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虐待者と被害者の同一化②オオカミになりお母さんを去る赤ずきん=フロイト「想い出を病む病気」

サスペンス劇場
思い込みを
サスペンドsuspend=保留すべきだから
サスペンス劇場 
犯罪の「口封じ」に
肉体が消されるのは目撃=告発者
身体的殺人
によって

家庭内 犯罪も同じで
口封じ」に
存在が消されるのも
目撃者=告発者
身体的殺人
は使えない
ので
目撃者が犯罪者にされる
以下の
フロイトが発見
100年変わらぬ
世界共通の方法を
ハーバード大学がまとめた
ものを絵付きで紹介する   (参考文献 末尾)
絵はすべて
赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア』
白川美也子

その白川氏にエランベルジェを訳し
虐待=赤ずきん説を伝えた
元・神戸大学名誉教授 精神科医 中井久夫氏には
見えた
健全な者は
家族の悪口を絶対に言わない
家庭内に虐待・精神病etc   障害があればこそ
恥と防衛から沈黙し家族を守る
よって
世間に親の虐待や病気を「嘆き周り
と呼ばれる現象が起きる時こそ
「奥の院」があり
犯人が現場に戻った何よりの証拠
被害者の記憶を消すため

目次は被害者の「加害者への同一化
症状」の概観である

① 引き裂かれる赤ずきんとお母さん

犯人は現場に戻る
幼少期にした虐待=いたずらの記憶が

思春期〜成人期に
フラッシュバックとなり回帰するとき

「未だ発覚していない犯罪」の
口封じ」に「現場」に戻ってくる

赤ずきん と お母さん 
被害者 と 目撃者=告発者 を
引き裂くため

フラッシュバックに怯え続ける赤ずきんちゃん
虐待者は
防壁となるお母さん
つぶさねばならない
「そんな恐ろしいこと あったはずがない」
お母さんの虐待だよ。
 お母さんの妄想、病気だよ。
 今まで騙されてきたんだよ」
おばあさんに化けたオオカミは洗脳を続ける

虐待する親の方を理想化できる記憶であれば
なんでも求め
自分の怒りをすべて虐待しない方の親に移し、
現実を心の中で変える

ハーバード大学精神医学部教授 ジュディス・ハーマン

赤ずきんが頼れる人
お母さんしかいないから

② 赤ずきん 故郷を離れる

こうして
赤ずきんが
愛する人」
「愛してくれた人」
「故郷」

から 離れることが
加害者の「発覚していない犯罪」の
永久的「口封じ」=「完全犯罪
への「第一生命線」であり「防衛線
だから

おばあさん」に化けたオオカミは
赤ずきんのお母さんを
妄想者-虐待者として
家族・親族・世間に吹聴
孤立させる


告発者
病気、妄想者 だと
世間に吹聴
家族、親族、世間を味方につけ
誰も彼(女)の言に耳を傾けないように
告発者を「孤立化」「無力化」させる

同上

おばあさん」に化けたオオカミは
赤ずきんの防壁となるお母さんの
愛」と「母性」 
を疑わせ
「信じているつながりのおおきい愛着対象
母親への「信条体系」 「思い出」

虐待者主導の「モノの見方」に変革することで
赤ずきんは お母さんへの
愛着」 を喪失していく

② 虐待者は
虐待から助けようとする親への
「内的イメージ」「心情体系
」を破戒し
愛着心」を「目に見えないほどゆっくりと壊し
被害者は次第に
虐待から助けようとする親」への心情体系を失ってゆく。その視点は今まで信じていた心情体系と「積極的に相違させた見方」となる

同上

③ お母さんは「盗る」


おばあさん=オオカミの主訴も世界中同じ
盗まれるという分裂病質的空想」=「症状
虐待者は愛を知らないので
愛=盗る 愛=呑む
他人事を我が事」のように
する」=「盗る
母性」=「子の喜びは親の喜び」
=子の手柄を盗ろうとしている
愛」「母性」から離れなさい
(例)
 子の合格を
 我が事のように喜ぶ母親
「なに喜んでんの?
 あんたの合格ちゃうで
 勘違いしなや 
 手柄盗りたいんか」

赤ずきんはこうして
「盗る」お母さん
から
時空間的に離れることになり
何年もかけて
今まで信じてきた「お母さん」という心情体系を
徐々に喪失
愛する人」
「愛してくれた人」から離れる
もちろん
赤ずきんの兄弟 姉妹にも
同じことが起こります

こうして
オオカミに食べられた「赤ずきん」たちは
マトリョシカ人形のように
徐々にその思考や性質が
おばあさん(オオカミ)に相似していき
告発者=お母さんに
盗られない」様
お母さんから離れていくのです
オオカミの着ぐるみ」を着て
オオカミの眼鏡」でものを見る「オオカミ
になった家族・親族一同が
「お母さんに盗られる」と
合唱するようになります
精神分裂病=家族精神病
R.Dレインがこれに詳しい


