酷くなる認知症

今日は午後から、バアさんの認知症の進行度検査だったわけだが、連れて行こうと降りると異様にションベン臭い。

キリキリ頭が痛くなる臭さで、バアさんが横になってる部屋は、布団や毛布、介護ベッドのマットまでシミのようになって濡れている。どころか、玄関からトイレ、廊下に至るまで、ちょこちょこと濡れている。

昨日、ヘルパーさんにキレイにしてもらったのに、どうしてすぐにこうなるのか。そんなにションベンが出るのか。

見ればジャージパンツを履いた上にオムツを(しかもまた3枚重ねてる)中途半端に履いてて、靴下も片一方だけ。それがオカシイこともわからなくなってるようだ。

臭くて汚くて吐き気がしたけど、背中は着てるもの全てがションベンで濡れてるし、仕方なく全部脱がせてオムツから履かせた。

手はあげないものの、腹が立って腐ってつい声を大きくしちゃったけど、こんなバアさんを見てると、いくら親を嫌っても、結局、脳出血から片麻痺という無様な身体になって、ここに戻って来てしまった自分のこれまでの歩みを呪いたくなる。俺の今までの人生ってマジで罰ゲームなのか。

こっちまでいろいろとやる気をなくす。どうでもよくなる。自覚できる激しいストレスを感じる。孤独で押し潰されそうになって、どこかに出たくなる。

ホントに老いは早い。突然やって来るものだ。

バアさんの様子が親父に似てきた。家にいる時は気力なくほぼ横になってるし、俺が作っても食べなくなった。喜怒哀楽も、表情も乏しくボーッとしてることが多くなった。多分死期が近いと思う。今年持たないかもしれない。

行き付けの診療所に連れて行って、MRIから血液検査、簡単なテスト等、検査をしたけど、結果は2週間後だな。

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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。