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自慢できるものがひとつもなかったわたしの人生に奇跡が起こった話

はじめまして

こんにちは。ともちと申します。はじめましての方もそうでない方も、アクセスしてくださってありがとうございます。
これは、どうしようもなかったわたしの人生にたった半年で奇跡が起こったお話です。

後述しますが、このnoteを公開するのも本当はすっごくすっごく悩みました。半年の間に起こった奇跡を誰にも何も言わないでおこうかと思いました。

でも、自分に自信が持てなかったわたしが、10年以上願っていた夢の中に、今いること。特別なHow toはないかもしれないけれど、もしこんなわたしの話で少しでも誰かの心に小さな光を灯せるのなら、そんな幸せなことはないなと思いました。


だから、聞いてほしいです。目次だけでもいいので読んでほしいです。
結論だけみてくださる方は目次の「さいごに」をクリックしていただくか、下までスクロールをお願いできたらと思います。


自慢できることがひとつもなかった人生

自分で言うのも悲しいけれど胸をはって自慢できるようなことは、これまで特になかった。賞状だってもらったことはないし、ずば抜けた能力だってない。

可愛くなりたいなあ…スタイル良くなりたいなあ…と容姿を思うのはいつものことで。自分に自信はないし、おしゃべりだってきっと下手くそ。どちらかと言わなくても、見下されることのほうが多かった人生のように思う。

悔しくて眠れなかった夜も、悲しくて涙が止まらない日も、どうしてわたしはこんなに上手くいかないのだろうと、全てが嫌になる時もあった。
ほとんどがそんな日ばかりだった。

不器用な自分に嫌気が差すのは毎度のこと。だから「自分を好きになる」ことは永遠に無理な気がしていた。そんなマインドでもがいても、当たり前だけれどなかなか上手く行かなかった。可愛いあの子や、人気者のインフルエンサーは今日もキラキラ輝いて見えて。平々凡々な代わり映えのない生活をしている自分と比較して落ち込んで。あの手この手を試して必死で過ごしている。

きっとわたしだけではなく、多かれ少なかれ誰もがそういう経験をしたことがあるのだと思う。そこからどう立ち上がるかは本人次第だと分かっているけれど、自分で予想していたよりもどうやら人生はハードモードらしい、と理解するまでにはずいぶんと時間がかかった。

SNSを開けば毎日誰かが成功していて、チームを組んで面白いことを仕掛けている。みんなは目まぐるしいスピードで進んでいくのに。それなのにわたしは……。

行きたいと目指す場所は、その存在を疑うくらいに程遠く。地方に住む何の取り柄もないごくごく普通のOLだったわたしは、自分ひとりが永遠に置いてけぼりで何も成し得ていない人間のように思えた。

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それでも、こんなわたしでもたったひとつだけバカみたいに信じきっていることがあった。それは、14歳のわたしを救ってくれたハワイで働き、暮らしたい。できることならメディア関係で発信をして、今度はわたしが誰かの力になる。というものだ。(14歳のわたしを救ってくれたハワイの話は別件で・・・)

こう言うと必ず決まって「英語できるの?」、「現実を見なよ」、「結婚や出産はどうするの」、「貰い手なくなるよ」などなどの言葉が飛んでくることを知っている。アラサーにはなかなかキツイ言葉である。

それでも、諦めなかった。惨めでみっともないくらいに「ハワイで暮らして働く」ということにしがみついた。だってやりたいんだもの、仕方ないじゃない。とはいえ、コネもツテも何もない場所と関係を持つということは、何をどうしたらよいのかさえ分からない。だから「夢を追ってるよ」だなんて、そんなかっこいい言葉は到底口に出せなかった。

ただわたしは自分が運の強い人間だと思っていたから、「きっといつか。きっと、必ず」と、心に念じることは忘れなかった。

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そうしたら……奇跡が起こったのだ。これは出来すぎた夢なんじゃないか、って今でも思うくらいの奇跡が。


2018年11月3日、忘れないあの瞬間

この日わたしは、あるメールを待っていた。朝早くからメールボックスを開いては何度もなんどもページを更新する。緊張からとても喉が乾いて、手汗は止まらなかった。

だって今日は、結果がくることになっていたから。ずっとずっと大好きで、行きたいと願っていた会社からの合否結果が。

わたしはこの時地元企業に勤めているOL。仕事内容はとーーっても細かくて集中力がいることだったけれど、人間には慣れという能力が備わっている。平日定時までは会社員、それ以外の時間はライターやモデル、イベントのお手伝いなどのお仕事を通じて色々と活動していた。

そんなOLのかたわらでライターやモデルとして活動を続けていたけれど、それで食べていけるほどではなく。それでも記事を書いている時は楽しいし(取材やロケも大好き!)、作ったものが世に出るときはいつだって嬉しい。自分が作ったものが誰かの手に渡ることの喜び、これはOLの事務仕事では感じられないやりがいだった。

