醜い所業

バアさんの大抵のボケは流してきたけど……。

先日、ヘルパーさんが来てくれて、大量にあったバアさんの服や靴等の整理を手伝ってもらった。

優しい俺は一つ一つ、これはまだ着る、これはもう着ないと本人に確認して、半分以上減らした。それでも、もう一生着ることはないと思われるものがほとんどだけど。

かなりスッキリして本人もやっと断捨離をわかってくれたと思ってたら、後日、違うヘルパーさんに「お母様が、ヘルパーさんが私の服を勝手に持って行った。私は何も言えなかったと言ってましたが、大丈夫ですか?」と聞いた。

ヘルパーさんじゃなく俺が主導で本人に確認しつつ整理したのに。そのヘルパーさんも来づらくなるだろうに。

烈火のごとくムカついた俺は、手は出さないけど怒鳴りまくってやった。バアさんは俺を見ることなく落ち着きなく手を動かしながらシュンとしてたが、ホントにわかってるかどうかはわからない。

このバアさん、前にも近所の人に「ありがとうございます。すいません。本当に」と調子の良いことを言っといて、影で散々悪口を言ってたし、俺の悪口を言ってたのも聞いている。

それはいいとしても、ほとんど何もできなくなって、醜い独占欲とひがみ、嫉妬だけは肥大している。脳の中でいったい何が起こっているのか。主体性も責任もなく、ほとんど他人に依存してきた人間の末路だろうか。猿蔵みたく「今度やったらコロス」と言いたかった。

まだまだ老人の醜い所業に悩まされそうだ。

4年前のこと↓

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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。