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全国友の会ってどんな会?

私が所属している全国友の会について書こうと思います。

全国友の会は、1930年に日本初の女性ジャーナリストで教育者の羽仁もと子を中心に、雑誌「婦人之友」の愛読者によって創立されました。今年で創立94年になります。「婦人之友」は創刊120年以上で、近年本が売れないという中で、異例のロングセラーです。
日本全国と海外に180の友の会があり、約13,000人の会員がいます。

「良い家庭から良い社会をつくる。よく教育するとはよく生活させること。」と願って、衣・食・住、家計、子育て、環境のことなどを学び合っています。居住地に近い者同士で最寄という最小単位で集まり、それがいくつか集まって方面(ないところもある)、またそれがいくつか集まって友の会という単位で活動しています。

私は、子どもの幼児教育がここの運営するものに次女を通わせることにしたので、この団体に入りました。正直、何の団体かよく分かってなかったので、会費も発生するし、ヤだな~と思っていました。


この会が何をする会かよく分かってなかったんですよね。

友の会では、ふだんは生活のことを勉強し合っています。
勉強?って思いますよね。
勉強と言えば、世間的には学校でする勉強。国語、数学、英語、理科、社会など。
友の会では、衣食住、家計のことを記録をつけたり、分析したり、話し合ったり、聞き合ったりします。それを「生活勉強」と呼んでいます。

生活が勉強になるんだー!
と初めて聞いたときは、その言葉の響きに感動!
生活って誰もがしてて、当たり前のこと。
でも、やり方も何も教えてもらってない。他の人がどうしてるかも知らない。話題に上ることもあんまりない。
効率悪いことしてるのかもと思っても、人とそういう話をしないから結局そのままやり過ごしていくだけ。解決のきっかけもない。

昔は、3世帯同居が一般的だと、嫁姑関係があって、
今でこそそれは煩わしいもののように言われているけど、
嫁として姑に習って、家事上手になることもあったんだろうな、と思います。(全てではないから、逆もあるんだろうけど。)

また、女性の立場としても、結婚や独立した時に家事などを参考にするのは実家の母のやり方じゃないでしょうか。

友の会って、年代様々な色んな人に、色々聞ける。

何時に起きて、何時に寝るの?
子どもは何時に起きて、何時に寝させてる?
朝、どんな家事をして、どのくらい時間がかかる?
夕食作りにかかる時間は?
どういうものを作ってる?
作り置きの工夫は?
排水口の掃除はどうしてる?
環境のことも考えて、洗剤はどうしてる?
などなど。

1つ1つはママ友とかに聞けても、あんまり詳しく聞くと普通だと変な感じになっちゃう。でも、それが堂々と詳しく聞けるところが友の会なんです。

同じように子育て中の母もいれば、少し先輩もいる。子育て卒業した人もいれば、年配で人生自体が参考になる人もいる。

家事や人生の参考にするのが、母や姑だけだと具体例が少ないし、
人によっては(私なんかがそう)、それが全てだ(正しい)と思っちゃう。

とりあえず教えてもらった通りにやって、自分に合うものを選んでいく。
色んな人のやり方を聞いて、自分に合うものを見つけていく。

母や姑だけだと、身近なだけに言葉が直球になったりするけど、それがない。母や姑が近くに住んでるとも限らないし、これっていいやり方だと思うんですよね。

友の会では、家計費や教育費、時間の使い方など調べ物をして提出することがあり、面倒に感じる人も多いけど、純粋に自分の生活を見つめる(記録して分析する)ってなかなかない機会なので、調べ物自体が気付きにつながることも多いのです。

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