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社会における私の責任
子どもの健康や食への不安。
孤独な戦いをするママたち
私は現在、重ね煮アカデミーの認定師範として活動しています。
重ね煮アカデミーは、食の学校です。
「重ね煮」と健康に日々過ごすために「食の知恵」をお伝えしています。
先日、継続クラスの生徒さんからこんな言葉を今日頂きました。
「今までゴールが見えない孤独な戦いをしていたな、
と感じます。だけど、今は希望を持って過ごせる事に感謝です」
実は、生徒さんは、年長のお子さんのひどい喘息に悩まれていました。
小学校に上がるまでにこの喘息をなんとかしたいと
ママは、ありとあらゆることを試したそうです。
そして、最後の最後にと、
勇気を出して飛び込んで下さったのが、私の教室「きっちんtanpopo」でした。
申し込んで頂いてから、毎日のように重ね煮を楽しんでいる様子が
頂くメールで分かりました。
季節の不調を防ぐ食べ方など食の知恵も生活に落とし込んで下さいました。
そして、たった2ヶ月後に、こんな嬉しいメールが届いたのです。
「喘息っ子の娘が本当に調子が良くて
5月6月とほぼ幼稚園を休むことなく通えています。奇跡です✨」
お子さんの体調に変化の兆しが見え、ママの長年の苦しみに
希望の光が差し込んだ様子がメールから伝わり感動しました。
こんな風に教室を開講してから、
生徒さんから嬉しい感動の言葉が次々と届くんです!!
その他にもこれまでたくさんの嬉しい言葉を頂いています。
「子どもが偏食で、いつも冷蔵庫の前で泣いていました。
だけど今では、食卓が大きく変わり、私の心が変わりました!」
「重ね煮に出会って、
料理を作る喜びと、食べる喜びを思いだしました!!」
「親戚や家族にも料理を振る舞えるようになって、料理に自信がつきました!」
生徒さんの感動いっぱいの言葉に、私も一緒に感動させて頂いています。
食を変えると、子どもの体調が変わり、ママの心が軽くなり、救われる。
ママが変われば、子どもの心も変わる!!
重ね煮という調理法をきっかけに、いい循環が家庭で起きていくんです!!
重ね煮に出会い、ココロもカラダも変わる
私も昔は、健康や食に悩んでいたママでした。
9年前にさかのぼります。
私が息子を出産した翌日、息子は炎症反応が高く命に関わるということで
NICUのある病院へ緊急入院となりました。
元気に一緒に自宅へ帰りたい!!
そう願い、自分が入院している病院から
息子が入院している病院に毎日のように通いました。
そして、その想いは叶えられ10日後には退院し
自宅へ息子を連れて帰ることができました。
この出来事で子どもを健康に育てることへの強い想いが生まれました。
しかし、子育ては初心者。
息子に対して、育児書通りにならず、不安を感じることが増えていきました。
さらに息子は、赤ちゃんの頃からとても敏感な気質を持っていて、
おっぱいは飲まない、
少しの物音ですぐ目が覚める、
気温や湿度に敏感、
空腹やかゆみ、痛みなどの少しの身体の変化に敏感
匂いに敏感
など、いわゆるHSC (HSPの子ども版です)の気質を持った子でした。
なので、料理が苦手な私は、
毎日の食事作りにも悩むことが多くなってきたのです。
そのうち息子の食べるものしか作らなくなり、
冷凍食品や外食に頼ることが多くなりました。
そんな私が、
家族の健康を守れる自信をつけたい!と出会ったのが
「陰陽調和の重ね煮」という調理法です。
重ね煮に出会い、簡単さと美味しさにハマり、私は料理の楽しさを知りました。
そして続けているうちに私の体質も変わっていきました。
子どもと公園で遊び疲れて帰っても、
疲れが残らずに、夕ご飯の準備ができる様になったり
私が長年悩んでいた
生理痛や便秘が解消していることに気がついたのです。
まだまだあります♪
そのうち
私が季節の変わり目に必ず出ていた咳や
身体の中からのかゆみ、
朝に必ず出る鼻水、
両手に出ていた手湿疹、
花粉症までもが改善していることに徐々に気がついていきました。
これまでずっと、当たり前にあった不調。
病院や薬だけが、私の不調を解決してくれると信じていました。
でも、重ね煮と出会い、それだけが全てではなく、
根本を解決するものは、毎日の生活にあるということことを知りました。
自分自身の体調の変化が嬉しすぎて、
夜遅く帰ってくる夫にごはんの支度をしながら感動を伝える、
なんてこともありました。
長年悩んでいたことが、美味しく食べるだけで改善されたのです。
そして、私は、息子の偏食も気にならなくなりました。
息子は徐々に食べる量が増えただけでなく、体質の変化があり、
健康になっていったからです。
虫に刺されただけで大きく腫れたりした弱い肌も強くなり、
頻繁に出ていた蕁麻疹も出なくなり、
毎日の様に興奮したら出ていた鼻血も出なくなりました。
そして、あらゆることが影響してか、
心配していた癇癪(かんしゃく)もぐんと減ったのです。
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私と息子だけではありません。
夫の脂肪肝の数値も
重ね煮を始めた次の年の人間ドックで改善していました。
脂肪肝は、
中性脂肪が肝臓に蓄積する病気で
放置すると、肝硬変、肝細胞がんへ進行するとも言われています。
自然と無理なく美味しいと食べるだけで、
家族全員のそれぞれの健康や食の悩みが改善したのです。
身体の根本が改善すると、全ての症状が変わります。
重ね煮の師範に。・・が、9ヶ月後にどん底に突き落とされる
この感動を広めたい!!
