人と向き合うこと
お客様、社員、お取引先担当者様、派遣スタッフ、パート、家族、友人、知人、ママ友etc。
私が日々向き合っている「人」たちだ。
カテゴリーをあげればきりがないが、とにかく毎日毎日誰かと必ず向き合っている。
だから一人の時間ははっきり言ってないに等しい。
なぜかお客様からは身の上話し、ご家族のこと、私が想定しないような内容の話し、そんなことまで私が聞いてよいのか、と思う内容も話しをされる。女将ってそんな存在なのかもしれない。だからいろんなジャンルを知らないと合図地も打てない。いろんな経験をしていれば合図地だけでなく何か言葉が出せるかもしれない。いや、黙ってうなずいているのが良いのかもしれないが。。。
一緒に仕事をするチーム緑水亭メンバー。日々、仕事のことやオフの話なども声を掛け合い、会話をする。たまには一緒に地域に出かけたりもする。向き合って、たわいもない会話でもその人の人柄や、思いが感じられることがある。仕事だけではわからない面も感じられる。たまにはそれがうっとおしいと思われているかもしれないが。。。
と、人と向き合う毎日で色々と考えさせられる。
家族と向き合う時間も大事だ。家族だから阿吽の呼吸もあるが、たまにはつっこんで話をする時も必要。それが衝突でも翌日には平常に戻れる。それが家族だ。
旅館は一人ではできない。皆がいるから成り立っている。女将だけでも、支配人だけでも、板長だけでも成り立たない。企業もそうだ。社長一人だけでは成り立たない。それぞれの役割があって大きな花を咲かせる。
相手を認める。話を聞いてあげる。失敗も見届けてあげる。導いてあげる。
私は懐が深いわけでもないが、毎日たくさんの人と向き合うことで、”自分が自分が”という主張より、たくさんの人に耳を傾け自己成長につなげたいと思っている。向き合い方が未熟なこともあるかもしれないがそれは48歳年相応の向き合い方だと信じ、進んでいくしかない。
そして、無理やりでも作るのだ。
1人の時間を。10分でも30分でも無になることでリセット&リスタートができる。止まることのない毎日の中で、旅館も動いている。だから自分をコントロールして、ちゃんと人と向き合える自分でいたい。
旅館をしていると、無になりたいと思うことがある。
きっと毎日たくさんの人と向き合っているからだと思う。
これが私の毎日で、これが旅館なのだ。
強く、しなやかに、柔軟に。
いつしか私の中でのスローガンが生まれた。
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