会ってみたら意外と大丈夫だった
犬が苦手すぎて、折角の里帰りが憂鬱なものに
なったらどうしようかと妄想して、数日に渡り
背中をぞわぞわさせていた私。
やだな…やだな…と思ってると
本当にそうなっちゃったりするもので。
(引き寄せっていいたくはない)
母の
「犬、来ちゃったよ〜笑」
という呑気な声と共にキャンキャンいう声が
畳の部屋を走り出した。
(マジか…はぁ〜…なんでよ…ちょいイラ)
まずは襖を全部しめた部屋に避難。
そのうちに弟が柵を作り始めて入れてくれた。
犬嫌いの姉のためではなくwww
畳で粗相をさせないためだそう。
柵の中にいるならと、ちょっと襖を開けて
顔を出してみる。
途端に吠えられる。
そりゃそうだ、お互いにコワイんだから。
徐々に間合いを取って、吠えられなくなって
近寄ってみた。
あれ?
意外とかわいい。
噛み付かないし、大人しい。
散歩に行くからと柵から出して、リードを繋ぎ
畳の上をウロウロし、私の背中を前足で触って
それからひざに前足を一瞬乗せて、向こうから
間合いをつめて来たので、背中をなでてみた。
できた。
触れられた。
大丈夫だった。
思い切ったチャレンジだった。
* * *
食わず嫌いが多いネガティブ人間なので、
好きなものより嫌いなもの・苦手なものが
圧倒的に多いのだけれど、一括りに嫌いって
決めつけずに、まずは見て聞いて触って、
それから判断するようにしよう。
「犬全般が苦手」って言わず、「苦手な犬もいる」
に訂正しよう。
でもやっぱり‼︎
大型犬とか吠えまくる犬とか噛み付く犬とかは
絶対無理なので、私の方へ寄せないでください。