35歳からのウソ日記112『上を目指すのに適しているのは何番?』
2020年9月17日
小学生の時、夏休みの宿題を計画的に終わらせる奴とギリギリになるまでやらない奴とそもそもやらない奴の3人で仲良しだった。
1、毎日少しずつ宿題を終わらせていき、夏休みが終わる頃にはしっかりと完成している。
夏休み中にイレギュラーなことが起こり、どうしても宿題に手をつけれない日があるかもしれないというのを想定した上で宿題計画を立てているために、ぴったりと終わるようにはなっていない。
2、目の前のことしか見えないために宿題という存在が目に入らない夏休み前半。
後半戦になってくると宿題が頭の片隅に存在し始めると同時に親から宿題はやったのかと聞かれ、これからやるやるという誰も騙せていないやるやる詐欺を行い、結局最後の最後にどうにか宿題を終わらせる。
3、宿題なんてやる必要ないという意見を貫く。
やらないと怒られると分かっているのに自分の考えに真っ直ぐなため、最後まで宿題をやらずに、違う何かに夏休みという時間を周りが見えないくらいに没頭し、宿題以上に大切で大事な経験に費やす。
大体の人はこの3つのどれかに当てはまるのではないだろうか。
そして小学生の時から今に至るまでずっとそのままのタイプで生きてはいないだろうか。
私は2番の子供だった。
1番多いと思われる2番。
2番目は1番。
1番少ないと思われる3番。
何が何番か分からなくなりそうである。
とにかくよくいる2番のやつだ。
類は友を呼ぶという言葉があるが、私の場合は少し違ったのかもしれない。
この3つのタイプが同じ部類に入るとは思えない。
何か違うところが似ていたのだろうか。
いずれにせよ、彼らとは3人で今でもずっと仲良く遊んでいる。
腐れ縁とでもいうのであろうか。
腐れ!縁!って書くと本当に縁を断ち切りたいように見える。
本来はどういう使い方かは知らないが、腐れ縁は恥ずかしさを少しだけ滲ませた良い関係性のことだと思う。
私の中で損をするのは1番のタイプで、得をするのが2番で、そういった概念がないのが3番だと思っている。
1番は圧倒的に頼りにされるし、頼り甲斐がある。
2番はギリギリにならないと動かないために、1番を頼りにする。
3番は自分の世界があるから関係ない。
夏休みの宿題も2番の人は1番の人に見せてもらう努力をするので結果的に楽に宿題を終わらせることができるのだ。
そして2番という性格だと周りに分かってもらえると、あいつはそういうタイプだから仕方ないなと思ってもらえると得をする。
頼み方だったり、それ以外の部分で性格が悪かったりするともちろん助けてくれる人はいなくなってしまうので要注意だ。
私には兄がいるのだが、彼は完全に1番のタイプであり、2番タイプに頼られ損をしているなと弟である私は小さい頃に思った。
なので私は計画的に2番のタイプであることを周りに印象付けて得をしているのである。
私は1番タイプなのだ。
完
それでは また あした で終わる今日 ということで。