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決意の裏側の次

みなさまから絶え間なくメッセージいただいています。早速お心遣いを届けてくださる方もあり。なんと言ったら良いか。胸がいっぱいです。

中にはご自身の大切なお話しをしてくださる方もあり。みなさんほんとに、いろんな生きづらさの種類の中で、なんとか今日を生きている。頭が下がります。

点をかき集め、新しい挑戦「権」を得たお話しの「次」、「これからどうなるの?」「関西遠征はいつから?」のご質問をたくさんいただくので、現時点で分かっていることを。

1. あくまで挑戦「権」の段階
ハプロ移植とググっていただくと、まぁまぁデンジャラスな記事がたくさん出ます。

繰り返しですが、仮に今日白血病と言われて、第一選択に入る治療ではなく、私のように話が拗れてしまった方、骨髄移植をする側から再発してくる方、そんな場合の奥義です。

かつ変な話、「白血病細胞が増えている」つまり血液(造血)がおかしいこと以外、脳、肺、心臓、肝臓、腎臓、膵臓、胃、、などの主要な臓器に問題があるかないかのいわゆる全身状態の検査、把握。

もちろん本人の気力、体力(具体的には年齢)、この極めて厳しい治療ができるかどうかの医学的見解。

実施される病院のベッドの空き状態。受け入れて頂けるかどうか(対応し得る上記身体の状態かどうか)

まだまだ越えねばならぬ壁がいくつもあるので。必ず「ハプロ移植ができる」確約が現時点ではありません。

2. で?じゃあ、どうなるの。
まず明日、月曜から通い慣れたいつもの病院に入院し、諸々検査を受け、おかしいのは造血だけか。他に異常があるかないか。調べます。
その各種データを関西の遠征予定先に送っていただきます。

先方のご判断、物理的状況(ベッドが空いてるか。適切なタイミングで移植できそうか)回答を得ます。

2-a. GOをいただければ。来週どこかのタイミングで関西に移動。移植に向け治療開始。

2-b. STAYの場合、いつもの病院でGOを待つために抗がん剤治療を1クール、そのあと関西移動。移植に向け治療開始。

2-c. NOの場合挑戦は終了。いつもの病院で抗がん剤治療→可能な限り「生」を引き伸ばす。が、基本的に抗がん剤だけでは押さえられないので、長くないこの先のどこかで召される。早くて半年先。

こうなっています。ですから「全ての点、集まれ(実行済)、その点、ものすごい力になれ!」なのです。

個人的には2-a. かつ最速のリカバリーしか考えていません。

3. なるほど。挑戦できる場合どれくらい入院するの?いつ退院?どんな副作用あるの?

これは未知数です。他のがんや病気も同じと思いますが。各人の年齢、身体状況、既往歴、気力、体力、精神の状態。全てを加味して、治療スケジュールは組まれます。

出産だって陣痛が来て、破水して。そこからあと2時間くらいかな?なんて言われて、丸3日かかったなんて話、ザラです。
なので私も先生も「誰も分からない」が正解です。そうとしか回答できません。

過去のデータ :
『初回』
移植まで : 10ヵ月
移植後 : 7ヵ月
ニンゲンとして戻れるまで :
退院から2年半
肉体ダメージ :
潰瘍性大腸炎級に1日7-80回お尻から液体(1日2リットル)が出る、手足の痙攣、意識障害、味覚障害、ドライアイ、ドライマウス、ドライスキン、逆流性食道炎、出血性膀胱炎、閉経、更年期障害

『2回目』
移植まで : 1ヵ月
移植後 : 2ヵ月
ニンゲンとして戻れるまで :
退院から10ヵ月
肉体ダメージ :
13キロ体内に水分が溜まり身体が関取級にパンパン、激しい浮腫と激痛、その後39キロまで急降下、手足の痙攣、意識朦朧、身体中が熱を持ち死ぬほど痒い、耳管開放症で両耳ランダムに難聴、蓄膿で危うく鼓膜切開寸前、引き続き味覚障害、逆流性食道炎、ドライアイ、ドライマウス、ドライスキン、更年期障害
過去2回は基本的に全く同じ、「型の合った」「骨髄移植」をしたプロセスです。見ての通り、すでにかなりの地獄経てます。

次のハプロは前提条件として「型の合ってない移植」です。「日本新」を出すような新たな記録が各種期待されます。つまりこれまで体験した地獄とは、切れ味も残酷さも、恐らく文字通り桁違いです。

4. まとめ
「いつから?」「いつまで?」「どんな治療?」は書きました。

来週以降アップデートは引き続き書いていきます。ここには最新情報を包み隠さず書いているので、逆に書いてないことは分かってないことと思って頂けたら幸いです。

新庄剛志さんが「プロ野球界に復帰する」と今、絶賛トレーニングされています。
12月のトライアウトに「受かること」しか、考えていない彼に。
「ダメだったらバリに帰るのですか?」とか質問されてる方に、外野ながら強烈に腹が立っています。

できると思ってやらなかったら何もできません。シンプルかつ、当たり前。出来なかったことの言い訳、自分への保険かけてるわけありません。

挑戦すると決め(当たり前に相当な覚悟してます)、調べ、肉体を追い込み、押し上がる不安を日々掻き消し。むしろ限界に挑むことを楽しんでやってるんです。

僭越ながら私も。元からある種ドMですが。いよいよこれは変態の域。
さらなる深み、さらなる地獄に自ら向かおうなんてイカれてなきゃ無理です。
かの安藤忠雄氏も、5つも臓器取って「むしろ今の方が元気だ」と仰る。
だからもう一度。
・奇跡信じてます!
・あなたは奇跡起こせる人!
・たとえxxでも、、
これらの言葉は勘弁してください。奇跡なんてやつに、自分を任せたくないんです。

未開のジャングルをリアルに自分の手で拓くんです。
「もしxxでも、、」考えてません。5年生存率、天気予報くらいなノリです。
もし、ねば、たら、れば。。自分の言葉にありません。
自分が信じた道を進む。ただそれだけ。

だからとにかく集まったこの点、線になれ!面になれ!全部の力、生きるに変われ!

そう願っています。大丈夫。私は生きる。必ず帰ります。待っていてください。