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人からの信頼を失うという事

先週末、鬱と診断された同僚のヒアリングを行った。
年始から今まで、彼の課長はどのように彼への接し方を
改め、彼にどのように効果が出ていたのか。

結果、特になし。。。

だよね。ってなる。
彼の精神状態は、年始より少し良くなっていた。
それは、彼の課長の意識が改善されたからではなく
彼の業務の辛い工程だったり苦手な工程から抜け出したからだ。
彼も自分の精神状態をわかっていて、「ちょっと薬をやめてみようかな」
と思うことがあるそうだ。
だが、薬をやめると、やっぱり寝ることができず
生活がしんどくなってしまうのだそう。

そして、今でも、彼は、課長に特に望むことは何もないという。
課長に助けを求めたとしても、相談に乗ってもらえるわけでもなく
逆に違う方向のアドバイスを受けたり
それを100%自分のせいのようにされたりれば、そりゃそうだろう。

完全に、彼の課長は、彼からの信頼を失っている。

「信頼とは、失うのはすぐだが、信頼を得るのは長い年月がかかる」
というのは本当だなと思う。
恐らく、彼の課長は彼からの信頼を取り戻すことは、ほぼ期待できないだろう。

部下からの助けにも応えられず、
部下のミスは部下のせい、部下の手柄は自分の手柄
そして、自分もできない事を必死でやってくれている部下の
点数を平気で付けれる管理職って、どうなんだろう。

上下関係と上下の役割がある組織の中なので、
評価があるのは理解するが、
本来、人を評価するってそんなに簡単なことかな。
それを、プログラムのように
まるで計算の答えを弾き出すかのように、評価できるのは
なぜだろう・・・


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