アメリカは朝ごはんが美味しい
アメリカに出張に行くときに、一番楽しみにしているのが、朝ごはんの時間です。
カリカリのクリスピーベーコン、薄っぺらくてしっとりしたパンケーキ、ふわふわのワッフル、香ばしいハッシュドポテト、クリームチーズを贅沢に塗ったベーグル、ついおかわりしたくなる薄いアメリカンコーヒー。
朝ごはんを制するものは、アメリカの食を制する!というくらい、アメリカは3食の中で、朝ごはんが一番美味しいと思っている。
ブレクファストミーティングやサンデーブランチなんて言葉もアメリカから生まれたくらい、アメリカでの朝ごはんは、ランチやディナー以上の価値がある。
一昔前は、ベタベタだけど、アメリカはハンバーガが一番美味しいと思っていた。けれど毎日食べるとあきてくる。それに比べ、ベーコン一つをとってもカリカリにする文化、ポテトもちょっとカリッとさせたり、卵はしっとりとスクラングルやオムレツにしたり、一つ一つがシンプルだけど、こだわりの感じられる。
何よりバリエーションが素晴らしい。パンケーキでもホイップクリームがたっぷりのった甘いものから、ベーコンにメイプルシロップをかけたような甘じょっぱいもの、トースト一つでも、ホワイトブレッド、ホールウィート、ライ麦ブレッドように種類が豊富、また自分スタイルに組みわせができるアメリカならではの朝ごはんは飽きがこない。
そんなアメリカの朝ごはんのスタイルは、エッグズシン、サラベスなど、日本にも有名店が進出しているほどで、行列も絶えない。エッグベネディクト、グラノーラ、アサイーボウルなど進化したアメリカの朝ごはんをどんどん日本でも食べられるようになってきている。
最近では、出張で訪れたアメリカのオレゴン州では、サードウェーブコーヒーの走りとなったくらいコーヒー文化が色濃く、そこで食べる朝ごはんとコーヒーは最高に美味しかったし、やっぱりアメリカで朝ごはんを食べると、アメリカに来ている自分に酔いしれることができる。
何より朝ごはんが美味しいと1日がとっても豊かになる。
普段は慌ただしくて食べない朝ごはん、アメリカでは毎日早起きしてでも食べたくなる。