「世界」

民放「クレイジージャーニー」で興味を持った佐藤健寿(ケンジ)氏の“重い”写真集。

自然の風景、建物・人工物、人物と“奇界遺産”らしき写真の数々。説明を一切加えないで写真のみ。

世界は狭くても、めっちゃ広いなぁ。

臭い立ってくるような肉薄した人の表情がある一方で、人工物は、もちろん人間が作ったものなんだが、人間を疎外するような質感を帯びてしまうのはなぜだろう。そこで、朽ちて廃墟になってくると、また人間性を感じてくる。

アートの写真のことを知らない俺でも全て興味深く見れた。素晴らしい。

アート写真には、圧倒的に被写体が面白い場合と、凡庸な被写体でも陰陽を活かした技術で魅せる場合とあるんじゃないだろうか。佐藤氏は前者だと思うが、面白い被写体を見つけ出す特異な才能があるよね。

話題のウクライナの写真もいっぱい。

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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。