わたしが関わり出来上がったものを通じて、その先でそれを手にし見てくれた方々に幸せな気持ちが訪れて欲しい。笑顔を作りたい。おこがましいけれど、そう思ってしまうのだ。


運命の結果は「内定と決定しました」

あんなに朝から待っていたのに、メールを受信してからしばらくは本文を開けなかった。1度パソコンを閉じ、冷たいお茶を求めキッチンへ向かう。右手に冷蔵庫から取り出した麦茶、左手には透明なグラス。机にこぼれたそれを見て、上手に注げないのは自分の手が震えているからだと気づいた。

やっと掴んだハワイへの道。その先がつながっているか否かの結果が、この一通のメールに記されているのだ。緊張しないわけがない。次から次へとあふれてくる不安な気持ちを、注いだお茶と一緒にひと思いに飲み干した。その後、パソコン周りを整頓しデスクをふきんで綺麗にして、もう一度願をかける。結果はもう出ているのに、祈らずにはいられなかった。背筋を伸ばして椅子の上に正座して、ゴキゲンな音楽でも口ずさんでみれば震えは治るかとも考えたけれど、そんな余裕は到底なかった。

意を決し、神様どうか……と手を合わせたあと。何度か深呼吸をし、マウスを握りメールを開封する。震える手は、もうそのままでいい。


「内定と決定しました」


………。


ひとりで大きな声で泣いた。もう大人なのにわんわん泣いた。開いたままのメール画面に向かって「ありがとうございます!」と何度も繰り返して泣いた。夢じゃないか確認するために本当にほっぺたをつねるだなんて、漫画の世界だけかと思っていたが、その時の私には「紛れもない事実を感じること」が必要だったのだ。そうこうしているうちに、ふと突然、このメールは幻覚なのではないかと心配になった。念のため1度ログアウトしてからもう1度ログインしメールを読み直す。


やっぱり「内定」の文字が見えた。

嘘じゃなかった。「紛れもない事実」だった。願っていたハワイへの道は、途切れていなかったのだ。ひとしきり泣いたり喜んだりしたあと、メールの画面をスクショしてお気に入りのマークをつけて画像フォルダに大切にたいせつに保存した。

綺麗にしたはずの机の上には、涙と鼻水にまみれたティッシュがたくさん散らばっていた。

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(その時大切な人に送ったLine)


そしてハワイへ

わたしが内定を頂いたのは、雑誌とウェブを発行運営しているハワイのメディア会社。

うそみたいだ……。長年願っていたことが、ついに叶ったなんて。

14歳のわたしを救ってくれたハワイで働き暮らしたい。できることならメディア関係で発信をして、今度はわたしが誰かの力になる。

ハワイはわたしの夢だった。わたしを救ってくれた地だった。ボロボロだったあの頃のわたしに、居てもいいんだと感じさせてくれた場所だった。

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人生は、願っているすべてが叶うとは限らない。知っているけれど、努力は報われてほしいし、夢は掴めると信じたい。「頑張れば夢は叶うよ」なんて耳障りのよい言葉だと言われるけれど、それをばかみたいに泥臭く追いかけた先には、やっぱり嬉し泣きでくしゃくしゃになった笑顔があってほしいと思ってしまうのだ。

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きっといつだって隣の芝はとっても青いし、きっとどの道を選んだって悩みは出てくる。それでもわたしが大切にしたいのは、諦めないこと。

もしその言葉が強すぎてしんどければ、夢や目標を思い続けること。そして、1センチでもいいから初めの一歩を踏み出してみること。忘れないようにしたい。

やっとスタートラインに立たせてもらったばかり。偉そうなことは言えないし(もちろん言うつもりもない)、自分がいつも出来ているかと言われれば答えはNOだ。自慢じゃないけどわたしの心は割とよく折れる。何度くじけそうになったかわからないし、もう立ち上がれないと思ったことも、未来にひとつの希望も見えない時も数え切れないほどある。

その度に、支えてもらい、手をとってもらい、救いあげてもらった。


オンラインサロン「旅と写真と文章と」のおかげで今がある

旅と写真と文章と(通称、旅しゃぶ)は、灯台もと暮らし創刊編集長の伊佐知美さんが主宰するオンラインサロン。その名のとおり「旅」と「写真」と「文章」をキーワードに世界中から集まった仲間が、わいわいと交流できるコミュニティグループだ。(公式HP


2017年12月にスタートしたこのサロン。わたしは初期メンバーで、ここでたくさんの大好きな人たちに出会えた。伊佐さんをはじめ、オンラインサロンに居たことで出会えた方々には、何度お礼を伝えても足りないだろう。



好きなものを好きと言える環境、頑張れと応援してくれるメンバーたち。わたしが目指す暮らしを既にされている方や、出会ったことのない職業の方。出身も年齢も好きなものも違うのに、そこは本当に暖かい空気が流れていて、みんなのおかげでわたしは自分の夢を口にすることが出来るようになったし、頑張ろうと思えた。

