「サイコパスの手帖」

お手軽本。

「言ってわかる奴は、言わなくてもわかる。言わなくちゃわからない奴は、言ってもわからない」by古川ロッパ

基本、ガイキチにまともに対応できるのはガイキチだけだ。

ガイキチつまりサイコパスは、フツーや常識の基準がズレているのは当たり前だが、決して自分をオカシイとは思ってない。自分は違うという認識があっても、個性などの良い方向にしか解釈しない。

そんな彼らと議論でもしようものなら、そのうち、ひょっとしたら俺の方がおかしいのぢゃ?と思わざるを得なくなるだろう。

俺は、自分の、自分を痛めがちな、気の小ささから来る過剰な優しさや気の使い様、細やかな神経に嫌気が差しつつも、その反面、怠慢から来る図々しさやチャランポランさ、急に冷たく白けるなどの気質を持っていると思うが、時折、プチ・サイコパスではないだろうかと思うことがある。

まあ、どんな人間も、フェテシズムまでいかないでも、どこかしらオカシイところ(個性に昇華できるもの)を持っているものであり、そんなに気にするものでもないと思うが、ここで語られるのは人に害を及ぼすものだから、やはり付き合うのは憚れる。

サイコパスの本質は変化を恐れることであるという。どんなにろくでもない状況にあったとしても、慣れて馴染んでいるらしい。メンドクサイから変わることを嫌うのだ。そんな自分を肯定して承認するためにアイデンティティ化する。そして、それを否定する他人を徹底的に攻撃するわけだ。


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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。