認知症

また認知症の両親に苦労させられる夢を見ちまったが、思えば、認知症の始まりと思われる出来事は、父親は小銭の計算ができなかったことで、母親はやたらとそこらにつまずくことだった。

父親は、テーブルに出した小銭について「いくらある?」と聞いたら、一枚一枚数えるけど「わからん!」と投げ出した。母親は、とにかく同じところに何回もけつまずいて「痛いっ!」って声を上げてた。まさに、認知できなくなってるのだった。

それから、父親はあれよあれよと認知症が進んで、すぐに寝たきりとなったが、母親は、夜中に家の中を徘徊する、ファミレスでトイレに行けない、連れて行ったら今度は帰って来れない、シートベルトができない、マトモに食べる事ができない…他、徐々にできない事が増えていった。

夜中の2時か3時ごろ、騒がしいと下に降りたら、カーテンを開けて、明かりも煌々と、テレビも付けて(サーッとノイズだけ)、母親が台所で調理、父親がソファーで雑誌を読んでたこともあった。2人して時間の感覚がわからなくなっているので、愕然と絶望的な気分に陥ったものだった。

俺も近い将来…うー考えたくはないね。

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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。