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【書評】宝くじで1億円当たった人の末路
・宝くじで高額当選した場合、高額商品の購入に走ったり、普段と異なる行動に陥りがち。結果、当たる前よりも貧困になるケースが多い。
・宝くじは当たっても、当たらなくても末路はマイナス方向。ハイリスク、ローリターンであることには違いない。
・宝くじを買うなら、ルンバを作るべき。
(ルンバは、構想だけ練って販売は海外企業。ローリスク、ミドルリターンを狙ったもの)
・キラキラネームを付ける親は、自分が学生時代に個性をだせずに育ったケースが多い。
だから、子供には個性を尊重して育って欲しいと思って付けるのだが、結局は「いじめ」や「就活での苦労」を背負うことになり逆効果。
・事故物件は物件の構造上、事故が起きやすいという事例が多いからそもそもオススメしない。
(交通網の悪さから、病院にいきにくい、救急車がなかなか来ない場所など)
・日本では、昔から自分の家をもってやっと一人前と言われていたが、持ち家を持つリスクは大きい。近所に変な人が来る可能性、家を引っ越すことができないなど、自由に行動できなくなる。
(実際、東日本大震災で被災にあった人々は、保険の適用範囲が狭い事から持ち家のローンを今でも払い続けている。)
・友達がいない人がダメだと言うことはない。日本は、昔から集団主義で、周囲と群れる傾向にあるが、そこに安住してばかりいると、自分を持つことができない。また、昼ごはんを同僚、友達を食べない人はダメな人という記事もあるが、そのようなことはない。
孤独な人は、自分と向き合い自分のスキルを高めることに専念すべき。そうすれば、集団でいる人よりも良い人生を歩める。
・バックパッカーを続けた人が希望の会社に入れる可能性はかなり低い。また、バックパッカーを何十年もやり続けた人は社会一般的に「変わり者」であるケースが多く、話が合わないこともある。だからといって、バックパッカーがダメなのではなく、自分で責任をもって選択することが大事。
・50歳の人が45年ニートをして95歳まで生きるには、最低5000万円必要。
・首をポキポキならす行為は他機能に損傷を与えてしまうことがあり、非常に危ない行為
・睡眠時間は人それぞれ。自分にあった睡眠時間を選ぶ。
・東南アジアのホームレスに新たな動きがあった。それは、自国に車が走り、リッチな家がたったりすることが多くなり、自国を誇りに思うようになったこと。だから、今の仕事を一生懸命して日本の経済を回すことが貧民の援助に繋がる
・教育費貧乏は結果として親子共倒れになる。また、幸運にも子供が高学歴になれたとしても、親が貧乏なのに子供だけ幸せというケースも少ない。
・日本は仕事のやり方、生活の仕方、その他すべてを見直す時が来ている。だから、旧来の価値観で物事を見て突き進むのではなく、「人それぞれ」と考え、自分のやりたい道に進むようにすべきである。
【感想】
宝くじのことだけでなく、色んなケースの末路について語った本です。
また、「末路」とついてるから全て悪いケースを語っているのではなく、良い末路についても記載があります。
それぞれのケースについて専門家と対談形式で内容を進めていきます。内容は非常に濃いです。
また、「テレビの世界で呼ばれている専門家はテレビが面白くなるような発言しかしないので、半信半疑で見るのが一番」というお話についても「確かになー」って納得いく論理でした。
この著者が一番伝えたかったのは、色んな「末路」があるけども、人の生き方に「基準」はないから、それぞれの人生、自由に生きていこうという事です。
色んな書店の目立つところに置いてあるので、是非読んでみましょう!