ずっと仲間がほしかった。出会って1年しか経ってないのに、「東京に行くよ」と言えば、忙しいのにわざわざみんな駆けつけてくれる。コーヒーショップを巡ったり、乾杯をしたり。「カメラ買いたいな」と言えば、プロのカメラマンたちが親身になって教えてくれて、電気屋さんに行けば優柔不断なわたしに嫌な顔ひとつせずにカメラを一緒に選んでくれる。

雨の中、カフェの場所を変更してまで待っててくれておしゃべりしてくれたり、神楽坂の美味しいお店に案内してもらったりもした。ハワイではこんなことしたい、という目標を話したら、どうしたらそこにたどり着けるかcafe Kailaでアドバイスしてくれた。

こんなわたしなんかのために、わざわざ時間を作ってくれるみんなのことが本当にほんとうに大好きで、感謝している。だから東京から帰る新幹線は、いつも涙が止まらない。夢を叶えることができたのは、みんなにたくさん応援してもらったから。


公開を悩んでいた理由

さて、このnoteは公開するか本当にほんとうに悩んでいた。いろいろな理由から、とある人に自分の状況を知られたくなかったのだ。でも、わたしは自分の大好きな人たち(このnoteを読んでくださっているみなさん)に、伝えたいと思った。「ずっと願っていたことが叶ったよ。たくさんの方に応援してもらったおかげだよ。みんなに追いつけるようにわたしも頑張ってくるからね」って。

ハワイに行くのは今生の別れじゃないけれど、日本にいる時よりみんなと会える機会は減る。それなのに「行ってきます」も言わずに空を飛ぶことは出来ないと思った。

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もしかしたら、このアカウントも見つけられてしまうかもしれない。また嫌がらせをされるかもしれない。その恐怖は消えないけれど、わたし史上最大のこのハッピーな出来事を封印することになってしまうなんて、悔しいじゃないか。

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人生は選択の連続だ。なにが正しくて なにが間違っているのか、ではなくて、自分の選んだ道を正解にしていくんだと思う。

わたしはずっと願っていた会社から内定を頂いて本当にほんとうに感謝しているし、みなさんのおかげでこの結果を頂くことができたと思っている。自分1人では到底たどり着けなかった。家族、友人、恋人、旅しゃぶのみんな、東京で出会えた方々、名古屋のフリーランスのみんな、内定を頂いた企業のみなさん、日本にいる時に在籍していた職場…。本当にみなさんのおかげ。感謝しかない。

先日オスカー賞を受賞されたオリビアコールマンさんのスピーチをお借り致しますが、わたしも本当にこんな気持ち。

“I have to thank lots of people and if I forget anybody I’m gonna find you later and give you a massive snog.”(本当に大勢の人に感謝していて、もし誰か(名前を言い)忘れたらあとで探し出してね。盛大にキスしてハグするから。)

引用:BBC NEWSより

これからの生活はもちろん楽しみだ。けれど、不安がないと言ったら嘘になる。経験が浅い分野だから迷惑をかけてしまわないか、英語もスキルアップしなくちゃ、ハワイと言ってもアメリカだから身を守ることを忘れずに……。それこそ数えだしたらキリがない。

でも、せっかくいただいたこのチャンスを全力で走り切りたい。長い間願っていたんだもの。もうダメだ〜、本当にもう1ミリも動けないよ〜。ってところまでやり切りたい。だから、怖いけど公開をします。全力でやり切るための第一歩。トラウマなんて過去の記憶に負けない。

でも、もし負けそうになったら、日々頑張っているみなさんのことを思い出させてください。そしてわたしも一緒に頑張らせてください。我ながら少し前になかなかいいツイートをしていたのと、レディーガガさんのスピーチが感動したので貼っておきます。



さいごに

と、いうことでわたしはハワイで暮らすことになりました。これからは、ハワイの情報や暮らしをリアルタイムで発信していけたらいいなと思います。どんなことが知れるとよいですか?かわいいカフェやレストラン、アクティビティ?それともリアルな生活や、お金事情、アメリカのビザのこと?

みなさんからのご意見を参考にさせて頂けたらと思うので、どんなことでもDMくださいませ。そして、もしよければフォローして頂けるととっても嬉しいです。

Twitter(@tomochaloha)


Twitterやnoteに夢を書くと願いが叶う、というジンクスがあるので、自分に対してのめちゃくちゃおっっっっきい夢を恥ずかしげもなく記します。(もちろん今は実力がないのは承知です)

・ハワイで新しいお土産(物でも体験でも)を作りたい!
・ハワイフェスを主催したい
・本を出したい!

ひょえええええ……。本当はこれ書くのも死ぬほどびびっています……。が、noteに夢を書いたら「ハワイで暮らす」ということが叶ったので、人生でやり遂げられたらいいなと思っています。フットワークは軽いのでどんなことでもお声がけしてくださったら嬉しいです。

とてつもなく長いnoteになってしまったけれど、ここまで読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。

スマートには生きられないわたしですが、これからもどうぞよろしくお願いします。そして、あなたの今日が最高にハッピーな日でありますように。


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