【後編】台湾を夢に見る
こんにちは、ともかです。この記事では『私の春休み台湾滞在記』を2部に分けて書いています。前編が未読の方は、そちらのチェックからお願いします。今回はその続きからスタートです。
魯肉飯屋さんで昼ご飯を食べた後は、近くを少し散歩しました。すると、何だか賑やかい路地を発見。そこにはたくさんのお昼ご飯屋さんや軽食店が軒を連ねていました。さすがに昼ごはんを食べた直後でお腹いっぱいでしたが、すぐ目の前から漂う香ばしい匂いにつられて『芝麻糖餅』という胡麻餅を購入。中に餡子が入っていて日本人なら誰でも好きになるような味がしました。さらに路地の奥まで進んで行きたかったですが、次の予定が迫っているのでMRTで市内を移動します。
お昼からは、普段お世話になっている留学会社の事務所に伺いました。私がお世話になっている留学会社は台湾にオフィスがあるので、スタッフさんとは今回初めて顔を合わせます。待ち合わせまで少し時間があったので、近くにあった薬局で日本に忘れてきたメイク道具を調達することに。しかし、ここでも店員さんの中国語がほとんど分からず、『不用(いらないです)』とだけ言っていたら会計が終わっていました。とりあえず半年後からの生活が不安で仕方ないですね。
その後しばらくしてから、留学会社の事務所に到着しました。私が最も会うのを楽しみにしていた台湾人の先生は出張中で不在でしたが、他の台湾人スタッフさんには無事に挨拶ができました。すると、会社の代表である日本人の方から『ともかちゃん今から一緒に軽食食べに行こうよ』との誘いがあり、(すでに満腹でしたが)昼ごはん第2弾を食べに行くことになりました。
近くのローカルフード店に入り、何やらメニューにはない物を注文してくれました。パワフルで台湾人特有の雰囲気を纏ったおばあちゃんが抱えて持ってきたのは海老の水餃子。熱々の湯気に気をつけながら、ひとくち食べるとその美味しさに大感動。皮がもちもちで海老はぷりぷり。とにかく最高でした。あれだけお腹いっぱいだったはずなのに、台湾のご飯が美味しすぎていくらでも食べ続けらるのが不思議です。食後には『ともかちゃん、この付近にある包子とタピオカも食べたほうがいいよ』と言われて、お土産にその2つも買ってもらいました。両手いっぱいに幸せを抱えて、私は事務所を後にしました。
その後は再び学校訪問に戻ります。次に行く学校は台北中心部から少し距離があったので、タクシーに乗ることに。前日の疲れもあり、海外のタクシーで寝るという大失態を犯しましたが、メーターは無事正常に作動しており、約400円ほどで到着。都会から少し離れているので不便ですが、とても静かな環境に魅力を感じました。1時間ほど滞在しましたが、疲れがピークを迎えて早々に退散。17時ごろに滞在ホテルがある西門町へ戻りました。西門(シーメン)は台北の原宿とも呼ばれており、若者の街という感じです。少し散策してみると、麵線(ミェンシェン)で有名なお店までやってきました。ここでも麵線が何かよく分からずにとりあえず買ってみる。ほんのり優しい味のする『にゅうめん』のようなものでした。中にはホルモンも入っています。ついでに可愛らしい西門町の風景も載せておきますね。
ホテルに戻って少し荷物の整理をしていると外が暗くなってきました。今から遠くまで行く気力も食欲も残っていないので、近くのお店で豆花(トウファ)を食べることに。これは日本でも流行ったので知っている方も多いはず。スープが胃に優しく染み渡ります。この時点でお部屋に包子とタピオカが残っていたので、外で食べるのはここでストップ。台北らしいネオンに照らされた夜道を歩きながら帰路につきました。
荷造りをしてから秒で寝落ちした日の翌朝。その日は、色々あって台湾に着いた時に送迎してくれた台湾人の友達が台北を案内してくれることになりました。留学時代に知り合ったその友達は、英語と日本語も話せるので、昨日に比べて安心感が半端ない。まずは有名な朝ごはん屋で30分行列に並ぶところから始まりました。ここでも食べたいものが多すぎてたくさん注文した結果、朝から満腹です。やはりダンピンと豆乳が絶品でした。
