初めての麹づくり in ドイツ(道具編)
初めての麹づくり。海外で麹を作りたい、なんて思っている方の参考用&自分の備忘録用に、麹作りのあれこれを記録していきます。
海外、特にドイツにお住まいの方の参考になったら嬉しいです。
ただし、麹の作り方を解説するものではないので、悪しからず。
麹を作るきっかけ
1月の終わりに私のお味噌の師匠である公子さん主催の、オンライン麹ワークショップに参加した。
私はホリスティックライフコーチなんて名乗っていることからもわかる通り、食べるものには気を使いたい派。お味噌は公子さんのところで2年前に習ってから、ずっと手作りしている。
そしてこれまではずっとお味噌を作るにあたって、彼女が作った麹を購入させてもらっていた。けれどお味噌は大きな甕に仕込んでも結構すぐなくなるし、塩麹をはじめとする麹を使った調味料が美味しすぎてすぐなくなっちゃうので、一念発起して麹も自分で作ることにした、というのがワークショップ参加のきっかけ。
だって、麹って、材料は麹菌とお米だけ!麹菌さえ持っていれば、思い立ってすぐに作れるのです。
今回参加者の皆様は、ワークショップと同時進行しながらご自分でも作られている方がほとんど。数日のワークショップの間、全く麹づくりに手を出さなかったのは、なんと私だけ!
ガーン・・・
みんなすごく志高すぎる。見習わなければ!
ちなみに公子さんのところで麹づくりや味噌づくり、習ってみたいな、という方はこちらからどうぞ。
私は普段それほど慎重な方ではないけれど、今回は身近にあるものを適当に駆使して麹づくりをすることに抵抗があった。これから麹づくりは一生続けていきたいし、それなら最初に失敗しない環境を作ってからやることが大切だと感じていたから。ありあわせのものでもできるかもしれないけれど、そのために何かのプロセスがうまくいかなかったり、失敗した原因がわからなかったりするのは避けたい。最初から失敗するかもしれない、と思えるような要因はきちんと取り除いて、記念すべき第1回目の麹づくりを「楽しいもの」として自分にインプットしたかった、というのが大きい。
出た!ザ・理系バックグラウンド・・・・
道具をそろえる
というわけでまずワークショップを受けてからまず取りかかったのは、道具を揃えること。
自宅にある鍋やざるやその他色々なものを組み合わせて熟考してみた結果、やはりせいろ・蒸し布・せいろを鍋に固定させるためのリングは必須であるという結論に達したので、早速アマゾンで注文。
せいろはいろんなメーカーのものがあって数日悩んだけれど、大きさが適当で、レビューがいいもの、ということでこちらを購入。
そして次の問題。
どうやってせいろを鍋に固定させつつ、蒸気を100%利用し、なおかつ鍋の水がせいろに跳ねないようにするのか?
公子さんはワークショップで、板を買って真ん中に穴を開けたものを使ってもいいと言っていたけれど、木は年月と共に反るからどうせ買うなら安定した金属製がいい。
検索を繰り返して見つけたのがこちら。
これ、手持ちの鍋とせいろにぴったり安定しなかったどうしよう?とドキドキしながら購入したけど、結果、ぴったり!
すごい、私の勘!
そして蒸し布。
普通の木綿やせいろに付属しているような木綿の布だと、蒸した米がくっつきまくるらしい。そんなことになったらお米がもったいない、熱い蒸し布からお米を剥がそうとパニックになる、そしてそうこうしているうちにどんどんお米が冷めていく、という情景が目に見えるようだったので、こちらもくっつかない布を購入するのがまずは第一と判断。
私が購入したのはこちら。
46センチのものをせいろで蒸す時用に2枚(せいろが2段だから)、70センチのものは蒸して麹菌をかけた米を包む用に購入。
この時点では、リングの到着が一番遅くて4週間くらいかかりそうだったので、2月末には麹づくりができるなあ、なんて思っていたらハプニングが。
なんとリングは順調に2週間で届いた。
でもその代わりに、計3枚注文した蒸し布が、2枚しか入っていなかったー!
結局布をまた追加で送ってもらったりで、ちょっと時間ロスしました。ちなみにお店の対応はとっても良かったので、ご心配なく。
というわけで、実際の麹づくりの話は次回に続きます。