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弱みを隠して強がる癖をなくしたい

なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか?

最近愛読している本です。

「自分の弱さを隠す仕事」に多大な労力を費やしていないか?

帯に書かれている言葉ですが、グサッとくる言葉。

なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか?を読みながら考えたことを、まとめてみました。

「弱みを隠して強がる」癖について

普段の仕事では、強く振る舞おう、弱みを見せないように行動しようと思いがちです。どんな組織にも評価が存在しますし、成果を出すことが求められるので当然です。

経営思想家ドラッカーも、強みのみが成果を生むと書いています。

強みは成果を出すためには大切ですよね。

でも、自分たちの仕事の実態は、強さと向き合っているというより、ただ強がっている時の方が多いのではないかと思っています。

自分たちは、無自覚に、「弱みを隠して強がる」癖が身についてしまっている気がしています。

その反自然的な行為がストレスになり、硬直化した組織が生まれる原因になってしまうのではないかなと。

組織で成果が出にくい時は、強がり状態に陥っている感覚が強くあります。

そもそも、組織がパフォーマンスが高い=生産性が高い時の心理状態ってどんなものなのでしょうか?

Googleが発見した、最も成功しているチームに共通する5つの特性

すでに研究があります!

Googleが生産性の高いチームと低いチームの違いは何か? を解明するプロジェクトを行っており、その中で下記のエピソードが紹介されているのは有名な話です。

↓↓↓

チームリーダーが、自分が大きな病に犯されていることをメンバーに伝えたところ、メンバー間の関係性が単なる役割を超えたものとなり、チームの求心力が高まった

メンバーが日常生活での心配事や自分の弱みを共有するチームの方が、そうではないチームよりも生産性が高くプロジェクトの成功確率なども高いことがわかった

Googleの研究では、心理的安全性が創造的な仕事をするためには大切だと発表されています。

チーム(部下)をもつ人は、こちらのマネージャー向けガイドは参考になると思います。

心理的安全性は研究のエビデンスからも重要そうです。

では、心理的安全性はどのようにつくり出すことができるのでしょうか?

「弱さ」と向き合う時間と場をつくり「強み」を引き出す

本を読みながら考えた、組織やチームの中で、人の弱みと強みそれぞれとの向き合い方についてです。

結論としては、弱みと向き合う時間と場をつくることが大切ということ。

お互いの弱みと向き合うことができれば、心理的安全性が生まれ、強みを活かし合える関係になるということです。

まずは弱みを共有する時間と場をつくることから。

無理に強がることはやめて、弱みと強みを両方とも共有して、創造的に連携することにチャレンジしていきたい!と思っています。

この他者との関係性を築き、働くことができれば、組織の隠れた潜在能力は引き出せるのではないかな・・・?

そんなことを、なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか?を読みながら考えてみました。

誰かとペア読書をしたい本です。

尊敬する濱口秀司さんのツイートに、「弱点」って大事だよねと書かれていました!たまたま発見!

ヒーローには弱点、悪役には欠点、名脇役には難点がある。弱点も欠点も難点も無い人はエキストラ。https://twitter.com/hideshione/status/1076410832286756869

自分の弱点も、他者の弱点も、どちらも受け入れられる心の余裕と強さを持ちたいところです。

最後に↓↓↓

弱さを共有するためのインクルーシブデザインという方法

2018年、毎月19日にインクルーシブデザインワークショップを開催してきました。

インクルーシブデザインとは?
リードユーザー(自分たちの場合は視覚障がい者)をデザインプロセスに巻き込むことで、多様なニーズを満たすプロダクト・サービスをつくることを狙いとしています。

ワークショップの内容は、こちらのnoteに書かれています↓

視覚に障がいのある人と一緒に、多様な人が使いやすいデザインとは何か?多様な人が働きやすいオフィス環境とは何か?などのテーマを考えてきました。

インクルーシブデザインでやってきたことは、弱さを共有し合い、理想の組織を模索するプロセスそのものだったなと感じています。

これからも、自分の「弱さ」、他者の「弱さ」、組織の「弱さ」・・

色々な「弱さ」と向き合いながら、創造的な仕事をしていこうと思います!

毎月19日は、これからもワークショップを開催していく予定ですので、もしご興味ある方は、気軽にご連絡ください!


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