
35歳からのウソ日記120『BOSEが教える悟りの道』
2020年9月25日
音楽を24時間営業させている。
私はいつでもどこでも音楽を聴いていたい。
なので通勤はもちろんだが、仕事中も寝ている時にも音楽を流している。
起きたと同時に気持ちいい音楽が耳に流れ込んでくる心地よさは中毒性すらある。
すごく酔っ払って記憶がないのにメイクはいつもちゃんと落としていると不思議がっている女性と同じで、どんだけ飲んで帰ってきても必ず音楽を流すことを忘れていないくらいだ。
しかしそういった時は流す音楽を選ぶほどの余裕はなく、運が悪いと朝起きた時に激しめの音楽が流れており、二日酔いの頭痛を音楽が手助けしてくるという場合もある。
それでも音楽を聴いていたいと思っている。
ジャンルは特にこだわりもなく、音質なども良いに越したことはないが、それよりも聴いているということの方が大事だ。
聴くというよりは浴びるイメージである。
優しい音楽を浴びるのが最近の私の中でのトレンドだ。
優しくあびる。
あびる優さんも同じ感覚をお持ちなのかもしれない。
勝手に急に強引に親近感を覚える。
今までは電車通勤していたのだが、今日から自転車通勤に乗り替えた。
自転車と同じタイミングで購入したのがBOSEが出しているサングラスで音楽が聴けるというBOSE FLAMES ALTO。
私はロン毛なのでBOSEを好んで買っている。
坊主がBOSE買って全身同じブランドで固めている人みたいになる VS ロン毛がBOSE買っているの戦いだと後者の方が個人的に好きだからという理由のみで買っている。
音質とかが理由ではない。
初めは誰が必要とするんだろうと思った商品だったが、自転車でイヤホンだと危険度が上がるのでサングラスならもってこいだと思い購入。
音楽は大事だが、安全はさらに大事だ。
私は爆音で聴きたいとかいうこともないので音漏れなどの心配はないし、そもそも自転車ならある程度大きい音で聴いていても大丈夫だろう。
通勤するのがワクワクドキドキしたのは久しぶりだった。
思ったより自転車通勤with Bose Flames Altoは楽しかった。
帰る時も同じように楽しめると思うとまたワクワクドキドキしてしまい、仕事は上の空になり、ときどきワークワークになっている。
早く帰りたいと強く思ったので、気持ちを切り替え仕事を早く終わらせるという方へ持っていき、そして早く終わらせた。
そこで自分の浅はかさに深く落ち込んだである。
夜は暗い。
夜にサングラスで自転車に乗るというのは危険すぎる。
よく聞く例えである、武器を持たず裸で戦場にいるようなものだ。
音楽を聴けずに帰らなくてはいけないのか。
お先真っ暗である。
危険を冒してでもサングラスをかけて帰るのか。
これも違う意味でお先真っ暗である。
私にとっては人生最大の2択だった。
24時間ずっと音楽を聴いている私が選んだのは、
サングラス。
を後ろにかける。
人生に抜け道はあるのだ。
BOSEから悟りの道を教えてもらったのだった。
完
それでは また あした で終わる今日 ということで。