朝食後は少しだけ私の大学訪問とお土産選びに付き合ってもらい、昼ごはんはあの有名な『鼎泰豐(ディンタイフォン)』で小籠包ランチ。お気づきの方もいると思いますが、この日は昨日よりも食メインの旅程になっております。小籠包は言わずもがな感動的な美味しさ。他にも鶏肉の酒漬けや酸辣湯を食べました。メニューは日本にある鼎泰豐とほぼ同じです。おそらく。
友達と喋りながらゆっくりご飯を食べていると、もう時刻はお昼の14時。私の帰国便は同日深夜26時だったので、台湾に滞在できるのもあと少しになってきました。しかしここで、外は雨が土砂降りに。観光地に行くような天気でもなく、急遽予定を変更して台湾のスーパーに行きました。私は海外のスーパーに行くのが大好きなので、しばらくお菓子を見ながら雨が止むのを待ちます。買い物を終えて再び外に出ましたが、一向に雨がやむ気配はありません。あの台北101の頂上すら厚い雲で覆われていました。結局何もできないまま、私たちはとりあえず喫茶店に入りました。台湾の滞在時間が残りわずかになってから見事に雨が多い台北のトラップにハマりましたね。
時刻はまもなく夕方18時。すると天気が次第に回復してきました。夜は予定通り、友達と夜市に行きました。台北の夜市だと士林夜市が有名だと思いますが、私の希望で今回はあえて別の夜市へ行くことに。台湾は圧倒的にバイク社会なので、ここまでたくさんのバイクを目にしてきましたが、友達がバイクを出してくれることになり、私も台湾で初バイク(とは言ってもタンデム)。生暖かい風がめちゃくちゃ気持ちよかったです。そんな今回訪れたのは、饒河街観光夜市。大きすぎず小さすぎない規模がちょうどよかったです。とは言っても、かなりの店数があります。
友達におすすめを聞きながら、気になったものを食べ尽くしました。まずひとつ目は胡椒餅。台湾で1番美味しい胡椒餅屋さんとも言われるお店でひとつ購入。それから、私がずっと食べたかった牡蠣オムレツも食べました。この牡蠣オムレツが本当に美味しくて、もちもち食感と甘いタレがクセになります。ただし、屋台で食べる牡蠣オムレツには少し注意が必要です。胃腸が弱い方はやめておくほうが無難かと思われます。私は食べましたが、大丈夫でした。あとは、何かよく分からない豚肉スープも食べました。八角の香りがなんとも台湾らしかったです。
続いてスイーツ編。まずはヒルナンデスでフワちゃんが大好物だと言っていた『トマト飴』を購入。名前の通りトマトの飴ですが、私はあまり得意な味ではなかったです。夜市ご飯のラストは、湯圓(タンユエン)と呼ばれるお団子かき氷。甘いソースがかかった氷と一緒に団子を食べます。新感覚スイーツという感じでとてもおいしかったです。下に写真を載せますが、食べかけが苦手な方はスルーをお願いします。ちなみに団子の中身は黒ゴマでした。夏にぴったりですね。
夜市を楽しんだ後は、いよいよ台北の街ともお別れです。その日の夜も友達に空港まで送迎してもらい(本当にありがとうの気持ち)、帰りは深夜2時の便で帰ります。夜中の12時ごろに空港に着きましたが、航空会社のカウンターが非常に混雑していて、かなり長い時間待たされました。ようやく手続きを終えて、保安検査場の前で友達とお別れです。なんだかんだ台北に知り合いがいるのって本当に心強い。『次会うときは中国語だけで話そうね』『本当にありがとう』と伝えて、最後に握手をしました。ひとり旅ではありましたが、今回は色んな人の優しさに助けられました。台北のノスタルジックな雰囲気や親切でパワフルな人々、そして美味しいご飯の全てが大好きです。しかし、ここで眠さのピークを迎えます。飛行機に乗る前も乗った後もすぐに寝てしまい、次に目を覚ました時には中部国際空港に到着していました。
今回のひとり旅を通してして感じたことは、
といったところでしょうか。期待と不安が今から入り混じっていますが、とにかく『今できることを全力やろう』と思いました。相変わらずふっ軽旅行になりましたが、とっても楽しかったです。『ともかちゃんご飯食べ過ぎじゃない?』というコメントは受け付けませんので、よろしくお願いします(笑) 無事に進学できることを願って今回の記事は終わりにします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!🇹🇼🌿