骨伝導ヘッドフォンは音楽との付き合い方を変える
先日、ランニング用に骨伝導ヘッドフォンを購入しました。AfterShockzのAEROPEXというモデルです。私は普通のヘッドフォンも持っていますが、屋外、特に交通量の多い道路なんかだと、周りの音が聞こえないと危ないですよね。そこで、耳をふさがないタイプの骨伝導ヘッドフォンを試しに買ってみました。
数日間、普段の生活で骨伝導ヘッドフォンを使ってみて気づきました。これは、従来のヘッドフォンとは全く別のプロダクトだということです。
骨伝導ヘッドフォンは耳をふさがないので、装着中も周りの音は普通に聞こえます。骨伝導ヘッドフォンで音楽を聞いていると、生活の中でBGMが流れているような感覚になります。普通のヘッドフォンだと「音楽を聞く」感じですが、もっと自然に、背景に音楽が流れている感じです。
ただし、耳をふさがないゆえに、周りの音がうるさい環境では音楽が聞こえなくなります。たとえばセブンイレブンに入った時は、流れているコンビニ放送にかき消されて、音楽はまったく聞こえませんでした。
もし、騒がしい環境で骨伝導ヘッドフォンを使いたい場合には、耳栓を使うとよいです。私が今回購入したAEROPEXには、そのための耳栓が付属していました。
私は試しに普段使っている耳栓を装着してみました。耳栓をすると鼓膜に入ってくる音が遮断されるため、音楽だけが頭に鳴り響くようになります。普通のヘッドフォンよりも、周りの音の遮断効果は高いです。骨伝導ヘッドフォンと耳栓のコンボは、勉強やデスクワークなどで集中したいときには最強だと思います。もちろんランニング中に耳栓を使用するのは危ないのでやめましょう。
↑ストック買いしているモルデックスのメテオ(耳栓)で試してみた。
骨伝導ヘッドフォンを普段の生活に導入すると、バックグラウンドで音楽が流れているように感じて気分よく過ごせます。好きな音楽をさりげなく流せるので、家事や単純作業も捗ります。
また、スピーカーと違い、部屋から部屋へ移動しても音楽が聞こえなくなることはありません。例えば会社でトイレにいって帰ってくる時も、ずっと音楽を背景で流せるのは今まで味わったことがない感覚です。
骨伝導ヘッドフォンは「音楽を集中して聞く」というより、流し聞きするのに向いています。そうするとYoutubeで好きなアーティストの曲を選んで再生するよりも、Spotifyでプレイリストを流して聞く方が合っている気がします。
骨伝導ヘッドフォンは、従来のヘッドフォンとは違った音楽体験を味あわせてくれます。日常に音楽の彩りを加えたい方は、ぜひ1つゲットしてみてはいかがでしょうか。