「倫敦塔・幻影の盾」
・漱石を読む(やっとこさ、もうすぐ全文庫読了か 笑)。
漱石ちゃんの初期短編を7つ。
短編だからとなめてたら、初期だし、漢文?のようで理解するのが難しくて、「もうええ!」と途中で投げ出したくなった。
幻想文学のようで多分一番有名な「倫敦塔」は、「余」(本人)が留学中にロンドン塔を見学、いろいろ思いを巡らす内に、かつての囚人たちが夢のように現れるが、下宿に帰ったら主人にその幻想を打ち砕かれて、二度とロンドン塔なんか行かねえとむくれる物語だけど、次の「カーライル博物館」「幻影の盾」も似たような感じで、理解するのに時間がかかるがなぁ。
夢の話なんか加えずに、普通に紀行文を書きゃいいのに、漱石ちゃんくらいの天才になれば、それも許されないのだろう。
「琴のそら音」は比較的に読み易くて、しつこく迷信深い雇われババアが出てきて、後期の漱石節を予感させる小品だと思う。
あとは…懐古調の文というか、ただ読み辛くて文字だけを追ってるようになっちゃった。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。