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「糖質=悪」なのか?

糖質の働き

糖質は体の主要なエネルギー源です。

同じエネルギー源である脂質やたんぱく質と比べると、
エネルギーをすばやく使えるという特長があります。

また、脳では血液中の糖質(ブドウ糖)が主なエネルギー源なので、
他の栄養素にはない重要な役割を果たしています。

糖質は、主に炭水化物から摂取します。
食品でいえば、米やパン、麺類など、主食となるものに多く含まれます。

糖質が不足すると

糖質が不足すると、いわゆるスタミナ切れの状態になり、
体を動かした後はぐったりと疲れきってしまいます。

スタミナの元は、糖質からつくられるグリコーゲンという物質です。

筋肉中や肝臓に蓄えることのできるグリコーゲンはわずか数百グラムであり、
激しい運動の後などには、ほとんどなくなってしまうこともあります。

すぐにバテてしまうという人は、糖質が不足している可能性があります。

グリコーゲンが足りなくなると、筋肉中のタンパク質がアミノ酸に分解され、
そこからブドウ糖をつくってエネルギーに変えます。

慢性的な糖質不足は、筋肉の衰えにもつながるので注意が必要です。


また、集中力が著しく低下することがありますが、
これも糖質が足りなくなっている証拠です。

血糖値が下がると、脳への主なエネルギー源であるプドウ糖が不足してしまい、
脳が働かなくなり、ぼーっとしてしまうことになります。

トレーニング時の糖質補給

トレーニング前

まずトレーニング前ですが、
トレーニングの2〜3時間前に糖質を含んだ十分な食事を摂ると、トレーニングに必要なエネルギー源となる筋グリコーゲンの量を高めておくことができます。

これにより、トレーニング中のスタミナが持続しやすく、
運動強度が高いトレーニングもこなしやすくなります。


逆に、筋グリコーゲンが不足している状態だと、
筋肉を増強するためのエネルギーが備わっていないため、
トレーニングで適切な強度まで追い込むことができず、
筋肉を成長させることが難しくなります。


空腹の状態でトレーニングをするのはなるべく避けましょう。

食事が取れない場合は、
ドリンクやゼリー飲料などでサクッと糖質を摂るようにしましょう。

トレーニング後

トレーニング後は体内のエネルギーが枯渇した状態となります。

筋肉中のエネルギー源の回復は
トレーニング後約1時間付近がピークといわれます。

筋肉を作るためのタンパク質とともに、
エネルギー回復のための糖質を合わせて摂りましょう。

トレーニング終了後に速やかに糖質を摂取することで、
筋肉の分解を抑制してくれます。


トレーニング後のプロテインに糖質を混ぜて飲んでも良いですし、
おにぎりやバナナなどの軽食を摂るのもオススメです。

トレーニング中は?

トレーニング前に糖質をしっかり摂れていれば、
そこまで必要ではないと考えています。

トレーニング時間が長くなったり、
強度が高くてスタミナ切れを感じるようであれば、
糖質入りのドリンクを飲みながらトレーニングすると良いです。


ダイエットをすると真っ先に制限されがちな糖質ですが、
「糖質=悪」ではありません

糖質を味方につけて、健康的に体づくりをしていきましょう^^

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