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「プラットフォーム革命」感想 超成長企業のビジネスモデルが理解できる本

本書の著者、アレックス・モザド氏のYoutube動画をたまたま見たことがきっかけで本書を手に取りました。

昨年Facebookに買収された、あるベンチャー企業のことを調べているうちにモザド氏のYoutube動画にたどり着きました。動画では氏の著書が並んでいて、その中にタイトルが日本語の本があったので、早速Amazonで調べて購入しました。

本のタイトルは「プラットフォーム革命」。原題は「MODERN MONOPOLIES」で、初版は2016年5月31日に発行されています。

「プラットフォーム革命」では、Facebook、アリババ、Uber、Airbnbなど、今をときめく巨大ベンチャー企業に共通するビジネスモデル「プラットフォーム」について詳細に解説されています。

著者のアレックス・モザド氏が経営する会社は、プラットフォームビジネスモデルに特化したコンサルティング会社で、本では著者が過去のコンサルティング事例から得た知見を交えてビジネスモデルの解説をしています。

本書によると、ユニコーン(企業価値10億ドル超のベンチャー企業)の半分以上がプラットフォームビジネスモデルを採用しているとの事。

ベンチャーに興味がある人ならば「プラットフォーム」という言葉を聞く機会はそこら中にあると思います。けれども、プラットフォームが実際に何を意味しているのか本当に理解している人は少ないのではないでしょうか。

かく言う私も「プラットフォーム」という言葉を今まで何となく使っていた気がします。この本を読む前はプラットフォームをビジネスモデルとして認識しておらず、プラットフォームの事を規模の大きなビジネスの事だと思っていました。

プラットフォームをビジネスモデルの一つとして捉えると、現代の急成長企業の共通のカラクリが明らかになってきます。

プラットフォームを一言で説明すると、「作り手と消費者を繋げるネットワーク」の事です。プラットフォーム企業は、従来の製造業のように商品を作るのではなく、「ネットワーク」を生産しています。

例えば、Facebookはプロフィールとユーザーを繋げ、メルカリは出品者と買い手を繋ぐプラットフォームです。

ユニコーンの半数以上がなぜプラットフォームビジネスモデルを採用しているのか、なぜプラットフォームがこれほど流行りだしたのか、興味のある方はぜひ本書を読んでみてください。

一度プラットフォームという視点を手に入れると、成長企業のビジネスモデルがすっきり理解できるようになります。

私はこの本を読んで、自社のビジネスモデルをもう一度整理してみようと思いました。


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