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「あなたに寄り添う服」10年目がスタートします。

ブランドSjunde himlen.事業として走り出して2024年11月で10年目突入。
こつこつと積み重ねてきた「あなたに寄り添う服」としてのヒムレンの服たちとその歩み。どんな10年目にしようかな?♪いろんなことを想像していますがどのシーンでも「それを楽しむあなた」=服を手にしてくださる皆様のお顔が浮かびます。


oto designとして開業して。

すっかり秋模様。作る洋服も中厚地のコットンリネン楚材に、暖かさを感じる風合いのものが増えてきています。
さて季節が変わると毎年、その季節にあった出来事を思い出しませんか?特に出会い別れのシーズンの春、そして道を彩る木々の色味も変わって体感温度もグッと変わるこの季節秋は記憶に強く残ります。 
秋は、暑くて気持ちが外に向く夏を超え寂しさが増すような気持ちにもなりますが、その分ファッションは重ね着で楽しめるアイテムが増え、寒さをカバーするかのように濃色を取り入れることが多くなり楽しい季節とも感じています。
今はSjunde himlen.のブランド発信を中心に昨年からはじめた染めブランドnatural dying Clawl.の制作と芽室町にあるショップHIMLEN07store.の運営を中心に活動しておりますが、10年前11月10日にoto design.と名づけて開業したのが始まりです。


「音符が散りばめられみたいにモノ、コトを届ける」

2016年秋撮影のもの

元々は専門学校を卒業前からファッションショーとライブを企画して作品を作ってはショースタイルで発表してきたのは何度かnoteでも書いてきましたが、事業の[oto design.]についてはあまり語ってこなかったかもしれません。

実はoto … は自分の名前の頭文字をとったものでもありますが「音」の意味も込めています。音楽が好きで高校生の時から足繁くその町のライブハウスに通いそこが遊び場だった私。
音楽、というより「ライブ」が好きなのですがなぜじゃあ私ってライブが好きなんだろう、、、って考えたことがありました。それは「その瞬間」にしかない素晴らしい時間だからだ!と。
それから音楽ライブだけならず、全てのことは「今この瞬間」の連続。だということに気づいた時、どんな瞬間を重ねていくか?が大事だということを強く思うようになりました。どんな瞬間を重ねてきたかで自分の人生のが彩られていくんです。 

元々好きなもの、惹かれるものがはっきりとしていてそれを強く追い求めることを大事にしてきた自分ですが『じゃあ自分がつくり提供するものは?』と思った時にも音楽が奏でられたその瞬間みたいな、心の中に「音符がちりばめられたみたいに」心がふっと軽くなったり、「その1着があることで明日が楽しみになる」その方の日々に寄り添う服として提供していこう。その想いを込めてoto design.と名づけました。
また、それは広がり、イベントを企画するときも、お店をするときも〜
そこにいらしたお客様が心地よい時間を味わうことはもちろんのこと、イベントでは出店くださる出店者さまや関係者さんが「これがあって楽しい瞬間が増えた」とおもえるように、が、組み立ての柱となりここまで進んできた、まさに自分の事業のコンセプトとしてしっかり立つものになっていきました。



Sjunde himlen.として作り続けていま、届く言葉たち。

最初の撮影はこれを含むたったの5コーディネート。今思うとおとてもすくなったなあと振り返ります。しかしとても気に入っています。かわいいと思うお友達が着用してくれて、当時大変お世話になっていた美容師さんにヘアメイクにご協力いただき撮影しました。これがカタログとなりいろんな方の手に届き、百貨店での催事出店なども決まりました。

偶然にもそこから数年たち事業が10年目となる今年、産後の復帰戦で6年ぶりにその百貨店で出店がありました。その時、、、8年前くらいに一緒に出店した作家さんが服を選んでくれてこんな言葉をくださったんです。
こんなに時が経っても素敵なものを作れるってすごいよ!!欲しいって感じるから買うんだからね!」と。
すごく嬉しく励みになる言葉でした。
そのあとも、なぜかこの時期来店くださるお客様や出会う方からたくさんのメッセージをいただきました。
『数年まえに購入したものがすごく形が綺麗で今度はオーダーしたくて!』
『(市内のチラシに載ったのをみて)あなたの店だとピンと来て楽しみに来たんです!』

