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第十六話 フリー・アズ・ア・バード
1996年、渋谷の街角。
僕とミキは、久しぶりに二人だけで歩いていた。
すれ違う人々の足音、カフェから漏れる音楽、ビルの隙間から見える夕日。それらすべてが、どこか曖昧で遠い記憶のように感じられた。
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