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39,ガラッと対立を終わらせる!

あなたも正しい

人付き合いの難しさについて、
『人とのお付き合いは「冬山のハリネズミ」のようなもの』
という話を聞いたとき、大きなヒントになりました。

寒いから2匹のハリネズミがひっつこうとすると
お互いの針があたり、近づくと痛い。離れると寒い。
お互いチクチクやりながら、痛くなく、あったかい距離感を見つける。
でも、ハリネズミによって針の長さが違う。
人付き合いは、まるでハリネズミの関係のように難しい。
人はちょっとしたことでぶつかり合う。
それは性格とは関係なく、持っている「針の長さ」が違うからなんですね。

「自分が正しい」とお互いが思っていたら、
意見が衝突したときに血みどろになる。
特に話の内容がアイデンティティに関わるようなことだと、
全力をかけて戦うことになりますよね。

困ります。
相手に嫌われたくないからといって、こちらから負けを認めるのもつらい。
かといって相手に強引に負けを認めさせるのもつらい。

どうすればいいんでしょう?
正解は、「どちらでもない方法」を選ぶことだと思います。

・パターン1
こちらは「A案じゃないかな」と言う。
すると相手が「B案じゃないかな」と反論してくる。
(さあ戦うぞ~)という姿勢できている相手に対して…
「B案、あるかも!」。
相手の「正しいと思う立ち位置」からモノを見てみるんです。
「なるほど、あなたがB案だと言っている意味、わかるな~」
とその人を全面的に理解して、肯定する。
その上で、「しかし、私の立ち位置から見るとA案も正しく見えるんだよね」とA案も正しく見えることを伝える。
あなたも正しいし、私も正しい。
これはあなたと私のアイデンティティを戦わせるのではなく、
案と案を戦わせるという方法です。

・パターン2
「ぼくはA案だと思う」「いや私はB案だと思うな」「A案だって!」
「A案かも?」「え?」潔く、一度相手の案がいいと肯定します。
するとあまりの潔さに相手も
「ホントにA案かな?」の不安が宿る場合があります。
「え?ちょっと、待って!もう少し、考えてみようよ」
相手から提案をもらえる流れができるかもしれません。
もしくはあとで「しかし、B案もあるかもね~」と
譲歩してくれる場合も多々あり。

・パターン3
「ぼくはA案だと思う」「いや私はB案だと思うな」
「A案だって!」「あなたがそう考え出したのっていつ頃なの?」
「ぼくは高校の頃からそう思っている」
「高校ね。そう言えば、高校時代はたしか野球部だって言ってなかった?」
「そうだけど」「ポジションは?」「ピッチャーだったよ」
と話をどんどんそらしていく方法。
議論の場から、世間話へ展開。
「別にこの結論、ここで出さなくていいだろう」っていう
場面にぶつかったときに有効です。
話の内容はどうでもよくても、
世の中には議論好きな方も多いですから(笑)。

いずれにしても、重要なのは意外と会話の内容じゃない。
実は表情とか、身だしなみとか、声のトーンとか、
その人自体がかもし出す雰囲気とかの方が、
コミュニケーションとなって多くの情報を伝えています。

(たわいのない話ばっかりだったけど、あの人、好きだな~)
ということなんですね。

言葉以外のコミュニケーションは、心の中の風景が大きく左右します。
未来はステキです。輝いています。
あなたと会えてうれしい。あなたも輝いています。
そんな風に心の中の風景を明るくすることで、
現実のコミュニケーションも明るくなりますよ。


ガラッとPOINT
ぶつかったときは、うまく引き分ける。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~


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