何年か経っても覚えてくださったり、「〜がよかった」と声をくださること。それは確実に「その方の日常の中で服が寄り添い馴染んでる」からこそ感じるものがあるのだろうなあと。また、たくさん着すぎて、、とポケットのお直しや、お直しを頼みに来て長く着てくださる方もおります。 
たくさんものが溢れる世界の中でSjunde himlen.の服を選んでくださる方々にいつの時も感謝を感じています。ありがとうございます。



流行に左右されない服として。

2016
2017
2017
2017

コンセプトは長くあなたに寄り添う、なので天然素材を使用しています。
天然素材は着る方に馴染み形が少しずつ変化していくし、洗い方、アイロンなどすこし手間がかかる場面もありますがそのように丁寧に扱うことで5〜6年着られるんです。
そんなふうに服に限らず「物と向き合う」ということ自体も今や40代になった私としては大切にしてお届けしたいことの1つになっています。

また形も流行に左右されないものを。とデザインしています。というより、あまり計算して作ってはいなくて、単純に「来年はこんな色こんな形を着たいなあ」と私が感じたり「あの方にこれは似合いそうなあ」とときにお客様を思って閃いた形を型に起こしてみたり。そんな感じでつくっているのですが、、、「シンプルで美しいもの」が好きなわたしが作るもの、として自然に一貫性が生まれていればいいなあと思っています。

ずらりとこれまでとくに初期撮影した服たちの写真を並べましたが、今年はそれを楚材と形をアップデートしつつベースはその時のデザインしたもので、新作として並べてみれたらと考えています!

裏起毛素材を袖に施して異素材の暖かいカットソーをつくった2016秋




通過点としての10年目だけど楽しい大きな一瞬も作りたい。

今年スタートしたばかりの今のお店のなかにはいつもカラフルでかわいい、作家さんの作品やセレクトしたデザインアイテムが並んでおりますが、オーダーメインだった洋服も店舗があるおかげで季節ものはその場ですぐ購入できるものが増えました。
振り返ると事業を立ち上げたとき「○ねんがんばるぞ!!」とか明確には思っていなかったし、企業さんが掲げているような「100年続くブランドを」みたいな意識もあるわけではありません。持つべきか?というのもあるかもしれませんがまず、ここまで「女性の起業」として支えてくださる支援機関や取り上げてくださるメディアの方も含めいろんな方の支えあって、下から積み上げる形でここまでこれたなあと感じています。

だから「一生懸命過ごしていたら10年経ってた」という感覚の方が正しい感じがしています。

そんな「通過点である10年目」だけれども、でも出産も挟み10年やってこれた、ということにはしっかり向き合って多いに感じるものを感じるべき歓喜深い出来事でもあるので、なにか楽しい1年にしたい。ともくもくと今イメージを広げているところなのであります。


ヒムレンが企画するどんなことに参加したいですか?

2023 7月森でのマルシェイベント3回目開催の模様

外でのマルシェイベントはコロナだったから開催したもの。今年はやっておりません。その時々自分しかできないことだったり、「これだ!」という大切にしたいものとリンクした時に新しいことをやりたいとおもっています。
去年は店舗を持たずに「毎月イベント」にチャレンジしました。お花や美味しい食べ物、その時々の季節ものと共に貸しギャラリーを借りて企画しました。

わたしにとっての節目なので、みなさんにとっちゃ知ったこっちゃないかともおもうのですがw リクエストがあるならば、どんなことをしてみたいですか??どんな企画があったら嬉しいですか?
10年のあゆみのなかで素敵な作家友達も増えたし、美味しいものを作る飲食店の方やお菓子を作る方、また多方面にいろんな方とのつながりもできました。せっかくなので2024年11月からの1年はファッションをキーに楽しい日々、新しい時を提供していくという柱は持ちつつも、さまざまなものを創造していきたいっておもっています。
↓お答えフォームも作ってみました。リクエストなど気楽に送ってください〜

ということでずっとこういうことを書きたかったんですが10年目を迎える目前でも通常運行で日々程よく忙しくしているのでやっとnoteにまとめられました。w  これからも「made in hokkaido」のアパレルとして。量産はしない「クラフトアパレル」として手仕事が見える発信を続け、この時代に「洋服を作ってお届けすること」の意味を自問しながらも走り続けていきたいとおもいます…!!!
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。


イベント出店など月のスケジュールはつねHPにて更新しています

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ブランドアカウント @luke_sjundehimlen
ショップアカウント  @himlen07store  
で発信しています。

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