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命の循環を感じる、回向院の大銀杏
先日天国へと旅立ったほくちゃんのお見送りの時に、私たちを見守ってくれていた大銀杏。
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昨日お参りへ行ったところ、青々とした緑の葉が全て見事な金色に紅葉していました。
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初冬の柔らかな陽射しを浴びてキラキラと黄金に輝く大銀杏はとてもとても美しくて。
その黄金の大銀杏を背に、生きとし生きるもの全ての鎮魂と平和を祈る観音様が優しく見守ってくださっていました。
しばらく見ていると、黄金の葉がハラリハラリと風に吹かれてゆっくりと落ちてきて、足元も黄金色に染まっていきます。
枝を離れてゆっくりと落ちていく姿は、まるで命を終えて彼方の世界へと旅立っていく様にも見えて。
ほくちゃんの最期の日々を思い出しました。
儚くも美しく、胸を打つ光景でした。
これから大銀杏は、冬を迎え光を充分に浴びるために全ての葉を落とし幹だけになっていきます。
落ちた葉は土へと還り、また春が来て新芽を出すための養分となっていきます。
そうやって自然界は循環しているのだ、と改めて感じました。
始まりも終わりもなくずっと永遠に循環している。
そして人の命も、生きとし生きるもの全ての命も同じ様に循環しているのではないかと感じて。
感じたというか、確信して。
彼方の世界へと旅立つことも終わりではなく新たな始まりで、永遠に循環しているのでしょう。
その永遠に続く壮大な循環する世界のなかで、出逢えた奇跡とご縁が本当にありがたいなぁと感じて、暖かな気持ちで回向院を後にしました。