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流木

 こんにちは トモチカです。
 今回は 9月19日に観賞した映画4本と久々原仁介(くくはら じんすけ)さんが書かれた「海のシンバル」という小説のお話をします。

  9月19日 本当は ホタルさん  終わらせなければならないことがあったのですが  台風14号で気が乱れ 元気でなくなり 映画を見ることにしました。
 Amazon Prime Video で映画鑑賞しました。次の4本になります。

  1. 海街diary

  2. 風の電話

  3. ブラック校則

  4. 浅田家!!

 一本目の海街diaryは 評価が高い中から選びました。"浅野すず"ちゃんという活発な性格の中学生の女の子が香田三姉妹に拾われ、鎌倉で居場所を見つけるという話です。「生きてるのはみんな世話がかかる」と言う言葉が印象に残ります。助かる命、拾う命もあれば失う命もあります。いつか皆死んで行きます だからこそ愛おしい 大切にされる居場所が欲しいのです。
 ラストシーンで「すずはここにいていいんだよ」という言葉が 私もそういうこと言われたいのかなと 思いました。
 クジラ型の家で暮らしてます。 ホタルさんとも一緒 私はホタルさんしかよく知らない。 ニンゲンの世界で 大切な居場所を見つけたい。

 海街diaryの後に久々原仁介さんよりDMが飛んできました。拙作「海のシンバル」を "うおとホタル"さんにぜひ 読んで頂きたいと。

  このDMから 東日本大震災関連の映画を見ることに決めました。
 「風の電話」はそんな東日本大震災で 両親を奪われた"ハル"さんという女子高生のお話です。
 彼女は広島で暮らしていましたが 叔母が倒れ、 仙台の大槌町に 行きたくなりました。 広島の土砂災害の現場で「 なんで全部奪うの」  と泣き崩れる彼女の姿は 印象に残ります。 時に襲われそうにもなりますが、森尾さん という男性に助けられます。 とにかく演技が場面場面でそういう表情になるよねって自然で、出てくる言葉も捻りが少ない、風の電話はそれがいい。
  彼女が本当の名前を告げたのはたった一回でしたが、大槌 へ行く時間の中で唯一自分に許可を出せた人なのかなと思うと うるっときます。
  最後の電話のシーンも感情が籠っており見ごたえがありました。

 3本目の映画は ブラック校則です。 風の電話で"ハル"さんを演じたモトーラ世理奈さん 繋がりの作品です。厳しい校則 お前たちはダメだと言われても 生徒には 懲役3年になる。人間関係、同調圧力、様々な縛りを乗り越えた先にFreedom(フリーダム)はある。インターネットの海、溺れては自分の腕にフィットする流木を掴み より安全な場所を目指そうとします。でも 一番安全な場所って自分ですよね。その自分が 身動き取れないんじゃ、力で取っ払いたくなりますよ。

 4本目の映画は「浅田家」です。  浅田家というのは 写真家・浅田政志さんが出している写真集の名前で家族の夢が詰まっています。家族全員を巻き込んだ「写真家になる」という夢、強い思いを宿せばいつか叶うと伝えてくれました。最初から順調だったわけではなく、 初めは「浅田家」を見せても「 ただの家族写真じゃねーか」と 突き返されました。 不貞腐れても支えてくれる人が見つけてくれて、 チャンスは絶対逃さない、 あと自分なりの価値基準を持ってるのも良かったです。
  東日本大震災の被災地に直接行って写真返却の手伝いをしているときに内海家に会います。 最初は 父親が亡くなったと知り「撮れないよ」と返しました。 しかし閃きを得て 直接お話し、笑顔にしたかった相手が笑顔になった家族写真を撮ることができました。

  東日本大震災の映画を 見るうちに、 流木のイメージが出来上がりました。 大自然に抗いようもなく流される 流木の姿。どこへ辿り着くのでしょう。
"まどおーむ" うおとホタルさんが作る予定の団体の名前です。どこに行きつくのでしょう。
流木を転々と掴んでいた日々もまた過ぎ去った時間になり、まどおーむの代表として立ちます。ホタルさんは現実の延長戦を終わらせると闘争心を見せています。
がんばれー…¥-( <> )-¥ …

9月20日の朝に小説「海のシンバル」を読みました。
ホテルマンと利用していた女子高生「R」さんとの文通を記録したお話です。
シンバルの音の書き方…こんな表現があったのかと驚かされました。
思い出の音を抗えようのない怪物に奪われる喪失感、立場上深く踏み込めないというもやもや。
日本の片隅で響いていたと思わせる音でした。
気になる方は下記の書籍化クラウドファンディング企画より確認をお願い致します。

https://camp-fire.jp/projects/view/543507

以上になります。
うおとホタルさんが書くお話が待ち遠しい トモチカです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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