夏です。夏休みです。今年はどこに旅行に行こうか。ゆっくりしようか、それとも・・・。親たちはあれやこれやと忙しくなる時期でもあります。我が家もそう。学校がない分、1日のスケジュールが毎日コロコロ変わるし、食事の有無も毎日チェックしないと誰かの食事を忘れてしまう始末(笑) きっと世の親御さんたちも一緒よね、、と自分に言い聞かせながら夏休みをスタートさせております。 宿でロビーや玄関先に立っておりますと、お客様の様子がよく伝わります。チェックインの時、お出かけの時、チェックアウト
私達のお仕事の中に「話すこと」がある。 あたりまえのようであたりまでなくなっている。 相手の目を見て、伝える、聞く。そしてまた話す。 毎日私達はお客様に、挨拶をして、言葉にしてご案内をしたり、気持ちをお伝えしたりしている。コロナを経験し、口をふさがれ、手振り目ぶりで乗り越えたこの4年間。コロナ禍を経てより「言葉のチカラ」を感じている。 旅館の中では、様々なセクションがチームとなり仕事をしている。 接客だけが旅館ではない。それぞれが1人1人の仕事の引き継ぎを行い、繋げ、おもて
お客様、社員、お取引先担当者様、派遣スタッフ、パート、家族、友人、知人、ママ友etc。 私が日々向き合っている「人」たちだ。 カテゴリーをあげればきりがないが、とにかく毎日毎日誰かと必ず向き合っている。 だから一人の時間ははっきり言ってないに等しい。 なぜかお客様からは身の上話し、ご家族のこと、私が想定しないような内容の話し、そんなことまで私が聞いてよいのか、と思う内容も話しをされる。女将ってそんな存在なのかもしれない。だからいろんなジャンルを知らないと合図地も打てない。い
跡取りとして家業に入り24年。旅館業の前は音楽の仕事に就いていた私。 幼いころからの音楽、ピアノとの時間がいつしか大学まで続き、今では旅館のロビーでピアノを弾いている。 ここまで至るまでは紆余曲折。 4人姉妹の長女だった私は、父に説得され、そして自分で決めて東京から戻ってきた。どこかの旅館で修行という選択ではなく自分の傍で学ばせたいという父の思いからはじめから緑水亭へ。「ピアノなんぞもう辞めろ」と言われたことは今では”中途半端にするな”という父からのメッセージだったに違いな
「ゆっくりする」とはどういうことか。 人はそれぞれ生活スタイルが違う。 様々なライフスタイルがある中で温泉旅館へ行く目的もそれぞれ。 目的は色々でも共通するものは温泉に入るということ。 そして、旅館という空間で普段の生活時間とはまた別の時間を過ごす ということ。 日々お客様をお迎えしている私は、このことをよく考えます。 私達は何をゴールに進んでいったらよいか。 きっと、ゴールはないのです。 目まぐるしく変わるこの世の中の中で温泉旅館の存在が、皆様にとってどんなものなのか。