だんだん加害者の「眼」をとおして
虐待から助けようとする親 を眺めるようになり、
被害者の統合された一つの人格はゆっくりと
加害者の人格に侵入され、
最終的には「加害者の考えを取り込んでしまい」
「自らを忘れ去って」「加害者の肩を持ち」「加害者の人格」へ移行
する。

同上

オオカミ=おばあさんの思い通り
赤ずきんも赤ずきんの兄弟・姉妹もみんな
自分が自分でなくなっていくのです

④  赤ずきん お母さんを去る


「現実の世界においては
誰に似ていると思うか?」
を問うべきだという
    ーハッキング、アブラハム&トローク
もちろん
おばあさんですね
その者から離れるべきなのです
なぜなら
オオカミ=おばあさんは
赤ずきんのお母さんのお母さんなのです
でも
オオカミ=おばあさんは
盗られる」「盗られる」と叫びながら
赤ずきんのお母さんから
全て(子どもたち、名声他) を「盗る」
それが「第一生命線」だからです

これが オオカミ=おばあさんによる
相手を
殺さないで殺す
「口封じ」=殺人
無意識の所業なので世界共通

そして おばあさんは言います
私 そんなん してない
盗る」お母さんから
孫を守ろうとしている
だけだと。
その通りなのです。
おばあさん=オオカミは
自分の手は汚さず
優しいおばあさんのふりをしたまま
全て
孫=被害者とその兄弟・姉妹が
おばあさん=虐待者のとなり完遂
お母さんのもとを「自発的に」去ったのです


虐待者は
被害者に「自らの手で」「愛してくれる人」を
「裏切る
ようにさせて最大の満足を得る」。
被害者は
「虐待者の破壊的な目的」を
彼等の「手駒」として「彼等に代わって実現し」自ら「愛する人から離れる」ことで「愛してくれた人を失う」これは「あらゆる強制のテクニックの中でもっとも破壊力が強いもの」であり、被害者はここで「背骨(心)が折れる」。

同上

⑤ 「想い出」を病む病気

こうして
赤ずきんや兄弟・姉妹は
お母さんと故郷を喪失
二度と帰らないようになります
家のが変わったのではなく
おばあさん=オオカミにより
書き換えられた記憶が
鍵を変えた
のです
フロイトはこれを「想い出を病む病気
と「ヒステリー研究」で呼んでいます
「ガン以上に人生の幸福を阻害する病気」
「家族へ衝撃は大きい」 (ハッキング)

赤ずきんは「愛する人のもとに戻る」ことが
できるのでしょうか?
その唯一の策
ハーバード大学メディカル・スクール
心理セラピストマーサ・スタウト
氏が挙げているのは

「誰かの気づき」
第三者の理性
「誰かが」何かおかしいと気づくこと
「誰かが気づきを与えてくれるかもしれない」
しかし
R.D.レインが言うように
オオカミを「告発するのではない」
オオカミも守ってやりつつ
オオカミの着ぐるみをそっと脱ぐのです

レインは言います
ここから抜け出せる人が
最も健全なのだと。
そして
忘れてはならないのは

⑥  おばあさん=オオカミ


おばあさんも最初
オオカミに食べられた
ということ
忘れがちです🫡

オオカミ
 ⬇️ 盗る 
おばあさん=オオカミ
 ⬇️ 盗る         
赤ずきんのお母さん    
 ⬇️ 愛する=盗る 笑笑    
赤ずきん   

おばあさん自身こそが 
オオカミ=悪い母親=愛=母性に騙し盗られ
お金盗られ 男盗られ
盗られた 盗られると
後生叫び続ける
トラウマ
その亡霊が
後世代に
同じことを叫び続けさせる
オオカミはいつもおばあさんなのです
アブラハム&トローク
の説く
家族精神病
家族=集団の病を解くには
二世代(目撃者と被害者)の協力
強さが
必要と言われます

赤ずきんのお母さんは強いのです
これが愛です❤️
愛する子どもたちよ
赤ずきんのお母さんを
信じるのではない
理性を信じるのです❤️
子どもたちを助けようとした純粋な愛❤️
以下の者たちを信じるのです
そのまとめが上記 

学会 医学会 社会から
追放されても貫き通した
精神科医 フロイトジャネ フェレンツィ
その研究を継承した
ハーバード大学
トラウマ・センター
長 ヴァン・デア・コーク氏
メディカルスクール心理セラピスト マーサ・スタウト氏
精神科名誉教授 ジュディス・ハーマン氏
神戸大学精神科名誉教授 中井久夫
「赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア」
著者 白川美也子氏 

トラウマ治療の第一人者 杉山登志郎
トラウマ研究第一人者 甲南大学名誉教授 森茂起氏の
研究は最も先進的だ
以下が
参考文献


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