あーあ、俺って

還暦を迎えるに当たって、完全に、独りになった気がしてる
悲しみは、どうして、こんなにも心を傷つけるのか
自分を正当化するしか術がない
死にたくなるけど、死にたくはない
相手が死ぬのはかまわない
恥ずかしいから、死んでくれとも願う
人を変えるなんて土台無理なこと
人のことはわからない
だから、勝手に想像して期待した自分のバカさ加減に深く傷つく
気付いていたなら、さっさと手を引けば良かったけど
結局、ずるずると長引いた
いつものことだけど
10年もだ、10年もだよ
そっと号泣するしかないだろう
涙を出して声をあげるしかないだろう
崩すことのできない、大きな岩のように固い、古い不埒な自分の心を
深く、深く、穴が空くほど見つめて、絶望するしかないだろう
優しい言葉をかけないでくれ
立派な言葉で励まさないでくれ
この世界から悲しいことなんてなくなればいいのに 
また、この世からいなくなるまで、誰にも言えない秘密ができてしまった
恥ずかしいことが増えてしまった
この悲しみは引き出しの中に閉じ込めておこう
振り返ることはないけど、ちゃんとした思い出となるまで



「愛は平和ではない、愛は戦いである。武器の代わりが誠であるだけで、

それは地上における、最も厳しく激しい、自らを捨ててかからねばならない戦いである」


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。