介護で分かった無常
先程、ケアマネさんが訪問、来月の予定表を持って来てくれた。
親父から続く、段々と壊れて衰えて行く両親を見て来て、やっぱり一つの歴史が終わって、また新しいことが始まるという、人間の次々と移り行く営み、つまりは“無常感”を、本や映画等で知るよりも、ダイレクトに感じているという話をした。そこに携わる介護という仕事の素晴らしさも。
どんなに欲や一時期の感情で抵抗しても流れが止まることはない、それこそ絶対的なものだ。そこに乗っかって流れてるからこそ、美を見出すことも可能なのだ。
たった4年間余りの介護体験だけど(まだバアさんは続いているけど)、両親を世話するだけでも、教えられて来たことは多い。そういう意味では、結果的に、こんな環境を与えてくれた両親に感謝なのだ。いっぱい感情的になって苦悩して哲学する材料をくれたからね。
思えば、“片麻痺”という障害を負ったことも何かの意味があるのかもしれない。
本や映画等、様々な表現に接する中でも“接し方”みたいなものが拡がった気がする。
ウチの担当のケアマネさんは以前、関西の方で精神医療に関わった経験もある。壊れた人間と接する中で多分得たものも大きいと思う。俺の話しもよく理解してくれる。
やあっと飯だ。↓
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