さんに舌を抜かれる」
とは誰が言ったのか?
舌を抜かれるのは「愛」である
死に向かう父に
愛情をありのままに表現してみよ
と言われ
姉達の感動的スピーチの後には
Nothing
という言葉しか
残されてなかったコーディリア
相続もnothingとなり
殺害され
なきもの=nothing」とされてしまう。
こうして
リア王が持っていた
唯一、実際の愛
あるもの」も
なきもの」となる

リア王のクライマックス。
コーディリアの亡骸(nothing)を抱き
正気を失い(nothing)
王として権威を失墜した(nothing)
リア王の叫びは
 “Never,never,never,never,never!”

「なぜ、お前には息が『ない』のだ?
お前はもう戻って来ない」
本物の愛に気付く瞬間、ひとは愛を失うのである。
リア王劇中
何十回も溢れるのは
“Nothing”
という言葉であった

ハンナ・アーレントが「人間の条件」で
善の「無」世界性を
こう言っている
「善」とは
「見られ聞かれることから
隠れようとする傾向を秘めて」おり
「公になった途端
ただ善のためにのみなされるという善の特殊な性格を
失う」
善は沈黙し
悪は雄弁だ
つまり???
悪口をいうのは
悪人のみだから
世は全て逆
シェイクスピア恐るべし
んで
舌を抜く人を間違えた
えんま大王は
とんま大王に
改名されました😆とさ
底本は以下⬇️


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