食や子育てに悩むママに伝えたい!
熱い想いで
2022年に師範として活動を始めました。
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私の教室「きっちんtanpopo」には、
私と同じように繊細っ子のお子さんの
食のお悩みを持つママが集まって下さいました。
偏食のお悩みからアレルギーのお悩み、
料理が苦手というお悩みまでさまざまです。
コロナ禍での起業であったため、オンラインでの講座からスタートしましたが、
オンラインのお陰で、
海外からも学んで下さる生徒さんができるまでになりました。
ところが。
重ね煮の師範になって9ヶ月後、人間ドックで乳がんと宣告されました。
結婚する前から人間ドックで毎年引っかかってはいました。
けれどまさか、自分が乳がんになるとは・・・
他人事のような、夢のような、現実として受け止めきれない衝撃でした。
そんな想いをよそに、癌は進行が早いと言われ、
すぐに手術までのスケジュールが組まれます。
私は、食の学校の師範でありながら、
乳がんになってしまったというショックを受けました。
(実際は、乳がんが1センチ育つまで5~7年かかると言われています)
でも、癌の治療はたくさんあり、専門家であっても人によって意見も違い、
正解も人それぞれ違うことが分かりました。
私は、その時、医療が全てではないということをすでに知っていました。
自分でできることがあるということを知っていました。
なので、必要なことは医療に任せ、
自分でできることは自分でするという覚悟ができたんです。
乳がんの手術や抗がん剤の治療中にも
重ね煮が助けになった
乳がんになった後、病院内の図書館に行くと、
「がんの食事」に関連する書籍が多く目に入りました。
入院中も同室の方から相談を受けたりもしました。
病気になったら、食事を見直すことが多いという現実を知りました。
重ね煮は、砂糖や油を使わなくても美味しい野菜スープや
具沢山の味噌汁が作れます。
そして、病気になった自分専用の食事を作らなくても
家族一緒の食事が叶うんです。
自分だけが特別ではない。
家族と一緒にこれまで通り、美味しいごはんが食べられる。
精神的にもこれは大きな支えとなりました。
「陰陽調和の重ね煮」があれば
どんな人生のステージや状況でも食の手助けになってくれます。
さらに、右胸全摘の手術のために入院した時のこと。
夫と息子が重ね煮を作り、私に写真を送ってくれました。
体調が悪かったらどうすればいいか分かって実践もしていました。
私がいなかったら、冷凍食品や外食に頼ることが多かった我が家。
無理をして調子を崩すことがあった夫や息子が
今では重ね煮を作って、健康でいてくれている。
「生きる力」が家族には付いているという安心感が、
重ね煮があれば大丈夫、という確信に変えてくれました。
乳がんになったのは、
重ね煮を伝えるのが私の志命だと神様が教えてくれた、
そう感じたのです。
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社会における私の責任
これまでコロナや体調の関係で、オンラインの講座のみを開催していましたが、
今年はリアルで重ね煮を広める活動を始めています。
嬉しいことに、3月に開催された重ね煮コンテスト煮物部門にて
最高金賞を受賞させて頂きました。
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そして、5月には、東京吉祥寺にてワークショップを開催。
これまで自宅を含め5回開催することができました。
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今月末には、マルシェにて重ね煮をいっぱい入れたお弁当販売にも挑戦します。
私の社会における責任は、「重ね煮」の調理法だけでなく
先人が残してくれた日本人が古くから当たり前にしてきた
「食の知恵」を実践し続け、
当たり前の世の中になるまで広めることです。
食の知恵は、季節にそった食べ方だったり、
体調が悪い時には病院にすぐ頼るのではなく、
キッチンにあるものでできる手当のことを指しています。
病院や薬だけに全て頼るのではなく、家庭でできることがある。
医療が発達し、次々と新しい薬が開発されても
私たちの身体の根っこを丈夫にする食べ方を
日本中の人々が当たり前に実践できればココロとカラダの病が減る。
健康や食で悩み、孤独を感じているママを減らしたい。
「重ね煮があれば大丈夫」という安心感を手渡したい。
そして、家族の健康を守りながらも、生き生きと社会で活躍し、輝いて欲しい。
私はこの想いを胸に、重ね煮を多くの方へ届けていきます。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました!!